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週刊セブ島留学&起業日記(第25回)

この記事は2018年12月9日に配信されたメルマガのバックナンバーです。

<今週のトピック>
・フィリピン留学、学校で一番大切なのは講師のクオリティ
・丁寧で感じの良い英語を学びましょう
・セブで日本人を現地採用するということ
・フィリピンでの「外国人」の見られ方
・『日本国紀』百田尚樹著

以前もこのメルマガに書きましたが、10月末に創業者メンバーの講師が一名退職したのでその補充をすべく採用活動をしています。しかし、かれこれ1ヶ月以上が経過するにも関わらず一向に決まりません(悲)。実は、確実な当てが1人いるので切迫感はないのですが、掘り出し物がいれば採るつもりでやっています。しかし、全く掠りもしないというのが実情です。

ここで、私の英語学校の基本的な経営スタンスをお話ししておきます。一言で例えると、「頑固なラーメン屋のオヤジ」です。要は、納得できるスープができない日は店を開けません(キッパリ)。学校に置き換えると、定員前提での講師採用はしません。良い講師がいれば採る、良い講師の数に限りがあればお客さん(生徒さん)の数を減らす、実にシンプルです。

通常の学校経営は、固定費を計算し、生徒さん1人当たりの利益を算出し、季節要因を加味した上で毎月の稼働率を想定します。そうすると、講師の必要数が自ずと出てきます。そして、この競争激しいセブの留学業界では、大規模な設備投資をする学校も多く(見栄えは営業上、本当に大切)、その投資を早期に回収しようと、規模拡大に走るわけです。そうすると、講師の採用基準はグッと下がります。つまり、英語学校の最大の売りである「講師の質」が下がるわけです。

そんなので良いのか?と皆さん思いますよね。実は、良いかどうかは別として、それで通用するのです。セブに留学に来る生徒さんのおそらく95%は初級者なので(超初級者?)、少なくとも講師の英語力は判断できないのです。悲しいかな、これが現実です。

今回の採用活動では、100名を越す応募が既にあり、中から8名を面接に招待しました。そして、実際に面接に来たのはたった2人という惨状です(苦笑)。日本人には理解できないことですが、「はい、その日に伺います」と返信があったにも関わらず、当日来ない人が多いのです。共同経営者曰く、「それ、単純に忘れてるだけだよ。フィリピン人、すぐ忘れるから」とのこと。確かにそうかもしれませんね。まあ、メールを出して返信が来れば良い方で、履歴書を出しておきながら返信しない方が多数派ですから。

こうしてようやく面接まで辿り着いた2人の候補者の面接結果は、いずれも落選。私の採用基準の最優先事項は、「お客さん(生徒さん)が気持ち良く授業を受けられる講師か?」です。一方で、足切り基準として「全うな英語力」を見ます。まあ、英語学校ですからこれは当然です。

今回の2人、性格は良い子でした。穏やかで控えめで、まあこれなら生徒さんも嫌な気分にはならないかな、という程度。一方で、英語力は惨憺たるものでした。具体的に言うと、Japanese people isって言ったり、自分の経験を話す時に終始現在形で話したり、複数のsを全て忘れたり、オイオイそれって中学生レベルだよって間違いばかり。そういえば、飛び込みで履歴書を持参した子が1人いたので、即席で面接をしたところ、時折ビサヤ語(セブの現地語)が飛びだしたのには閉口しましたね。

ここまでの話、一見、単なる面接エピソードに聞こえますが、大きな問題を孕んでいるのです。では、何が問題なのか?それは、この2人が「セブでも有名な英語学校にある程度長期間勤めていた」ということです。彼女たちが英語を教えていた学校は、どの留学エージェントのHPを見ても必ず紹介されている老舗の有名校です。

これ、許されます??

先ほど書いた通り、確かに日本人の初級者さんには彼女たちと優秀な講師たちの英語力の差は判別できないのです。だからと言って採用します?納得いかないスープをお客さんに出します?経営者(日本人)は見ていないのか?そもそも講師の質には興味ないのか?確信犯なのか?面接をしながら、こんな憤懣やるかたない気分を味わっていました。

セブ英語倶楽部は、当面、講師4人(フィリピン人講師3名と私)で運営していきます。生徒さんの定員が10名なのでこれでもなんとか足りるのです。そして、1月には1名補充の予定です。私たちは、講師のクオリティには絶対妥協はしません。


