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アラサーの"自己肯定感"の話


私にしては優しくてわかりやすい
タイトルをつけたもんだ。
まあたまにはいいか。

この自己肯定感というのは
いわゆる"自分に対する自信"のこと。

私の他のコラム記事を読んでくれた方は
なんとなく分かるだろうが、

『こんなの自分に自信がないと出来ない!」と
感じる人もいるだろう。


特にこれなんかはそうである。
自分に自信がない人が
自分の選択に自信を持てる訳がないのだから。
人の意見に流され、押しに負けてしまう。
そうなると一生"選ばれるのを待つ側"のままである。


自分に自信がある/ないというのは
恋愛においてめちゃくちゃ重要である。 

相手に対する全ての行動が
この『自信』によって変わるためだ。



皆それが分かっているから
【自己肯定感 高める】などと
ネットでいちいち検索するのだ。

面白いことに
元から自己肯定感が高い人というのは
『私は自信がある』と自覚していないが
自己肯定感が低い人は割と自分で分かっている
パターンが多い。

そして男性は女性よりも
圧倒的に自己肯定感が高い人が多く、
そのほとんどが行き過ぎていて自信過剰である。

外見も中身もビミョーな独身中年ジジイであっても
『俺はイケてる』と思うのが男なのだ。


だいぶ滑稽だが、これは私には救いようがないので
一旦置いておこう。





話を戻すが、
女性の自己肯定感がやたらと低いのは
過去に人に傷つけられたトラウマがあったり
自分と周りの人を常に比べていたり理由は様々だ。

その自己肯定感の低さは子供の頃に
何かきっかけがある事が多く、
相手は親や学校のクラスメイトだったりする。

まだ子供の頃であれば親の育て方によって
自己肯定感を根付かせられたのだが、
大人になるとそうはいかない。

自分の自己肯定感を親や彼氏が上げてくれる
などと期待するだけ無駄だ。

原因が何であれ、
自己肯定感が低いと恋愛面では
メンヘラ、モラハラ、依存体質になりやすく
自分自身もかなりしんどい思いをする。


かといって
"美容でキレイになって自己肯定感がアップ!"
という薄っぺらい行動指針を鵜呑みにするのも
やめた方がいい。

外側の入れ物が変わっても中身が一緒なら
全く意味がない。

ガチャポンのおもちゃをルイヴィトンの包み紙で
包んでも、それはガチャポンのおもちゃのままだ。



それでは本当の意味での"自信"は作れない。



だが日常の中で自己肯定感を上げる方法が
一つだけある。

それは

今自分の頭の中に浮かんでいる
『たぶんやった方がいいけど、どうしよう』
という項目をひとつずつやっていくことだ。



そんなこと?と思うだろうが
自分の日々の日常を思い出してみてほしい。


『これ、上司に言ったほうがいいよな』
『でも言ったら私まで巻き込まれそう』

『そろそろちゃんと運動したほうがいいよね』
『でも今日疲れたしなあ、明日も仕事だし』

こういう場面が日常には何個もあるはずだ。
もちろん私にもある。


『たぶんやった方がいいけど...』と考えるものは
基本的にちょっとしたリスクを含むため
みんな一度悩んで【しない】という選択肢を選ぶ。

この【しない】という行動の積み重ねが
どんどん自分を"出来ない人間"だと思い込ませる。


すなわち
自信がないから出来ないのではなく、
やらないから自信がなくなる。

"一度は頭に浮かんだのに、やらなかった自分"を
他の人は忘れても、自分はよーく覚えていて
それが後々足を引っ張ってくる。亡霊のように。


よく勘違いしている人がいるが
失敗することで自信が無くなるのではない。

やってみてそれが成功するかどうかは
自己肯定感には全く関係ない。

だから多少自分が迷惑を被っても
めんどくささを感じても、
直感でやった方がいいと思ったことは
行動に移すべきなのだ。

その場では自信を実感出来なくても、
1週間、1ヶ月と続けていくうちに
自然と自信がつき、いつしか
『私ならできる』という確信に変わる。

その自信を手に入れた頃には
自分の生活も、人からの目も
今とは全く違うものになっているはず。





ここでこんなに大口を叩いたからには、
私もやった方がいいと分かっていたけど放置していた
クローゼットの中を今から片付けようと思う。

毎年ゴミ袋二つ分の服を捨てているのに
ちょっと油断したらすぐ服でパンパンになる。

もし次のコラムの更新がなかったら
服の山に押しつぶされたと思ってほしい。