見出し画像

2000年に残したい曲(VTR編)

2000年1月1日に放送された『ミュージックステーション ミレニアムスペシャル』。

テーマは「2000年に残したい曲」。


今回はVTR出演した、B`z、globe、藤井フミヤ、奥田民生、福山雅治、松田聖子、椎名林檎、浜崎あゆみ、広末涼子、松たか子、TUBE、TSUNKU(つんく)、安倍なつみ(モーニング娘。)、The end of genesis T.M.R.evolution turbo typy D(西川貴教)、Every Little Thing、19、Hysteric Blue。


 

B’z 

『レット・イット・ビー』ザ・ビートルズ(70.3)

稲葉:2000年に残したい曲。僕らの場合は、まあちょうど出会った時にですねえ、グループをスタートさせる…させようかどうかという時に、スタジオに入ってですねえ。セッション、軽く2人でギターと歌だけでやった曲があるんですけど、それがビートルズの『レット・イット・ビー』。この曲をですね、スタジオで2人で軽くセッションしまして。で、晴れてB’zというグループがスタートしたという記念の曲なんですよね?
松本:ですね。 


Self Favorite 『だからその手を離して』(88.9) 

稲葉:我々の曲で残したいものと言いますとですね、これもまあ、全部お腹を痛めて産んだ子どものようなものですから、”この子は残す、この子は捨てる”みたいな、そういうことはなかなか難しいんですけど。これもまあ、記念すべきデビュー曲、どうせだったらね。『だからその手を離して』という、ちょっとタイトル的には素っ気ない感じのタイトルなんですけど、この曲で僕ら11年前ですか?デビューいたしまして。これもまあ、記念すべきデビュー曲ということで、2000年に残していただけるとうれしいなという感じに思っております。 



globe 

Self Favorite 『YOU ARE THE ONE』TK PRESENTS(97.1) 

小室:2000年代にですね、残したい名曲を今日はですね。
KEIKO:そうですね。
小室:えーっとですね、『YOU ARE THE ONE』。これはですね、一回みんないろんな人に歌ってもらってこう『We Are The World』みたいにして作ったんですけども、そのあと奈美恵ちゃん…安室さんもですね、すごい気に入ってくれて歌ってくれてですね、一人の曲。もちろんglobeもアルバムの中でやってるっていうんで、こんなにいろんな人が聴いてくれる曲はないなと思って。これはもしかしたら、また歌いたいと思ってくれる人がいるんじゃないかなっていうので。

 

小室哲哉 Selection 『ライディーン』YMO(80.6) 

マーク:さあ、今度はですね、自分たち以外の。
小室:以外の。やっぱり日本人なんでですね、日本の名曲を残さなきゃいけないと思うんで。
KEIKO:素晴らしい。
小室:まあアレだろ、と思いきや。やっぱり影響という意味でですね、YMO。
KEIKO:YMOねえ。
小室:イエローマジックオーケストラ。日本ぽい名前ということで『東風』ですかね。
   スタッフの笑い声
小室:違う?違うか。じゃあ『ライディーン』?



藤井フミヤ

Self Favorite『TRUE LOVE』(93.11) 

そうですね、一曲挙げろと言われれば、やっぱり一番自分が世話になった曲ということで『TRUE LOVE』でしょうかね。
あの曲が売れた後に井上陽水さんとお会いしまして、たまたま。「フミヤくん良かったね。デビュー曲が売れると売れないじゃ大違いだよ」って言われてですね。「はっ!そうだよな」と思ってですね、あらためてその『TRUE LOVE』がヒットしたということをですね、非常に感謝しましたね。 



奥田民生

『上を向いて歩こう』坂本九(61.10)

私が2000年に残したい曲は、えーっと『スキヤキ』です。坂本九さんの『上を向いて歩こう』。
昔に海外…アメリカに行って、偶然『スキヤキ』が流れてきたことがあってですね。そんとき非常にこう日本人であることを、ま、誇らしげだったという理由です。 

『上を向いて歩こう』は『スキヤキ』という曲名で全米で大ヒット。
ビルボードNO.1を記録した。 


Self Favorite『さすらい』(98.2)

自分の曲は、あの『さすらい』がですね、曲を作った瞬間からこう、これはきっといい曲だっていうのがですね、他の曲よりも強くあって。作った瞬間にですね、あんなにうれしかった曲はないので。
『さすらい』が『スキヤキ』のように、世界に通じる曲になることを陰ながら祈っております。 



福山雅治

『風に吹かれて』ボブ・ディラン(62.12) 

