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週刊セブ島留学&起業日記(第80回)

この記事は2020年4月18日に配信されたメルマガのバックナンバーです。

<今週のトピック>
・今だからすべきこと
・読者さんからの質問:セブの学校はいつ再開すると思いますか?
・地元のカレンデリアが熱い
・「アイデアの作り方」という古典的名著
・頭が良くなりたかったら有酸素運動
・株式投資再開!

セブで3週間もロックダウンを喰らい、いい加減飽きてきたので武漢肺炎ネタをできるだけ封印することにします。そして「アフターコロナ」に向けて着々と準備をしていきたいと思います。

<今だからすべきこと>
残念ながら医療従事者でもなく、国内にすらいない自分に、いま日本に貢献できることは何もありません。情けない限りです。更には、ここ異国の地フィリピンでは、働くこともできません(私の労働ビザは学校業務限定なので)。ということでジタバタしても仕方ないので、3つのことをやろうと決めました。

1. 勉強する
2. 体を鍛える
3. 身近な人に貢献する

まず、1の「勉強する」について。僕は今こそ「力を貯める時」だと思っています。こんなに纏まった時間が取れる時なんて、下手したら残りの人生でもうやってこないかもしれません。

僕は英語講師という「サービス業」従事者なので、教え方とか知識がそのサービスレベルに直結します。これは料理人でも、マッサージ師でも、会計士でも、弁護士でも同じでしょう。だから僕は勉強します。

何を勉強するのがベストか、どう勉強するのが最適かなんて分かりません。そんなの勉強しながら考えれば良いし、継続していればそのうち見えてくるものです。ショートカットばかり求めてはいけません。いまは「点を打ち続ける」のです。

スティーブ・ジョブズの有名なスピーチを持ち出すまでもなく、点が増えればやがて点は結びついて線になるのです(成果となる)。10個しか点がない人と、100個点がある人では、線になる確率は10倍、いやそれ以上に大きいでしょう。

世の中にはどこに点を打てば線になるかを知っている天才もいるでしょう。でも僕には分かりません。しかし、点を打たなければ何も生まれないのも事実です。であれば、やはり点を打ち続けるしかないのです。

なんでも良いのです。少しでも気になることがあれば勉強してみましょう。将来どこかできっと他の点と繋がりますよ。こう考えているのは僕だけではないと思います。今回のセブでのロックダウンに際して、「時間できたから会計でも勉強しようかな」と言っている人がいました。共感を覚えるとともに、とても嬉しく感じました。

いまは宣伝しても何も売れません。セブでは有名なウェブサイトのPV(ページビュー)が以前の5%以下になったという噂も聞きます。いまは「アフター・コロナ」に備えて力を貯める時です。

2. 体を鍛える

僕は今でも毎日運動をしています。ロックダウンで基本外出禁止ですが、1日1回、スーパーまで思いっきり遠回りして買い物に行ってます(たくさん歩きたいだけ)。当然ジムは開いてないので、家にあるものを適当に持ち上げたりして筋トレしてます。ストレッチも欠かさずやっています。

今回の武漢肺炎騒動で、僕は「自分は絶対感染しない」という根拠のない自信を持っています笑。持病もなく、これだけ体を鍛えていて、食事にも気を配っている自分が感染するはずがないと心底信じています。

この根拠のない自信こそが体を鍛える最大のメリットかもしれません。残念ながら、今回の騒動で精神が弱っている人は多くいます。下記の「4. 筋トレ」コーナーで詳しく書いていますが、運動は「脳」と「心」の両方に非常にポジティブな影響を与えてくれるのです。

1日30分で十分です。24時間のうちのたったの30分が、残りの23時間30分を快適に過ごさせてくれます。これまで運動習慣の無かった人にとっても、運動を始める絶好の機会です。有り余るほどの時間がある今こそチャンスです。