さて、話変わって「言葉って大切」という話をしたいと思います。というのも、昨日、下記のAV男優のしみけんさんのブログ記事を読んだので。

「モテる人」と「嫌われる人」の差
https://ameblo.jp/avshimiken/entry-12424607242.html

僕はしみけんさんのツイッターをフォローしてます。彼、最高にキレます。「AV男優」という職業に対する偏見を捨てて今すぐフォローしてみてください。珠玉のツイートに出会えますよ。

AV男優しみけん
https://twitter.com/avshimiken

しみけんさんは、この記事の中で言葉のチョイスの大切さを力説しています。そして、それは私が普段、セブ英語倶楽部の授業で力説していることに通じるものがあります。私の口癖の一つは「小難しい英単語覚える時間があったら、◯◯ということを覚えて下さい」というもの。◯◯には色々なものが入るのですが、その一つは、「単語ではなく、センテンス(文)で話しましょう」ということ。理由は、単語だけでは相手に失礼に写ることがあるからです。具体例を出して説明しましょう。

皆さん、レストランで「メニュー下さい」って言う時、なんと言いますか?極端な言い方ですが、私のセブでの経験上、ほとんどの日本人が「Menu」か「Menu, Please」と言っています。これ、最悪です。すごくぞんざいに聞こえます。That’s a big no no!って感じです。「please をつければ丁寧ですよね?」と言う人もいますが、それは都市伝説です。pleaseは「付けないよりはマシ」というだけで、付ければどんな言葉も丁寧にしてくれるようなマジック・ワードではありません。

「メニュー下さい」には色々な言い方がありますが、最もシンプルな表現の一つが、Can I have a/the menu, please?です。menuの前に、Can I haveのたった3語を付けただけです。音的には「キャナイハヴ」の一語です。これだけで、聞こえ方は全然違います。本当です。

私は授業の中で、いつもこんな話をします。皆さん、日本で「メニュー下さい」と言う時、センテンスで言いますよね?と。ウェイトレスさんに、ぶっきらぼうに「メニュー」と言う人どう思いますか?もしそれが初めてのデートなら、僕なら2度目はないですね、と(女性でもそういう人います、経験済み)。そうです。皆さんは日本で日本語を話す時は、しっかりと文(センテンス)を作っているのです。「水」と一言言うより、「ごめん、水もらえる?」の方が圧倒的に好感が持たれることを識っているのです。なら、どうして英語になると単語だけで許されるのでしょうか?

私はこんなことを普段授業で教えています。繰り返しになりますが、小難しい文法を勉強するよりも、遥かに実践的で役に立つ知識です。実は、私自身、フィリピンには苦い経験があるのです。私はイギリスの大学院を卒業して間も無くセブに来たのですが、セブに来た当初は毎日怒っていました。何に腹を立てていたかと言うと、フィリピン人の英語に対してです。もう誰もが、単語で話してくるのです。やたら面倒臭い長い英語を話すイギリス人に慣れた私には衝撃でした。なんて雑なんだと。そして、なんて不親切なんだと。だって、単語だけでは意味が理解できないこともあるわけです。

いまでは、そんなフィリピン英語にもすっかり慣れました(笑)。それでも、私は必ずセンテンスで話します。そして、それで通じない場合のみ、単語オンリーに切り替えます。これが、私の英語学習者としての最低限の矜持です。少なくとも、レストランでの最初のオーダーは絶対センテンスで言います。だって第一印象って大切ですよね!少なくとも、私は「また、うざい客が来た」とは思われたくないので。

ここまで読んで、「じゃ、今日から私もセンテンス英語を心がけよう」と思ってくれたら大変嬉しく思います。是非ぜひ、頑張って下さい。しかし、そんな気分が上がったところに水を指すようで恐縮ですが悲しい現実をお伝えします。それでも、単語で注文する人が後を絶ちません(悲)。まあ、難しいのは分かります。恥ずかしいのも分かります。でも、そこを何とか乗り越えましょう?

「伝われば良いじゃん」とか開き直らないで下さいね。あなたは「正しい」英語を勉強しにセブに来たのです。そして、厳密にいえば、オーダーするという範囲での意味は伝わっていますが、「礼儀正しいあなたの人格」は「メニュー、プリーズ」の一言では全く伝わっていないのです。

最悪、フィリピンなら大丈夫です。フィリピン人は、現地語でも単語単位で会話をしているので、英語でもそうなっているのです(これ私の分析)。ですから、失礼に当たることはありません。むしろ、分かりやすくて良いかもしれません。でも、それでイギリスやアメリカに行ったら、蔑みの目を向けられる可能性は少なくありません。なんてマナーのない客なんだと。まあ、これも授業でよく話すことですが、だから、私は「センテンスで話しましょう」と力説しているわけです。

