見出し画像

毒親と私 本当の学び

(死後)人間は欲界において、
自分の人生をもう一度生きる。

しかし、人生を逆に生きるのである。
死の瞬間から誕生のときまで、
一日一日、逆の順序で
出来事を体験していくのである。

このように人生を逆に生きて、
誕生の瞬間にいたると、天国に到達する。

かつて、他者に苦しみを
感じさせたことがあるとする。
今度は、その苦痛を自分の心魂のなかで
感じなければならない。
他の存在に与えた苦しみをすべて、
いまや自分の心魂のなかで
体験しなければならない。

「西川隆範:シュタイナー人智学の研究」


  親は死後、
  子どもの苦しみを体験するのであれば
  あんなにも辛く苦しく
  死にたいとばかり考えていた
  私の10代を
  親自身の心魂の中で
  しっかりと感じてくれるのだろうか。

  そしてまた私も
  親の苦しみ、悲しみ、辛さを
  しっかりと感じることで
  わたしたちは 
  本当に分かり合えるのだろうか。

  それならば
  出会った意味もあったのだと
  心の底から思える気がする。

  幸せや喜びを分かち合うのは
  簡単だけど
  苦しみや辛さを本当に
  分かり合えたら
  魂の結びつきや学びも
  きっと本物になる。

  そのためにこそ
  この人生で同じ時を過ごしたに違いない。

  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?