世界を席巻するKゾンビ：韓国エンタメ界の新株

こんにちは。Netflixと映画、韓国を愛してやまないカイラです。

コロナ影響で007からドラえもん、トップガンにワンダーウーマンと、ありとあらゆる超大作が世界中で延期されましたね。映画好きとしては大変悲しいものの、いわゆるアフターコロナの映画館オープンをとても楽しみにしています。あの閉ざされた静寂の空間が、ほんとに癒されるんですよね…

さて、そんな延期が続く世界の映画業界の中で、予定通りの公開を準備している作品があります。「新感染 ファイナルエクスプレス(부산행)」の続編となる「半島（原題）반도」です。

中央日報(중앙일보)が報じた2020年4月16日時点のニュースでは、初めて公開された予告編が5日間で1000万ビューを突破とのこと。

主演には「オオカミの誘惑(늑대의 유혹)」等で一世風靡したイケメン俳優カン・ドンウォン(강동원)がキャストされ、１作目となる新感染からの４年後の世界を描くようです。予告編を見ると、相変わらずカオスです。（個人的にバイオハザードシリーズ的な展開にならないか、作品展開の観点ではやや懸念）

これまでホラーやスリラー、また昨今の「パラサイト(기생충)」のように文字通り世界の映画界を席巻してきた韓国映画にとっても、実は「新感染」による「Kゾンビ」のヒットは未知数であり、同時に世界にとっても衝撃的だったと思います。

「新感染」は韓国内でも公開された2016年度No.1の興行成績を記録、のべ1,156万人を動員。コンユ(공유), チョンユミ(정유미), マドンソク(마동석)にあの「パラサイト(기생충)」にも出演のキムウシク(최우식)(*注：お兄ちゃん役)と、いざ書き出すと主演陣の豪華さも否めないものの、元々西洋色の強いゾンビをアジア国である韓国スタイルにうまく取り入れたり、韓国映画特有のオリジナルストーリー構成でゾンビ映画ながらに涙なシーンもあったりと、ゾンビの描写だけでなく作品自体の評価もまずまずでした。とはいえ、国内では比較的シビアな見方が多かったのですが（韓国は本当に厳しい…）、予想以上の反響だったのが海外でした。

カンヌ映画祭には非コンペティション部門であるミッドナイト・スクリーニング部門に招待（上の画像上部にカンヌのロゴマーク、以下はフォトコールのシーンで主演のコンユ、チョンユミ、子役スアン、監督ヨンサンホ）

有名映画評価サイト・ロッテントマトRotten Tomatoesの評価は94％と好評（2020年5月28日現在）。興行成績も言わずもがな、海外興行だけをまとめたソースは見つからなかったものの、配給会社は海外で4,500万ドルの売上を記録し、「頭の中の消しゴム(내 머리 속의 지우개)」以来となる韓国映画の海外興行記録を塗り替えたと伝えた。（記事参考、韓国語のみ）＊なお、現在は「パラサイト」が1位に君臨

そして、最も最近世界を賑わせているのが、Netflixで配信中の「キングダム(킹덤)」だ。主演にはたまた注目の35-40世代(?)のイケメン俳優・チュジフン(주지훈)をキャスティング、ペドゥナ(배두나)や、ネタバレなるので避けますがその他脇も名優で固められています。

正直、私も当初は作品自体に大きな期待をしていなかったのですが、シーズン１～２にかけてかなり面白くなり、シーズン２は文字通り止められない止まらない状態（笑）これはゾンビだけでなく、韓国のお家芸とも言えるエンタメ作りのうまさの表れとも言えるが、その点についてはおいおい。そして余談ですが、チュジフンて本当にこういう宮廷服や韓服が似合うと実感。

めちゃくちゃ余談２ですが、彼が最近出演し、はたまた韓国国内及び海外でも大人気の「神と共に(신과함께)」シリーズも、とても面白くて好きな作品です。(1,2まで出ていて3も出るかも？画像一番左がチュジフン。新感染のマドンソクがパート２に出ています)

いかがでしたか？私自身もこれまでバイオハザードシリーズやブラピのワールドワーZ、その他沢山のゾンビ映画を見てきたものの、確かに西洋人でないアジア人が演じるゾンビがこんなにも違和感なく、逆に「何で今まで流行らなかったんだろう？」と思うほどの反響が世界で起きています。皆さんはKゾンビを初めて見た時、どんな反応でしたか？

もちろんKゾンビだけが韓国映画、韓国エンタメの魅力ではないものの、一ジャンルとしてぜひ注目してみて下さいね。記事への感想・コメントもお待ちしています！

あ、ちなみに新感染もキングダムも両方Netflixで見れますよ♡（宣伝じゃないです笑）

Thank you and addios!

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