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GWは新緑を吸いに、天城山へ。
2021年、雨の多いGWでしたね。遠くに行くこともできないため、雨の日は家でおいしいお茶を飲みながらのんびりして、貴重な晴れ間、新緑をもとめて天城山に行ってきました。すごく良かったので、勝手ながらオススメさせてください。
癒しの旅路、踊子歩道と河津町
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51577820/picture_pc_add1b3d0e61a0d2d0d999f23df2f9185.jpg?width=1200)
河津桜で大変有名な町ですが、河津町と修善寺をつなぐ「伊豆の踊子歩道」の起終点でもあります。伊豆半島中腹(少し東寄り)に横たわる標高1400mの天城山をこえて東西に横断する峠道を「天城越え」と呼び、こちらのほうが耳馴染みあるかもしれません。春の絢爛とした雰囲気とは一変し、5月の河津町は緑あふれる落ち着いた町でした。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51588193/picture_pc_99bb4d7a1e9ec432dba9c14670594999.jpg?width=1200)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51581256/picture_pc_5ba1f5edf4bfe4da8dcd8ca6cbfac306.jpg?width=1200)
夕暮れの海もいい雰囲気です。
始点は水生地下(すいしょうちした)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51578828/picture_pc_ebbfb0693b59e6ac56eac29e7ed5c5b2.jpg?width=1200)
伊豆半島のへそ、「浄蓮の滝」から歩くこともできますが、今回の旅のテーマは「癒し」と決めていたので、無理なく歩けそうな起点を選びました。
河津駅からバスで「水生地下(すいしょうちした)」へ、そこからバスルートを逆にたどって河津七滝まで4時間半ほど歩いて下ります。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51579880/picture_pc_67cdd8ec804d0fbe07b1dcd6d18eacf6.jpg?width=1200)
朝、河津駅前バスロータリーで修善寺行きのバス(東海バス)に乗車。30分もすると河津七滝(かわづななだる)ループ橋が見えてきます。路線バスはこのループ橋を登ってくれます。一気に標高が上がるのでアトラクションに乗ってる気分。標高差で耳が詰まります。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51579836/picture_pc_314d83a5a3fbfd9acf8863e7b378cd8f.jpg?width=1200)
ループ橋をのぼってからは、車窓は一面の新緑です。ループ橋から15分で目的のバス停に到着。青空のわりには気温は低く、歩きやすい一日でした。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51580051/picture_pc_c8bc81f0ae0b1d3a0d3055cb5049e7f8.jpg?width=1200)
初めから終わりまで、整備された道を下ります。登山靴で行ったのですが、スニーカーのほうが歩きやすかったと思います。土の道は全体で1割もありませんでした。なお、踊子歩道の大部分は、車やバイクも通ります。車やバイクもすごく気を使ってゆっくり走ってくれますが、飛び石だけちょっと警戒しました。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51580067/picture_pc_4d12126220a92de41b4c05a8f0a45a9a.jpg?width=1200)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51580109/picture_pc_8ae5b59142676838600fd95cdbed1f4a.jpg?width=1200)
苔むした"だんだん"があるな、とおもったらわさび田でした。世界農業遺産にも認定された栽培方法です。天城の豊富な湧水をサラサラと浴び続けて育つわさび。初めて見ることができました。伊豆の生わさびと鰹節だけで食べる「わさび丼」、おいしいですよ。
天城山隧道(トンネル)をこえて
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51581017/picture_pc_05204714bfca79a93d2b43586890863e.jpg?width=1200)
明治時代につくられた、全長450mほどのトンネルです。なかにはライトもついているので歩きやすいのですが、数m先にいる人影に気づかないほどには暗く、ひんやりと静かな空気の中を歩きます。トンネルを河津側まで抜けて振り返ると、苔むした石造りに味わいあります。
トンネルをぬけてしばらくは新緑のなか、小鳥の鳴き声を聞きながらゆっくり下っていくと、滝や渓流が近づいたり離れたり。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51582735/picture_pc_5e2a7c220536d4339e1dcd9d802e669f.jpg?width=1200)
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51582989/picture_pc_ef385220deef86afd47a503b103c0067.jpg?width=1200)
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51583025/picture_pc_8e31e24f7c0b7d215f6b619f75d2d903.jpg?width=1200)
わさび田にもしばしば出会います。ここまで収穫にくるのは大変そうです。
河津七滝で観光
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51583335/picture_pc_8af0ff1e03b122229b19eb0bd40b5537.jpg?width=1200)
写真を撮ったり、おにぎりを食べたりしながら4時間もすると、少しづつ人がふえてきました。特徴的な滝を7つも見ることができる、河津七滝(ななだる)のエリアです。
踊子歩道を西から下りてくると、まずはじめに釜滝に出会います。7つのなかで一番滝つぼとの距離が近く、水しぶきを浴びながら滝の迫力を体感できます。滝つぼに虹もかかっていてすごくよかった。
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51583551/picture_pc_eec2007e6fca41e66510833af8dcb978.jpg?width=1200)
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51583641/picture_pc_130ea022f10d9a4e851149bd91b60a75.jpg?width=1200)
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51584298/picture_pc_5dd88da7a16ea306338c4199483b6ff6.jpg?width=1200)
縦に規則的な亀裂がはいった岩肌は、溶岩の通り道にできる「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」。一度覚えてしまうと、特徴的なパターンなのですぐに分かります。これを見つけると「ここもかつては溶岩が流れたはずなのに、こんなに豊かな森になって...」と一層、感慨深くなります。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51584364/picture_pc_793b5000b08fa06698c857e7a4a00ae0.jpg?width=1200)
どの滝の周りにも柱状節理が見えます。大きさや形が異なるので、ガイドさんと一緒に歩けたらさらに楽しいと思います。
終着、ソフトクリームを食べながら振り返る
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51584980/picture_pc_88211b56293c5356c73ebca883e0b630.jpg?width=1200)
七滝はどれも見ごたえがあり面白かったのですが、階段を下って滝つぼ近くにおり、また上り返してを繰り返すので、最後の大滝を見るころには、すっかりふくらはぎが張っていました。途中で食べたソフトクリームが身に沁みます。
静岡にきてから伊豆へ遊びに行くことが増えましたが、これまでは海でシーカヤックをしたり遊覧船に乗ったり、海遊びが中心でした。ところが昨年冬、天城山には原生ブナ林が残っていることを聞き、2021年は伊豆の山をしっかり歩くことを心に決めていたのでした。
今回は滝を優先して踊子歩道をハイキングし、新緑と滝に癒される旅路となりました。この初夏の間に、ブナ林の核心部である八丁池を訪れる計画もたてているので今から楽しみです。
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ハイキングなのでなるべく軽いカメラとレンズの組み合わせを心がけ、Sony α7c+24mmGMと、長年連れ添っているOlympus Pen mini(E-PM2)+マクロレンズ60mmの2台で撮影しています。
Pen miniは社会人1年目、初任給で買った思い出深いカメラで、その後いくつかのカメラを買って手放してきたのですが、Pen miniは小ささと思い入れの深さから手放すことができず現役です。最近はもっぱらマクロレンズ専用機として活躍しています。
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