さてさて、2000年に残したい伝えたい曲ということで、僕自身大好きなボブ・ディランの『Blowin’in the Wind』とういう曲ですけどね、これは。
自分自身がですね、新しいCDを作った時、新曲をレコーディングした時って毎日聴いたりとかすんですよね、出来たばかりの頃っていうのは。
で、お酒を飲みながら聴いたりしていると、「俺の歌にはちゃんとそういう力強い魂が入ってんのか!」っていうのを、だんだん自分で飲みながら、自分に対して説教をし始めるわけですよ(笑)。変わった奴だと思わないでくださいね?そうやってるうちに、「本当の魂っていうのはこれだ!」って言って、自分の棚からボブ・ディランを出して、こうやって聴いて「やっぱりまだまだ敵わねえなあ」って、誰に対して言ってんだかよくわかんないね(笑)、状態になったりするんですね。


Self Favorite 『Good night』(92.5)

自分の曲の中から選ばんかい!ということなんですが。あの、敢えて挙げるとするならばですね、『Good night』という曲がありまして。ええ、僕自身が初めてラブソングというものを書けたんじゃないかなって自分で思える曲です。



松田聖子

『イエスタデイ・ワンス・モア』カーペンターズ(73.7) 

2000年に残したいという事で、私もう、かなりずっと悩んでるんですけども。……あの~、2曲まで絞りまして、一曲はシンディ・ローパーさんの『タイム・アフター・タイム』で、もう一曲はカーペンターズの『イエスタデイ・ワンス・モア』なんですけども。どちらも本当に好きなんですが…。うん、『イエスタデイ・ワンス・モア』を!
カレンの素敵な歌声を残していきたいということで。カレン・カーペンター亡くなったということで、あの素晴らしい歌声。是非、2000年に残していきたいと思います。



椎名林檎

『Creep』Radiohead(92.9) 

空気感も全部含めてということで一曲選ぶに至ったのはこの曲なんですけれども、Radioheadの『Creep』という。
聴いていただけるとわかるんですけど、サビ前で“ガコン”っていうギターが入ってですね、照明が“カコン”、その照明も含めて好きなんですけど。
ビデオを観ても、あのなんていうのかな、変に奇を衒った事もなく良いバンドだということを見せつけられるような。
あんまり言うと評論家臭くて嫌なんですけど。非常に素晴らしい名曲だと思います。



浜崎あゆみ

Self Favorite 『YOU』(98.6) 

あゆがですね、2000年に残したい曲は、う~んと、自分の曲は全部好きなんですけど。『ミュージックステーション』で、初めて出させていただいた時に歌った『YOU』という曲があって。
今までたくさん詞を書いたんですけど、たぶんなんか、あんな詞はもう2度と書けないだろうなっていう感じがしてるので、あえて『YOU』を選んでみました。



広末涼子

『星になれたら』Mr.Children(92.12) 

今回は2000年に残したい曲ということで、私はですね…う~ん、すごく悩むんですけどもMr.Childrenの『星になれたら』。中学の時からすごく大好きで。
中学時代に自分が…それこそ、このお仕事に夢を持っていて、絶対なるぞって言い放っていたにも関わらず、オーディションも一度も受けたこともないし、不安になって、大丈夫なのか?って思った時に勇気づけられた曲。
大好きな曲なので是非残していただけたらと思います。



松たか子

Self Favorite 『サクラ フワリ』(98.3) 

私が2000年に残したい歌。自分の中からというのは難しいんですけど、うーん、もちろん一番最初にデビューした曲も大切なんですけど、『サクラフワリ』という曲がありまして。
なんとなく自分で詞を書き始めるようになって、絵が浮かぶ詞を書いていこうと。自分の方向というか、大体のやり方を固められたような歌だったので、この曲を挙げたいなと。



TUBE

Self Favorite 『十年先のラブストーリー』(91.5) 

前田:TUBEの中で、2000年に残していきたいというとですね、うーん、まあいろいろあんですね。『湘南盆踊り』も、まあ好きですねえ。
角野:是非。
前田:ただ、『あー夏休み』なんか、2000年まで引きずってほしくないなと。
一同:(笑)
前田:どっちかというと。やっぱりバラード。
角野:はい。
前田:シングルカットしてないんですけどねえ、『十年先のラブストーリー』っていう曲がねえ。もう十年ぐらい前の曲なのかな?
角野:そんなになるかねえ。
前田:ねえ。ですから、もう十年生きてますから。歌詞の最後に「千年先でも」。
角野:ええ。
前田:三千年に実る恋というね、そういうのをテーマに書いたんで。これはずっとね、やっぱりなんかこう受け継がれてってほしいなと。
角野:そうですね。
前田:そんなふうに思いますねえ。



