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週刊セブ島留学&起業日記(第75回)

この記事は2020年3月15日に配信されたメルマガのバックナンバーです。

<今週のトピック>
・とうとうセブの英語学校が一時閉鎖へ
・セブの学校閉鎖で被害を受けた方へのアドバイス
・タイから戻ったらPLDTが繋がってた
・株価、こういう時は数字を見ないこと

<とうとうセブの英語学校が一時閉鎖へ>

明日3/16(月)よりセブにある学校は閉鎖となりました。

この処置に英語学校も含まれるとの通達が、3/14(金)の夕方にメールで届きました。通達主は、TESDAというフィリピンでの職業専門学校等を司る役所です。

超厳密に言えば、営業許可は市長から取得しているので、絶対に従う義務があるとは言いきれません。但し、TESDAの認可を受けることで外国人留学生を受け入れることができるという枠組みなのです(事実はもう少し複雑ですが)。

上記を受け、私はセブ英語倶楽部の3/16以降の休校を即決し、お客様と講師にすぐに伝えました。

私が外国人としてセブでビジネスをする上で一番大切にしていることは「ルールを守ること」です。ですから、一見理不尽に見えるルールにも従います。だって、こちらはフィリピンでビジネスをさせて頂いている外国人ですから。まあ、完璧にルールを守る分(フィリピン人以上に)、文句も言いますが(笑)。

今回の判断は即決でしたが、2点のことを考えました。

一点目は、お客様(生徒さん)対応。帰国したい方は、留学残期間分を返金。長期留学でセブに残りたい方は授業は提供しないが宿舎には滞在して頂き再開を待って頂く。どれも「強制」はせず、事実をお伝えしお客様にご判断頂きました

キャンセル規約上、当校に返金の義務がないケースでも全て返金対応をしています。経営的には痛手ですが、そこは腹を括っています。ウイルスが怖くてセブで商売ができるか!と(強がり)。

私は海外(フィリピン)でビジネスをするということで、常に「カントリーリスク」を意識して経営してきました。例えば「セブでテロが起こったらどうなるか?」とか。ですから、当校の財務とコスト構造は鉄壁です。今回は、そんな体質を築かせてくれたお客様への還元と思って全額返金です。流行病が治ったら、またお客さんに助けてもらおうと思っています(甘い?笑)。

2点目は、フィリピン人講師のことです。簡単に言うと、もし私がTESDAの通達に背いて営業を継続したら彼らはどう思うだろうか?ということ。私が日本で外資の会社にいて、その会社が日本政府の方針に背いたらきっと気分が悪いと思うのです。ですから、どんな時でもルールに従うという姿勢を彼らに示すためにも即刻休校を判断しました(もちろん、給料の支払継続を保証した上で)。

更には、今回の処置には「講師への感染を防ぐ」という意味もあるのです。彼らだって怖いのです。中には日本からやってくる生徒さんとコンタクトするのを嫌がる人がいてもおかしくないのです。今回の通達を受け、実はほっとしている講師も少なくないと思います。

しかしながら、今回の通達に従わずに明日以降も通常営業をすると宣言している学校もあります。彼らには上記の視点が欠けているのではないでしょうか?私が知る限り、通常営業を宣言している学校は全て韓国資本の学校です。そして、1校だけ日本資本の学校が含まれます。ここでの具体名の開示を控えます。

私も今回の閉鎖措置の撤回を強く願いますが、ここはじっと待つだけです。変な噂に振り回されても時間の無駄です。いまできることをやります。

それでは、いつものコーナーに行きましょう。

1. 読者さんからの質問

Q: Rさんからの問い合わせ

セブの英語学校に留学している者です。来週の月曜日から学校が休校となったので、セブ英語倶楽部で残りの6週間、受け入れて頂けないでしょうか?

A: KGの回答

今回のメルマガ冒頭で書いた突然の休校により、被害を被った方からの相談でした。私はセブ英語倶楽部も休校する旨を伝えた上で、「セブ以外の学校ならまだチャンスはあります」ということと、「マニラには行けません」と伝えた上で、数カ所のエリアにある学校を提案しました。

そして、翌日無事、転校できることになったとの報告がありました。

私は前職でコンサルのような仕事をしていたので、お客さんに強く勧めたり、説得するようなことは一切しませせん。アイデアや事実だけを淡々と伝え、先方の正しい判断を助ける、これが基本スタンスです。ですから、当然に全ての責任は判断を下した本人です。

今回の事態で、不安を感じて日本に帰りたい人もいれば、フィリピンに残って勉強を続けたいという人もいるのです。エージェントの皆さん、出番ですよ!

最後に、この方がいらした学校のスタッフはこういう提案とかしなかったのですかね?


2. フィリピンのビジネス&生活あるある

2週間止まっていたPLDTのインターネットが、1週間のタイ出張から戻ったら繋がっていました。仕方ないので明日料金を払いに行ってきます。ただ、PLDTのオフィスって「多くの人が集まる場所」なので閉鎖されてないかな?

ここで思いつく次のシナリオは、オフィスが閉鎖されてしまい料金が払えないのに、料金未払を理由にネットを再び止められてしまう。まさか!と思いますよね。いやいや、ここはフィリピン、十分あり得ますね。

こうして、セブにいると危険予知能力が著しく向上するのです。


3. セブのレストラン

今週はこのコーナーはお休みです。


4. 今週買ったもの

今週はこのコーナーもお休みです。


5. 筋トレ

今週はこのコーナーもお休みです。


6. 経済&投資

日経平均 (年初来  %)
ダウ平均 (年初来  %)
フィリピン平均 (年初来  %)

今回はこのコーナーも初めて休みますね。数字を見なくても皆さん分かっていますよね。こういう時は、数字を見ない方が精神衛生上もベターなのです。何度も言いますが、日本株はダメですが、アメリカ株はそれなりに戻しますよ。経済指標は抜群ですし、11月には大統領選挙ですから。

こういう時は、専業の投資家でない限り、本業に集中です。


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