私の英語力はまだまだ未熟ですが、それでも海外でビジネスをやれる最低限のレベルにはあります。そして、私は地道に地道にこれまで英語力を磨いて来たのです。レストランで注文する時、事前に何度も何度も注文フレーズを頭の中で繰り返しリハーサルしたものです。イギリスに渡った当初、イギリス英語のイントネーションが、あまりにもそれまで私が習っていた英語と違い、意思疎通に困難を覚えてからは、イギリス英語のモノマネばかりしていました。英語初級者に戻ったように、イギリスのコンビニに行く前にはイギリス英語のリズムで話す練習をしたものです。友人と食事に行く際は、率先して予約係を買って出ました。だって、それ最高の練習場所ですから。

私は、留学生の皆さんと食事に出かけることも多いです。そんな時に、彼らが私が教えたフレーズを使ってくれたりすると本当に嬉しく思います。私にとって最高の瞬間です。Can I have a menu, please? たったこの一言が、私を幸せにしてくれるのです(冷えたビールに良く合います)。そしてそれは、同時に、留学生の皆さんを「こっち側(英語を話せる人が住む世界)」に誘ってくれる大きな第一歩でもあるのです。


さて、今週の質問コーナーに行きましょう。

1、今週の質問コーナー


Q1, Nさんからの問い合わせ

はじめまして。いつもメルマガを参考にさせていただいております。株式会社KのNと申します。


弊社はウェブマーケティング関係の事業を展開しており、その中の事業の一つをセブに移設しようと検討しています。そこで諸々コスト感やスケジュール感を知りたくお問い合わせいたしました。


基本的には日本人をセブ島で雇用し、日本で受注した仕事をセブ島で行う予定です。またセブ島での勤務者向けの特権として、英語学習を業務時間内に組み入れようと考えています。


実質業務を6時間+英語学習2-4時間など。


そのため英語講師も常勤雇用できればと思います。初期段階では、日本人雇用5名+英語講師1名を想定しており、会社設立から事務所開設など依頼した場合の諸々の費用感を教えていただけますと幸いです。


ご不明な点などございましたらお気軽にお声がけくださいませ。以上、宜しくお願い致します。


<KGの回答>


Nさま、お問い合わせありがとうございます。詳細は、個別に返信を差し上げた通りです。


さて、実はこの手の問い合わせは結構多いのです。「この手」の意味は、「セブで日本人を雇用する」という意味。現地採用であれば、日本人の給料も節約できますしね。諸々固定費も安いし、そうお考えになるのもよく分かります。しかし、そのアイデアには2つの大きな問題があります。


一つ目は、ビザの問題です。日本人が合法的にフィリピン国内で就労するには9Gビザ(就労ビザ)の取得が必要です。フィリピンは比較的、就労ビザの取り易い国ですが、5人も取るのは大変です。基本的には、どの国も「その国の国民の雇用」が最優先です。ですから、「その国の国民の雇用」を脅かすような外国人の雇用は許可しません。当然ですね。


日本人が就労ビザを獲得するには、それなりに理屈が必要です。「フィリピン人には提供しえない役務」を提供するのであれば問題なく通るでしょう。しかし、5人となると話は別です。私は、9Gビザを持っていますが、取得時には「当社は4人のフィリピン人を雇用しています」という宣誓書を提出しています。


おそらくフィリピンでは明文化はされていませんが、「外国人1人の雇用に対し、現地人従業員◯人」という暗黙のルールがあります。タイでは「タイ人就業員4人に対し、外国人1人」と明確に法律に書かれています。以上から、日本人を5人採用するのであれば、20人くらいはフィリピン人を雇う必要があります。そんなには甘くはないのです。まあ、20名雇っても日本で雇う日本人1人分の給料より安いこともありあえますが。


2つ目の課題は、セブ在住の日本人のビジネスマンとしてのクオリティ。私のセブでの日本人付き合いは非常に限定的なのでよく分からないので、友人の話を引用します。彼は数年前にセブで会社を立ち上げようと、セブで一番有名な雑誌「セブ・ポット」に求人広告を掲載しました。そして、彼に寄せられた履歴書の数々に驚愕したそうです。彼の言葉をそのまま書きますね。「まともな経歴の人がいない」と。


要は「日本では勤まらない人しかいない」とのことでした。確かに好景気の日本を離れてセブで就職するって、よほどの理由がないとしないかなと。まあ期間限定で英語を学びながら働きたい、とかの理由であれば分からなくもないですが。ただ、忘れてはいけないこと。それは、安いものにはそれなりの理由があるのです。


安かろう悪かろう、って言いますよね。


私なら優秀な日本人マネージャーを1人セブに派遣して、十分な現地手当を出して、その人に立ち上げから採用まで一切を任せます。そして、そんな形であれば、私もお手伝いがしやすいですね(時間が許せば)。


Q2,Aさんからの投稿


~~ガイジンの見られ方・フィリピン編~~


良く日本人は『東南アジアに行ったら日本人モテモテなんだよな~』なんて言いますよね。


『俺ら金持ちニッポン人だしさ~』


本当にそう思ってますか?


