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002. 自己紹介/私という他者に向けて書くということ

2018年の秋にnoteをはじめて、もう3年目。気がつけばこれまでに書いた記事は100を超え、この記事でちょうど120コ目らしい。

知り合いもまったくいない見ず知らずの中からスタートしたにも関わらず、ありがたいことにフォロワーさんも徐々に増えて。

本当に今更ながらだけど、改めて自己紹介文を書こうと思います。
内容はそのときどきによって編集、更新していきます。

【はじめに】ザックリとした生い立ち

1982年、千葉県生まれ、都会育ち。5才息子と3才娘の2児の母。
名前が「あけみ」なので、下2文字を取って「けみ」「けみちゃん」「けみさん」と呼ばれています。(kemioとはなんの関係もありませんヨ。)気軽にあだ名で呼んでくれると、よろこびます。

実はものすごく小心者なのに、なぜか度胸と行動力だけはあるのが特徴。
よく言われる言葉は、「筋が通ってる」「根性がありそう」「かっこいい」。個人的にはかわいくてふんわりした路線を狙っていきたいと思っているのだけど、その道は遠い…。

幼いころは“超”がつく運動音痴で、勉強キライ、人もキライ。怖いものだらけだった幼少期の中で、音楽とお絵かきと空想あそびだけが救いの、純度100%の文系女子だった。

何を間違ったのか、漠然とした運動部への憧れから高校生のときにバトミントン部に所属するも、弱小チーム中の最弱性で、後輩にさえ負ける弱さを発揮。「このままじゃ私の人生はつまらないものになる!」と思い立って、3年生のときになんの脈略もなく急にアメリカに1年間留学。その度胸がどこから来たのかは自分でも不明。(ちなみにそのときは数学系のクラスにいた。)

帰国後に英語学科の大学に入学するも、消去法でなんの目的もなく進学したため超絶退屈な4年間を過ごす。
「このままじゃ私の人生はつまらないものになる!」と思い立ち(デジャブ。)、1年間休学をしてNGO法人ピースボートの『地球一周の船旅』に参加。その中で偶然であったダンスに魅了され、踊る面白さに目覚める。

帰国後はカタチだけの就職活動を申し訳程度にして、見事にフリーターデビュー(パチパチパチ!)。スターバックスのアルバイトで都会的な楽しい日々を過ごしていたものの、先の見えない未来に自分を持て余していた。

「このままじゃ私の人生はつまらないものになる!」と思っていたところ(畳み掛けるよ。)、NPO法人コモンビートに出会い、『100人100日ミュージカルプログラム』に参加。はじめはイチ参加者だったが、表現をする面白さにのめり込んでボランティアスタッフに立候補したところ、ダンスリーダーの役割を抜擢してもらう。これがダンスに対する初めの大きな自信となり、現在につながっている。

田舎に住むことへの憧れがあり、都会でいくつかの仕事を経験した後、2011年に長野県に移住。アウトドアを主業とする自然学校に就職し、キャンプ、森あそび、山岳ガイド、自然体験プログラムを担当。

後から就職した京都出身の現夫と職場で出会い、入って20日目にカップル成立。1年後の2014年に結婚。結婚式は高原の森で、完全手作りのアウトドア結婚式、名付けて『森の青空結婚式』を開催。https://www.yamaboushi.org/hibi/6464

「雨が降ったら中止となります」って案内を出したけど、そんな結婚式聞いたことないわ。けれど今考えると、あの結婚式が今やっている活動の原点になっている気がする。

その後第2子妊娠中に、8000坪の土地付き物件(江戸末期築150年の古民家)を値切りに値切って購入。家と畑だけなのかと思っていたら、山も付いてきてびっくりした。

改装はリフォーム会社を入れず、大工仕事も建築の知識もゼロだった夫がすべてセルフでリノベーション。ちなみに夫は『超』がつく不器用オトコで、前職でのあだ名は『雑男(ザツオ)』だったそうな。(悪口か。)

ビフォー。(※室内です)

アフター。(マーベラス。)

電気は仮設、上下水道はついておらず、家にじゃ蛇口もなく、美ヶ原水系の水脈から湧き出る清水をタンクに汲んで暮らしています。

暮らしのことを書くと、ものすごく意識の高い人のように思われてしまいがちなのだけど、現実的にはかなりゆるく、あらゆるものと融合しながら暮らしています。

「自然なもの以外食べないワ!」なんてことはまったくなく、ふつーにコンビニの菓子パンが大好きだし、加工食品もじゃんじゃん取り入れ、子どもたちの最高の娯楽は動画を見ること。