TSUNKU (つんく)

『セプテンバー』アース、ウィンド&ファイア(78.10)

2000年に残したい曲。思春期の頃ですか、高校生ぐらいの時はやっぱりディスコ行って踊って、この曲でやっぱり燃えたなっていうのがアース、ウィンド&ファイアの『セプテンバー』。もう、いまだにかかるとやっぱ熱くなってしまうんですよ。
まあ、みんなで決まりの踊りで…決まりのステップでって感じですね、踊りというよりはステップで。ディスコが一体化になってしまう曲は、たぶんあの曲が一番スゴいんじゃないですか。もう世代・年代を超えですねえ。そんな曲はなかなか無いですよねえ。 


Self Favorite 『ズルい女』(95.5) 

私が作った曲の中で一曲残させていただけるならっていうことなんですけど、まあこの曲で世の中にいっぱいつんくが現れたっていう感じで言うと『ズルい女』。
その後、僕が作るタイトルなんかも、少々のタイトルをつけても、まあみんな驚かないというか、「つんくやったらやるだろう」っていう、そういう僕に対しても、勇気をスゴく与えてくれた楽曲だし。その後、モーニング娘。や太陽とシスコムーンなんかの曲なんかでも、『抱いてHOLD ON ME!』があったりとか『ガタメキラ』みたいなのがあったりとかですねえ、なんかそういうのがオッケーになっていく、『LOVEマシーン』もそうですね、英語とカタカナが一緒になったりとか。なんかそういうスゴく勇気を与えてくれた楽曲のひとつかなっていう気はしますね。



安倍なつみ(モーニング娘。)

『やさしい気持ち』CHARA(97.4) 

私が2000年に残したい一曲、それはCHARAさんの『やさしい気持ち』という歌なんですけども、女の子のスゴくやさしい気持ち…恋愛のなかなか口に出しては言えない気持ちを歌ってる曲なんですけど。
この曲を男の人にちょっと聴いてほしいなあって。なんか女の子の本当の気持ちがわかる、なんかドキッとする歌なんですけど。2000年に残したいです。



The end of genesis T.M.R.evolution turbo typy D(西川貴教)

『素直になれなくて』シカゴ(82.12) 

なんてこうミュージシャンに酷な質問をしてくるんでしょうね。嫌がらせとしか思えないですね。いろいろ悩んだんですが、えーっと、こうやって音楽を始めるキッカケというかですね、まあ実際にプレイする前に、実際にその音楽を音楽として聴き始めたというか、そのキッカケになったのがシカゴの『素直になれなくて』。
言葉の意味とかわかんないんですけど、当然、英語なんで。でも、なんかこう惹かれるものがあったりとか、そこら辺からこう、洋楽とか洋邦問わずですけど、音楽聴くようになったキッカケになった曲だったりとかしてますね。そういう機会を僕らもドンドン作っていけるように、これからもドンドンがんばっていければいいかなというふうに思うわけでございますね、うん。良い事言うなぁ。男前やわ。



Every Little Thing

Self Favorite 『Over and Over』(99.1) 

持田:『Over and Over』という曲があるんですけども。
五十嵐:あ、それを選んだんだ?
持田:なんか出来上がるまでにね、すごく時間をかけてやったものだし。
五十嵐:なんかね、あの作った時よりも何回か聴いた後のほうがジワーっとくる感じにしたくて。
持田:うん。
五十嵐:十回、二十回聴いてほしいですね。
持田:はい。
伊藤:はい。



19(ジューク)

『22才の別れ』かぐや姫(74.3) 

敬吾:2000年に残したい名曲ということで、僕らが選んだのは、かぐや姫の『22才の別れ』です。
健治:はい。
敬吾:詞がすごいリアリティーですし。
健治:そうですね。
敬吾:すごい良いですね。
健治:はい。僕ら伊勢正三さんに聞きたいですね。これどういう状況だったんですか?って。
敬吾:『22才の別れ』。そうですね、むちゃくちゃ大好きなので、これはもう名曲だろうと僕らは思っております。



Hysteric Blue

Self Favorite 『春~spring~』(99.1) 

たくや:Hysteric Blueの歌的に、2000年代に残したい歌を一曲選びましょうということなんですけども。じゃあ、Tamaちゃん。
Tama:まあ、やっぱりねえ、『春~spring~』でしょうね。
たくや:ああ、そうですね。
Tama:季節外れではございますが。
たくや:私たちの記念といいますか、涙流しましたからね出来た時に。
ナオキ:ですね。
Tama:うん。
たくや:はい。あの頃は忙しかったね。
ナオキ:今も相変わらずやけどな(笑)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?