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ステファノはイエス様を見ていた

20200524祈りの導き 使徒言行録7:54~60  

ステファノさんの最後の祈り。
ステファノさんは、最後までイエス様を見ていたんだな、と思います。


イエス様が天にあげられたあとの、最初の教会のお話です。
12弟子がお祈りと説教に専念できるように、7人の人が選ばれた話が先週されました。
その一人がステファノさんでした。

ステファノさんは、つかまえられて、裁判で自分の意見を話す機会を与えられました。
そこで、旧約聖書に書かれている、イスラエルの民がたびたび神様から心が離れても、神様がイスラエルの民を愛し続けられた話を、ギュっとまとめて話しました。
教会学校でも、1年かけて、旧約聖書について、学んできましたね。

自分たちが神様に心が向いていないと言われて、聞いている人たちは、激しく怒りました。
ステファノさんは、おかまいなしに、「神様の右側にイエス様が立っておられるのが見える」と言いました。

それを聞いた人々は、もう大声で叫びながら耳を手でふさいで、ステファノさんめがけて一斉に襲い掛かり、外に引きずり出して、殺すために石を投げ始めました。

いよいよ、たくさんの石があたって、死にそうになったステファノさんは、「主イエスよ、私の霊をお受け下さい」と、呼びかけました。
そしてひざまずき、「主よ、この罪を彼らに負わせないで下さい」と、主イエスに大声で叫んで、眠りにつきました。

ステファノさんの最後の祈りです。
イエス様が十字架で祈った「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです」という祈りを、
ステファノさんは、主イエスに向かって祈ったのです。
怒っている人たちに石を投げられながらも、心は最後まで主イエスに向いていたのです。


このとき、サウロという若者が、ステファノを殺すことに賛成しながら、自分はみんなの着物の荷物番をしていたことが書かれています。
このサウロさんは、最初はイエス様を信じる人を迫害していましたが、イエス様と出会って、今度は命がけでイエス様のことを伝える人になります。
ステファノさんが、最後まで、イエス様を、イエス様だけを見ていたこと、その姿は、サウロの記憶に刻まれていました。

私たちも、ステファノさんを通して、イエス様が十字架にかかったことで、自分が赦された、自分が神様のものになった、ということを知ることができるのです。


父なる神様
主イエスが、十字架上で私たちの罪をとりなして下さいました。ありがとうございます。
ステファノも、主イエスのとりなしにより、あなたのものとされました。
私たちも、主イエスのとりなしにより、あなたものとなることができました。
いろんなことが起きて、私たちは、怒ったり、不安になったり、どこを向いていいかわからなくなります。
どうぞ、繰り返し御言葉を聞かせて下さい。
私たちが、十字架と復活の主イエスを、見ることができますように。
アーメン