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karura_x
毒抜き
だれかに出会い、
その人の弱点を非難するとき、
私は自分の高次の認識力を奪っている。
愛に満ちて、
その人の長所に沈潜しようと試みるとき、
私はその力を蓄える。
世界と人生について軽蔑し、
裁き、批判的に判断するとき、
自分のなかに何が入り込んでいるかに
気づくこうとするとき、
私たちは高次の認識に近づく。
そのような瞬間に、
自分の意識を
世界と人生に対する賛美・尊敬・敬意で
満たすと、
私たちは速やかに上昇する。
どちらかと言えば
毒親育ちは
弱点を非難され続けた方だ。
しかし、毒親のことを
非難し続けている一面もあるだろう。
そんな人生を送ってしまうことで
世界と人生について軽蔑し、裁き、
批判的に判断するのも
やむを得ないのではないかと思う。
しかしシュタイナーの言うとおり、
「自分の意識を
世界と人生に対する賛美・尊敬・敬意で
満たすと、私たちは速やかに上昇する。」
親には恵まれず
辛い人生を過ごした経験が
あったにせよ、
自分の意識が
「軽蔑や裁きをしていたり、
批判的な判断をしているとき」に
自分の中に何が入り込んでいるのか
に気づこうとしなければならない。
私はそのことを
毒親からの「毒抜き」
と呼んでいる。
自分の経験から
カウンセリングやアートセラピー、
マインドフルネスなどをすることで
毒抜きをすることは
充分可能であると感じている。
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