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DXブームは脱SESのチャンスかも💻

何やら言葉だけ異様に一人歩きしているDX。
勿論DXとはデラックスのことではなく、デジタル・トランスフォーメーションのことを言います。
デジタル・トランスフォーメーションで求められているのは組織の変革にデジタルがどう関わっていくのかって言うところなんですが、まぁ「変革の先に辿り着きたい姿」なんて描けてる組織は殆ど無かったりします。

さて、そうは言ってもDXは今、一つのブームであることは間違いありません。それはある意味で、2021年という年が一つのチャンスの年でもあります。
それはですね、SESからの転職のチャンスです。
これまでの働き方だとユーザー企業って「なんでもSIer丸投げ!」で通用してきちゃったと思うのですが、DXブーム以降はそこの在り方が少しずつ変わっていくんじゃないかと思うのね。それは今SESで働いている人にとっては、今後産業構造の転換期に備えて転職するのに、良い機会なんじゃないかなと思うのです。

🏢1年生から3年生を繰り返してもしょうがない

夢真HDの仕事をしていた時、同じ会社に派遣されていた先輩社員が「ここは1年生から3年生をずっと繰り返すよ」と言っていたのを思い出します。
多分SESも似たような構造なんじゃないかと思っていて、技術が身に付かないっていうのはよく言われてますね。
といってもまぁ、全くプログラミングやらない客先引いたならいざ知らず、プログラムをある程度書いてる現場で仕事できたなら、多少なりともスキルは身に付いていると思うんですよ。ただ、構造としては3年生で止まる人が多くなるのかもしれません。
これはDX以前からもそうだったとは思うのですが、SESはずっと身を置くようなものではないし、収入や福利厚生を考えれば転職は必要になるでしょう。余程ノー残業で帰れて居心地がいいなら別として、ですが。

💻DXブームには正直のった方が良い

2025年にIT人材は深刻な不足に陥ることが予測されていますが、デジトラ自体はブームとして行われてるものだと見ています。
これが長期的なブームになるか一過性になるかは見えていませんが、少なくとも2021年はDXブームになる年です。それゆえ「DX特需」と言って良いほど求人数は多くなるでしょう。
実際問題として、多くの組織で「DXの目指す方向性」は良くわかってなかったりするのですが、とはいえ「とにかくDXやれ!」なんて経営者側から言われている背景から、人材だけでも早く獲得したいと焦る企業はあるんですね、やっぱり。
SESで仕事してたと言うのは、ある意味で「IT未経験ではない」ので、現場を通してみたITの現実とか、大なり小なり業務で身に付いたスキルって言うのはあると思います。仮にその技術がレガシーだったとしてもです。
いくら構造的に「1年生から3年生を繰り返す」ってものだとしても、現場で全く学びが無いってことは無いと思うんで、そこは「自分がクライアントの立場ならこんな改善をしてみたい」みたいなものの観かたをすることもしながら、転職活動に乗り出すのも悪くはないと思うんですよね。

🌐ITとどう関わりたいのかも見つめ直そう

SESにいた人間が退職後、IT業界からも足を洗ってしまう、なんていう話も聞きますよね。
時に勿体ない話ではあると思うのですが、実際求人見てるとITはSESばかり目に付くからしゃーないって面はあります。
まぁ私なんかはプログラミングを業務でやりたくはないと思ってたんで、運用フェーズに就いてたりするわけなんですが、当然ITの仕事との関わりはプログラミングだけに限ったものではありません。
サーバーやネットワーク(インフラ)に関わることもあれば、運用設計に関わることもある。最近なんかはクラウドサービスも充実してきましたから、運用設計の重要性って益々上がってるんじゃないかと思います。
或いはセールスサイド(セールスエンジニア)に関わるって言うのもアリかもしれず、デジトラとの関わりは即ちITとの関わりの見直しです。
DXブームはSES脱出の大きなチャンスではないかと思うのですが、まだDXに対する在り方が良くわかってない組織も多い以上、転職前に「そもそも俺はITとどう関わりたいんだ」と自問してみるのは良いのではないでしょうか。

📱とりあえずミイダスは登録しとき

「DXブームという転職チャンスを逃すな!」
なんて言いつつも、やっぱり「いきなり転職言われてもなぁ」と考える人が大半でしょう。僕自身、付き合いの長いTwitter相互から転職薦められて直ぐには気乗りしなかったくらいだし。
なんで、僕のこのnoteに関しても「また大橋が戯言言ってるよ」程度に思ってくれていいです。
ただ、悪いことは言わないんで、ミイダスだけは登録をオススメします。
ミイダスは受け身の転職サイトなので、オファーを待って行動するシステムです。
取り合えず自分の転職市場における価値を知ることが出来る点と、今はまだ積極的に転職しようとまでは思ってない人が向いてると言えるでしょう。
プロフィールはちゃんと埋めて、取り合えず降ってくるオファーの年収を見ることで「俺にはこれだけの給料を貰える価値があるんだ!」と思えることが重要です。
今の常駐先に特段の不満が無い人は無理に転職する必要もないし、本格的に「俺は転職するんだ!」ってマインドセットができたら、キチンとITに特化した転職エージェントや直接応募による転職活動を行ってください。
IT人材の不足は長期的に続くでしょうが、DXブーム自体は一過性か長期的に続くかはわかりません。こうしたブームがあるときは採用の熱も入りやすいと思われますので、SESから脱出したい人は、ブームに乗ることも是非、視野に入れておきましょう。

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