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毒抜き

だれかに出会い、
その人の弱点を非難するとき、
私は自分の高次の認識力を奪っている。

愛に満ちて、
その人の長所に沈潜しようと試みるとき、
私はその力を蓄える。

世界と人生について軽蔑し、
裁き、批判的に判断するとき、
自分のなかに何が入り込んでいるかに
気づくこうとするとき、
私たちは高次の認識に近づく。

そのような瞬間に、
自分の意識を
世界と人生に対する賛美・尊敬・敬意で
満たすと、
私たちは速やかに上昇する。

「西川隆範:シュタイナー人智学の研究」


  どちらかと言えば
  毒親育ちは
  弱点を非難され続けた方だ。

  しかし、毒親のことを
  非難し続けている一面もあるだろう。

  そんな人生を送ってしまうことで
  世界と人生について軽蔑し、裁き、
  批判的に判断するのも
  やむを得ないのではないかと思う。

  しかしシュタイナーの言うとおり、
  「自分の意識を
  世界と人生に対する賛美・尊敬・敬意で
  満たすと、私たちは速やかに上昇する。」
  
  親には恵まれず
  辛い人生を過ごした経験が
  あったにせよ、 
  自分の意識が
  「軽蔑や裁きをしていたり、
  批判的な判断をしているとき」に
    
    自分の中に何が入り込んでいるのか

  に気づこうとしなければならない。
  
  
  私はそのことを

    毒親からの「毒抜き」 

  と呼んでいる。

  自分の経験から
  カウンセリングやアートセラピー、
  マインドフルネスなどをすることで
  毒抜きをすることは
  充分可能であると感じている。

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