3 身近な人に貢献する

実はセブ英語倶楽部の卒業生限定で、ZOOMを使用した英語のオンライン授業を開始しました。今日の午前中に、ちょうど2回目を終えたところです。また、以前から依頼があった卒業生の方には、マンツーマンでの授業も特別に提供しています。

ZOOMを使ったオンライン授業は、1コマ40〜50分をワンコイン(500円)で提供しています。生徒さんは最大4名まで。興味のある方はメルマガ読者さんにも開放したいと思いますので、ご連絡を頂ければと思います。

このようにオンライン授業を始めた理由は、シンプルに「何か新しいこと」をやりたかったからです。特に綿密な計画はありません。ただ、何か始めれば、何か続ければ、人と繋がり続けていれば、何かが生まれると思ったからです。

であれば、まずはセブ英語倶楽部の卒業生ともう一度繋がりたいと思い、お声がけさせて頂いたのです。失礼ながら?予想通り、皆さん、英語の勉強からも遠ざかっておられました。久しぶりの授業に、皆さんの英語はかなり錆び付いていました。あっ、これは十分にお役に立てるなと確信しました。

また、グループ授業なので生徒さん同士で新たな関係が生まれることも期待できます。英語学習についてお互い刺激を受けたり、共通の趣味について情報交換したり。だから、僕はグループ授業の方が好きなのです。

僕はCELTAという資格も持っていて英語教授法もしっかり勉強しているので、授業中に自分が話しまくることもありません。僕の役割は皆さんに気持ちよく英語を話してもらい、お互いのコミュニケーションを促すことです。

正直、オンラインのマンツーマン授業なら「ネイティブキャンプ」一択です。セブにあるオフラインの英語学校が、今回の騒動を受けてこぞってオンラインにシフトしても絶対に敵いません。それくらい、ネイティブキャンプは優れています。

まず予約をせずに「いますぐレッスン」をクリックすれば、待たずに授業が受けられます。先生もフィリピン人だけでなく、欧州やアフリカの先生とも話せます。しかも、授業は受け放題で月額6000円程度です。かくいう私もネイティブキャンプの受講生です。ですから、普通にオンライン授業を受けたいと言われたら、私は迷わずネイティブキャンプをお勧めしています。

しかし、前述の通り、グループ授業にはグループ授業の良さがあります。そして、グループ授業の運営はマンツーマンのそれより遥かに難しいのです。更には、皆さん「卒業生」「同窓生」ということで、最初から緊張せずに授業に溶け込めるという利点があります。

ですから、私は敢えてグループ授業にしました。マンツーマンで教えている方はIELTSという特殊な試験対策です。こうした特殊なことも、通常のオンライン英会話では提供し得ないことなので取り組んでみることにしました。

こんな世界情勢ですが、1日1回は「ありがとう」と言われて、誰かに「ありがとう」と言える何かを仕掛けていきたいと思っています。学びたいという人が集まるコミュニティのようなものが作れたら嬉しいですね。


それでは、いつものコーナーに行きましょう。

1. 読者さんからの質問

Q: Nさんからのメッセージ

KGさん、いつも勉強させて貰っています。ありがとうございます。KGさんのYoutube動画もメルマガも全部読ませて頂いています。

私はセブ留学リピーターなのですが、次回は是非、ゼブ英語倶楽部にお世話になりたいと思っています。そこで、質問なのですが、セブの学校はいつ頃再開するのでしょうか?中には5月や6月に再開としている学校もあると聞きます。

私の次回の留学予定は夏休みです。それまでに、セブの学校が再開できることを願っています。


A: KGの回答

Nさん、励みになるメッセージ、ありがとうございます。今後も鬼の継続で、メルマガもyoutubeも続けていきたいと思っています。

さて、いつ学校が再開できるか?についてですが、全く分かりません!すみません!!