マニラやセブなど、ガイジン相手の、ある種特別なビジネスがある大都会だったらそうかもしれません。


でもでも、いくらそんな大都会であっても、彼女たちは金持ちフィリピン人と腕を組んで歩いているのがホントの勝ち組なんです。


家柄が良い金持ちフィリピン人男子、家柄が良い美人しか本命として選びません。


家柄がボチボチ以下の美人とは遊びでしかお付き合いしません。ホンキじゃないです。


フィリピンの大都会では、ガイジン中高年男性と歩いているカップルがメチャ多いですから、目立ちません。だから抵抗が少ないだけ。


そもそもガイジンが少ないフィリピンの田舎では、中高年ガイジンと歩くのは非常に抵抗が大きい。何故なら「あぁ、あの女、金のためにオジイちゃんと付き合ってんのね」、という周囲の目に堪えられないからなんです。若くてイケメンのガイジンは別ですよ。このケースは完全な勝ち組に見られます。


体裁を超気にするフィリピン人女子、田舎では特にそうです。


だからフィリピンに在住しようとしているガイジン日本人の皆様。地域によって、ガイジンの見られ方は全く異なりますから・・・お大事に。


話しは反れますが、インドネシアはそういう所がフィリピンと比べ少ないです。


体裁よりも実を取ってくれるというか・・・どこでもホント優しいです。


アセアン在住ベテラン各氏と『アセアン各国のどこの女の子がベストか?会議』を開いたことがありました。


大半がインドネシアでした(ワタシも)。


是非とも英語を学び、ジャカルタに出掛けてみてください。初心者はジャカルタからです(笑)。


<KGの回答>

「金持ち日本人」、確かにフィリピンではまだまだ通用しますね。一部の富裕層を除いてはこの国は本当に貧しい。どうして、こんなに低賃金で生活できるのか不思議なくらい貧しい。


そんな環境で、子沢山のフィリピン人家族で、多くいる娘の1人が外人の旦那を連れてきたら「でかした!」となるわけです。親からすれば「絶対逃すな」となるわけです。親は「体裁(見た目)」よりも、「実(金)」をとりますね。日本に比べて、国際結婚への心理的ハードルも低いので。


ところで、Aさんが仰る通り、金持ちフィリピン人は金持ちフィリピン人としか付き合いませんよね。この階級社会、日本人には新鮮です。そして、フィリピン人の金持ちといえば、基本、中華系・華僑系なわけです。みんな、普通のマレー系のフィリピン人よりも白い肌を持っています。


実は、私にはマークという数少ないフィリピン人の友人がいます。はい、中華系です。初めて彼と話した時は、やたらと「僕たちチャイニーズは」的な発言が多かったので、「えっ、中国人なの?」と国籍を聞いたところ、フィリピン人でした(笑)。要は、フィリピンには「チャイニーズ・フィリピーノ」という排他的な社会があるのです。実は、数年前にこのマークの結婚式に参加したのですが、ほぼ中華系の集会でした。そんな中、マークのお相手は非中華系の普通のフィリピン人女子。後から聞いた話ですが、中華系フィリピン人が非中華系と結婚することは異例中の異例とのことでした。


話変わって、ジャカルタ、興味あり過ぎます!!是非ぜひ詳細な続編を、読者の皆さんを代表して切にお願い申し上げます。


ジャカルタ、僕には「やたら喫煙率の高いタバコ臭い国」というイメージしかありませんので。

2、フィリピン・ビジネスあるある

今週はこのコーナー、お休みです。


3、今週のセブのレストラン

今週はこのコーナーも、お休みです。


4、今週買ったもの


日本国紀
https://amzn.to/2QGiIzb


とうとう手に入れました!まだキンドル版が出ていないこと、セブ英語倶楽部の留学生に貸し出したいことを前提に、久しぶりに「紙の本」を購入しました。


『日本国紀』は、ベストセラー作家の百田尚樹さんの最新作で、発売1ヶ月で50万部を誇る久しぶりの大ベストセラーです。平成最後のミリオンセラーの声も囁かれるほどです。百田さんは、その言説から敵も多く「極右作家」というレッテルを貼る人もいますが私はそうは思いません。ただの、超愛国者のおっさんです(笑)。だって、皆さん、「海賊と呼ばれた男」とか「永遠のゼロ」って読みました?あんな素晴らしい作品を書く人の心が曲がっているはずないのです。


