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楽器を弾く時に知っておきたいあれこれ 楽器店選びの大切さ 2

チェロ弾きの皆さん、チェロ楽しんでますか?(^ ^)
ここからは「楽器を弾く時に知っておきたいあれこれ」を4つの見出しと共に、皆さんが普段何気に触れているチェロのことを書いて行きたいと思います。
ぜひ楽しんでくださいね。


1.チェロの仕組み
2.楽器の手入れの仕方&楽器の置き場所
3.楽器のメンテナンス(修理)
4.楽器店選びの大切さ1



楽器店選びの大切さの2回目を書いていきます。

1回目はこちら↓↓


4.楽器店選びの大切さ 2


では、なぜ私が楽器店にこだわるのかをお話しさせていただければと思います。
私にとって楽器は自分の分身であり、相棒です。
そのくらい大切なものなんです。
生きる上で絶対的に必要なものなのです。


昔、今使っている楽器をある楽器店に預けました。
人からの紹介で、その楽器店に行き、自分の楽器の調整をお願いしたんです。
そして、1週間後取りに行ったら、その楽器をすでにケースに入れられた状態で突き返されて、

「エンドピンの裏のところの中の板が割れている(補足:割られたのか、持っていく前から割れていたのかわかりません)から、この楽器は捨てるしかない。
お金いらないから、早く持って帰ってくれ。」

と店から追い返されました。


私は意味不明でポカーン(°_°)ですよ。
だって、そんな簡単に捨てれるような金額の楽器じゃないし、何よりも大事な私の相棒なのに・・・。
追い出された手前、もう何もできないし、何が起こったのか詳しく聞くこともできない、、、(とても若かったんです。今ならインターホンガンガン押します笑)
その帰り道、東京の知り合い(楽器修理専門の人)に事の顛末を話して、
『僕なら直せるよ』っておっしゃってくれたので、その後東京まで持って行って修理してもらいました。

2往復分の新幹線代金と修理費は合わせると目が飛び出るくらいの金額でした。
でも、もう怖くて知らない人に預けることは出来なかったんです。
そして、無事にその楽器は復活して何年か経った今もいい音色を奏でてくれます。



私は今でも思います。

なぜ私はそんな目にあったんだろう?

キチンと説明される事もなく、その楽器は捨てるしかないと追い出されて、、、
その楽器店は他の人に聞いたら評判良かったんですよ?
後輩もその楽器店に行ってたし。

私が有名な人じゃないからかな?
私が有名な大学卒業してないからかな?
私が・・・


さんざん悩みました。
なんでこういうことになってしまったの?
私の知識のなさがこういう状態を招いたの?
評判だけを信じて、丸投げだったのがダメだったの?


でもね、、、

そんな経験するって誰が想像できますか?




楽器屋さんに預けたら楽器は良くなって戻ってくるっていう、自分の思い込みを見直しました。
そして、その楽器屋さんとはとっても相性が悪かったんだと、諦めました。

だからそういう人が一人でもなくなるように願ってこの文章を書いています。


技術があることは前提として、修理をしてもらう人との相性は大事なんです。
ちゃんと知る事が必要なんです。
安易に、評判がいいからとか、人の紹介だから大丈夫だと思わず、自分と相性がいいか確かめてください
不安なら一番最初は、知識をつけてから行くか、習ってる先生と一緒に行ってくださいね。

誰だって嫌な思いをしないでいれたらそれほど幸せなことはないですよね。
みなさんが楽しい、幸せな日々を送れますように・・・。

次回おまけ記事を書きます。



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