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私の青春映画ベスト6

○私たちのハァハァ
クリープハイプのライブを求めて福岡から東京まで自転車で駆け抜ける話
これに憧れすぎて私は友達と東京から箱根まで徒歩旅をしました

○恋は雨上がりのように
怪我で引退した陸上部エースが、おじさんへの恋心に悩みながらも再び自分の居場所を見つける話
なんといっても音楽との掛け合わせが最高にだいすきな作品です

○リンダリンダリンダ
文化祭に向けて韓国留学生を引き入れてガールズバンドを組む話
来世は軽音部に入って雨の中ギター持って走ると心に誓った作品ですね

○ポンチョに夜明けの風はらませて
何かを求めて卒業間近の3人が車に乗って旅に出る話
最高にバカすぎる3人に憧れをもちました

○サマーフィルムにのって
時代劇を愛してやまない高校生がゲリラ上映に向けて映画を撮る話
これを映画館でみれた時代で本当に良かったです

○桐島部活辞めるってよ
バレー部のエースである桐島が部活を辞めるという噂を聞いてじわりじわりと学校中が動き出す話
演出が、カッコ良すぎる


すきな映画を並べてみたら、どれも学生たちが走っていました。
どうやら青春劇に弱いらしい。


思い返せば私は学生時代よく「青春青春青春〜!」と言っていた。事あるごとに、学校行事があれば青春、休校になれば青春、下校中の田圃道を歩けば青春、部活後にコンビニでアイスを買えば青春、挙げ句の果てにはクラスTシャツには“Blue Spring”だなんて書いていた。(これだけは本当にダサい)

ミドリってあの頃ずっと青春って言ってたよね〜って割と同級生はみんな口を揃えて言う。
そんな思い出を掘り返されると、こっちは穴掘って蹲りたくなる。

だけど心はすべてお見通しなわけで、学生が何かに一生懸命になって、周りなんか見えなくなるくらい必死に何かを求めて走る姿を見ると、どうしようもなく惹かれる自分がいる。

過去の自分を投影しているのか、それとも自分にはなかった無意識な輝きを放っている姿を見て羨ましさを感じているのか。あるいはその両方か。

私にとって青春とは、振り返った時に、ああ、あの時は何かを求めてもがいていたなと思える時間のこと。
または、何かを求めてもがいているなと思える今の時間のこと。

青春は、未来にはないらしい。
自分が生きている今やこれまでの中に、詰まっているものらしい。

今振り返ってもあの頃は輝いていたなと思えるくらいの時間達がたくさんある。
だけどまあ、人生の中で最も輝いていた時間はと聞かれたら、今であることを素直に言い残したい。


映画について話を戻そうと思う…
あくまでも今回はすきな映画ジャンルの一つを取り上げてみたのだけれど、ひとくくりにはできない主人公の思いや背景が一つ一つの作品に詰まっていることを忘れないようにしたい。

同時に、作品を見て感じる私の思いも、どうやったってひとくくりにできない。

私にとって映画とは、自分自身を知るきっかけを作ってくれているものだと最近気づいた。
共感できることもできないことも、映画を通してこれまで得てきた考え方や感情はあまりにも多い。
だからこそ、これからもたくさんの映画を見て自分が何を感じるのかを受け取っていきたい。


走る学生を見て心惹かれる私がそこにいたとしても、久しぶりに観てみたらなんか違ったなんてこと、あるかもしれない。
けれど惹かれていた自分を忘れることなく、これからもちょっと広がった自分を受け入れていきたい。


要するに青春映画最高!

#映画にまつわる思い出

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