海賊と呼ばれた男
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永遠のゼロ
https://amzn.to/2RLdRtJ


さて、本の内容はそのまんま「日本の歴史」です。一切のネタバレを防ぐために内容には触れませんが、百田さんがこの作品を書こうと思った動機だけここに紹介します。


数年前、百田さんはアメリカ人弁護士のケント・ギルバートさんと対談をしました。日本の歴史教科書に強い懸念を抱いていた百田さんは、ケントさんにこんな質問をされたそうです。


『アメリカの歴史の教科書ってどんなものですか?』


この問いに対するケントさんの答えが実に秀逸です。


『アメリカの歴史の教科書は、それを読んだ誰もがアメリカのことを大好きになる教科書です』


そして、百田さんはこう思ったそうです。


『よし、ワシが日本人が日本のことを大好きになる歴史教科書を書いてみよう』と。


その本が、日本国紀です。


5、筋トレ

スミマセン、このコーナーもお休みです(汗)。


下記は、セブ英語倶楽部 筋トレ部について。


卒業生からの最新体験談。
『英語と筋トレ、人生における財産を手に入れました!』
https://goo.gl/uedEXh


興味のある方は、下記をどうぞ。
『肉体改造&ダイエット留学 英語力と健康的な体を手に入れる』
https://goo.gl/mGMe5e


6、経済&投資

日経平均 (年初来 -4.77%)
ダウ平均 (年初来 -1.34%)
フィリピン平均 (年初来 -12.82%)


中国の通信大手のファーウェイ・ショックが世界を席巻しましたね。私が知る限り、アメリカ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドでファーウェイ製品は締め出されました。日本政府の反応も早く、政府調達からファーウェイは除外されました。そして、ファーウェイのCOO、創業者の娘がカナダで逮捕され、アメリカがその身柄の引き渡しを要求しています。


容疑はスパイ疑惑です。


詳しくは書きませんが、要はファーウェイ製品を使うと個人情報を根こそぎ取られるそうです。信じるか信じないかは、お任せします。少なくとも、多くの選択肢がある現状で、私にはファーウェイを使う理由は見当たりませんが。


日本では、ドコモとソフトバンクがファーウェイを扱っているそうですね。今後、どうなるか見ものです。


そういえば、先週は日本でソフトバンクの通信障害が発生し、イギリスでも通信最王手のO2が通信障害を引き起こし、イギリス中が大損害を被りました。原因はエリクソンにあると特定できたそうですが、この通信業界の度重なる不祥事、ちょっと嫌な感じですね。少なくとも、これまで日本の株価を大きく牽引してきたソフトバンクがやばいですね。


さて、話変わって、先週アルゼンチンのブエノスアイレスで開催されたG20で、安倍首相の存在感が際立っていましたね。頼もしい限りです。恒例の写真撮影でも、議長国のアルゼンチンの大統領とトランプ大統領の間(つまりほぼ中央)にいました。こんな総理大臣、過去誰もいませんでした。いま、安倍さんの代わりが務まる政治家はいませんよね。なのに、野党は問責決議?誰の利益を求めて政治をしているのでしょうか?


G20最大の関心事は、米中首脳会談でした。結果は、一言で言ってアメリカ・トランプの圧勝。習近平は、アメリカの追加関税を逃れるために、アメリカの要求を全飲みさせられたわけです。そして、多くの無理難題を突きつけられ(中国にとっての)、それを90日以内にやり遂げないと追加関税を掛けられてしまうわけです。この結果、中立的に見ると「中国の土下座」ですね。アメリカを100%好きな訳ではありませんが、殊、貿易ルールに関しては明らかにアメリカの主張の方が筋が通っています。残り90日。3月初旬、チャイナ・ショックが吹き荒れるかも。


おっと、その前に、今週イギリスでEU脱退(Brexit)案のイギリス国会での採決がありますね。もしこれが否決された場合、為替市場と株式市場は、トランプ当選時以来の乱高下となる可能性もありますね。


FXでポンドで儲ける絶好のチャンスですね。確率は50%!私の予想は、Hard Brexit (否決)です。この場合は、ポンド売りですね(ポンドが一時的に暴落するので)。予想が外れることを祈っております。


それでは、また次回お会いしましょう。

Happy Studying!!

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