「あれはダメ!これもダメ!」とこだわることなく、自分たちが心地いいと思うことに素直に生きていけたらいいナと思っています。

わたしをつくる、3つのもの




 1. 自然の中での暮らしをたのしむ活動、Yorimichi

https://yorimichi.crayonsite.info/
自宅である古民家を拠点に自然な暮らしを楽しむ活動、Yorimichiを夫婦で主催しています。ただここに来て時間を過ごすだけでも十分に楽しめるこの場所で、ときには郷土食つくりをしてみたり、ときには畑つくりをしてみたり、ときには山や沢であそんでみたり、ときにはなにもせずただおのおの好きなように過ごしてもらったりという、超絶ゆるい活動です。

わたしたちにとってこの活動は、家を開くということそのものに意味があり価値があると思ってやっていること。ここを開いて、ここに人が来る。それによってエネルギーが循環して、自然とコミュニティーが生まれて、なにかが始まる。

誰も拒まず、誰も追わず、来たい人がふわっと来て、帰っていく。帰るときにはなんだか少しだけ気持ちが軽くなっている。そんな場所でありたいと思っています。

 2. ダンスインストラクター

ダンスインストラクターを仕事としてやっている現在に一番驚いているのは誰かって、私です。

「私は運動が苦手だ」と、子どものころからずっと思っていた。跳び箱4段が小学校6年生になっても跳べなくてみんなに笑われていたのを、今でも覚えてる。運動会が大キライで、かけっこなんて歩いてるようなものだった。特にドッチボールは狂気の沙汰で、当てられるのが怖くて怖くて必死に逃げ惑っていた。

そんなわたしが、去年、37才でインストラクターになった。

⇩HPリンク



ダンスへの漠然とした憧れは、20代のころに出会ってからずっとあったのです。でも、それを仕事にできるとは露とも思ってなかった。

ただただ楽しくて、ただただまたやりたいと思って、第2子出産後4ヶ月のときにたまたま始めたレッスン。そこで出会ったインストラクターの方に、ある日突然「あなたインストラクター向いてるから、やってみたら?」と言われて、人生がひっくり返った。

普通の人なら断る場面かもしれない。37歳で、ちょっとダンスをかじっただけで。こんな私にできるハズがない。そう思ったけれど。

「やります!!」
気がついたら、口が勝手にそう言っていたのだ。
嬉しかった。本当に、ただただそれだけだった。

その当初、そのインストラクターの方と言葉を交わしたことがあったのはほんの数回だった。互いの素性はなにもしらず、ただレッスンを受けているイチ生徒と先生という関係性だったにも関わらず、突然かけてくれた言葉が、心から嬉しかった。

「この言葉は絶対にムダにしてはいけない」と、直感的に思ったのだ。だから、やる。褒め言葉を真に受けて。それだけの思いで、ここまで突き進んで来た。

気がついたらダンスは今の私を最も強く肯定してくれるものになり、現在につながっています。

 3. エッセイ

文章を書くことが好きになったのは、たぶん大学生のころ。モヤモヤと目的もないままモラトリアムな日々を過ごしていたあのときに、書くことで自分の気持ちを整理するようになったのだと思う。

初代SNSであるミクシィが流行っていたあの頃。多くの友だちが「今日はここに行った。あんなことをした。」ということを書いているなかで、私だけがひとり、自分の内面を吐露する詩のようなエッセイのような文章を書いていたのが、現在の原型になっている気がする。

「いつか自分の本を出版したい。出すなら紙の本がいい。」
いつしかふわっとそんな空想を抱くようになったけど、ミクシィの居心地が悪くなっていくつかのブログサイトを転々として、ずっと自分の言葉の置き場を探しいていたときに出逢ったのがnoteだった。

2人の子どもを出産して、動くに動けない日々に悩んで、そんな自分を変えたくて始めたnote。初めのうちは外に出すのも恥ずかしくて、誰にも知らせることもなくコソコソと書いていたけれど。1人、また1人と、私の文章に何かを感じてくれる人がいるらしいということがわかって、素直に嬉しくて、書き続けるモチベーションになっています。

初めのうちは「誰かのために…」なんて頭でっかちなことを考えながら書いていたけれど、もうここ2年はずっと、ただひたすら自分のために書いている。

それは“私という他者”に向けての、応援歌のようなもの。
書くことで自分を知るために。そして、書くことで、“私”という我が溶けてなくなるように。

【さいごに】“私という他者”に向けて書くということ

「書く」という行為は“私”を手放し、第三者の目で自分と出会うための素晴らしい手段だと思う。

自分を最大限高めるのではなく、私という存在をまるで他人のように感じるような感覚で生きていきたい。

私にとっての人生の最終目標は、“私”という存在が溶けてなくなるように生きることだから。



【おまけ】これまでによく読んでもらった記事


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