変人になりたい。

親友とあと5回しか会えないとしたら、なにかぼくは変わるのだろうか? 桜は散るから美しい…

変人になりたい。

親友とあと5回しか会えないとしたら、なにかぼくは変わるのだろうか? 桜は散るから美しいと聞きました。 ちょうどいい人間関係を考える今日この頃。 半分ホントの半分ウソの話です。

最近の記事

黒いマヨネーズ

英国式スポーツバーのHUBに来てnoteの続きを書いてみようと思った。 だが、地下ゆえに圏外なので通信は出来ない。 仕方がなく自分宛てにラインをうち文章を書き溜める。自分らしく微笑ましい。タイ人かよ! 私はサッカー党だが、地元の青白のユニホームがいくつものテレビに横幅最大でよろし写っている。 野球部みたいな人生がきっと理想なのだろう。 悪口ではない。 最上級に羨んでいる。 自分は定年退職したら、どうやって時間を潰すのだろうか。いや、ポテトサラダのように跡形なく潰

    • 夏休み

      女性への贈り物は、花束。 それは大嘘である。 オトコだって欲しかった。 夏の青臭い匂いが足を前に進め、背中に湧き出る汗が歩いて来た道を振り返させた。少しづつ気持ちが落ち着いてくる。 結局、親友へは自分から連絡を取った。 ”仕事忙しいの?今度メシ食いに行こうぜ” ラインはすぐに来たが、会うことはなかった。    仕事は覚悟をもって、死物狂いで取り組んだ。 ただそれが本当か分からなくなってしまった。もしかしたら自分はずっと都合の良い嘘をついてるのかもしれない。もう言い返すこ

      • 4月10日気温25度 最高気温は平年より全国的に高い1日、、、、、、ですけど、なにか?

        今日は家族で遊園地に来ている。長男が今週入園式を無事に済ませたお祝いである。 全体写真の寸前まで、自慢のキャンプハットを外さなかったのは我が子らしいこだわりだが、6列に規則正しく並べられた椅子に半刻あたり興味ないながらに座ってたのは感心した。 はたして自分はどうだったんだろう?と考えることがゴーカートまで意識を保つ唯一の手段であった。それほどに今日は暑い。麻の通気性のよい長袖シャツこそがベストであったが、それは2年前からクローゼットで見てないので、すぐに諦めはついた。

        • 週末

          キーボードを打つ音が反響する。その音をベースとしながらさらにキーボードを叩き、マウスをササッと操る。 誰に言われたって融通せず、愚直に歩き続けた午前9時の長針の背筋に、敬礼をしながら、よしここからとコーヒーを口に流し込む。 土曜日の朝の会社は誰もいないので案外、清々しい。 OLさんがメンテナンスと称しマッサージにいく感覚である。 パソコンの中に溜まった毒素を、ふくらはぎを揉むようにキーボードを打つことで、リンパ線へと流すのである。これで月曜日からお肌ツルツルで出勤できるの

          6か月後 "5回しか会わないって言ってたけど、治った?"

          あの告白をしてから半年ぶりに連絡がきた。なんでも4月の人事異動で僕の最寄りのターミナル駅に異動になったと嬉しそうに電話をしてきた。 積もる話もあるだろうからと飲みに誘われた。本音を言えばそんな気軽に誘わないでほしかった、あと5回しか会えないのに。 仕事の近況、同級生の結婚の進捗、最近の海外サッカー事情をいつもどおりに話すのだから、それはいつも通りに楽しかった。 変わった点は彼が以前から好きだと公言していたユーチューバーを、 密かに自分も見るようになっていたことだ。 顔

          6か月後 "5回しか会わないって言ってたけど、治った?"

          翌日

          次の日も仕事ということで、昨日はそのあと1時間くらいして解散をした。 ダウンでは暖かそうだったが、パーカーを防寒具として頼りにしてたぼくには少し肌寒い時間だった。 彼とぼくは中学校1年生からの付き合いで今年で20年だった。20周年だった。 サッカー部で出会い、青春映画のように泣き笑い怒り、納得しながら、前に進んできた。 カケガエノナイ友達である。でももう5回しか会えない。 別にぼくが重篤な病気を抱えてるから心配させたくないとか、 実は彼の仕事を阻止しなくては国が守れない、

          親友へ ”人生であと5回だけ会おう”

          ”人生であと5回だけ会おう。 その5回はいつでも駆けつけるから、呼んでほしい。” 荷物を入れるかごはあるが、そのかごを置く場所がない、 人と座席を詰め込んだ新橋ガード下の大衆居酒屋でぼくはそう言った。 それを聞いて彼は微笑んだ。 大手金融機関で土日も仕事に時間を捧げ馬車馬のように働く彼は、みるみる成績を残し30代前半で首都圏のエリア長となった。 一方で彼にジョークを言える人間は減ったらしい。 中学生から同級生として彼をよく知るぼくには少しびっくりではあった。 この小

          親友へ ”人生であと5回だけ会おう”