動画内でも言いましたが、学校再開には下記の3つのハードルがあります。

1. セブ州から、学校再開の許可が出ること
2. 移民局から、外国人入国許可が出ること
3. フィリピン人講師が、怖がらずに外国人に接することができること

まず3については、最近は大丈夫かなと思い始めています。当初は過度に極度に武漢ウイルスを恐れていたフィリピン人も、いまでは完全にロックダウン疲れしています。「もうこれ以上、家にいるの限界」って雰囲気をヒシヒシ感じます。更には、お金がなくて困っているフィリピン人も多くいます。なんとなく、メンタル的にはセカンド・ステージに入りつつあるように感じます。

次に1のセブ州の許可ですが、これは6月にはOKが出るでしょう。というのも、6月はフィリピンの新学期(新年度)の始まりだからです。感染者や死者数がこのまま推移し爆上げしなければ、一部のエリアを除いては解除されるような気がします。

しかし、1番の問題は2の移民局からの許可です。僕は年内は諦めています。これが本音です。そのつもりでセブ英語倶楽部の資金繰りも計算しています。

外国人の受け入れについては段階的に行われるでしょう。まずは、フィリピン人。実は、現在はフィリピン人ですらフィリピンに入れないのです。次に、永住権を持つ外国人やフィリピン人の配偶者。

その次が、9Gビザという就労ビザを持っている人でしょうね(私はこれに当たります)。勿論、世の中の流れ的には、仮に入国を許可したとしても「14日間の隔離措置」は義務付けられるでしょうね。

以上のような人であれば、14日間隔離してでもフィリピンに入国する価値もあるでしょう。しかし、観光客や留学生がそこまでしてフィリピンに来るとは思えません。つまり、仮に観光客に入国が許可されても、この「14日隔離」がなくならなければ誰も来ないということなのです。

そして、この隔離措置を取っ払う根拠って誰も持っていないのです、多分。。特効薬の開発を除いては。

『新型コロナワクチン、9月にも実用化 英研究チーム』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57982130T10C20A4910M00/

日本を含め世界中の研究機関が開発を急いでくれていますが、上記が一番早い楽観的なニュースですね。ということで、ざっくり最低でもあと半年の我慢ですね。


2. フィリピンのビジネス&生活あるある

今週はこのコーナーはお休みです。


3. セブのレストラン

私が住む近くには「カレンデリア」と言われるフィリピンの大衆食堂が軒を連ねています。しかし、今回の武漢肺炎騒動で明らかに明暗が分かれました。簡単に言えば、継続しているお店に客足は途絶えません。

勿論、売上は落ちているでしょう。それでも、それらのお店のオーナーやスタッフは生き生きして見えます。明らかに楽しそうに見えます(普段からそうしろ!)。最近では、以前は売っていなかったフルーツを店頭に並べ、文字通り叩き売りをしています。私も当然、買わされました笑。

それらのお店の周りには、以前はなかった八百屋が出現してきました。その付近で以前は細々とやっていた露店の魚屋もじわじわ規模を拡大しています。ということで、夕方になるとそのエリアは完全にクラスターとなるので、ここ数日は役人が監視にやって来るほどです。

大型スーパーは継続して営業しているのにこんなことが起こっているのです。興味深いですね。やはり「続ける」って大切なのです。続けることで見えること、続けることでしか見えないことってきっとあるのです。

そして、そこには「労働する喜び」があります。ロックダウン下のセブで、いつもは気にも止めないローカル食堂で、こんなことを感じました。

「労働する喜び」、これは先日のメルマガで紹介した「海賊と呼ばれた男」に出てきた朱玉の名言の一つです。いまこそ、ずしりと響く言葉です。

ちなみに私が一番嫌いな言葉は「不労所得」です。


4. 今週買ったもの

『アイデアのつくり方』
https://amzn.to/2ViHbfy

古典的な名著です。この本には電子書籍版がないので、1月に日本に帰国した際に購入し最近読んでみました。

僕は良い本だと思います。

この本の存在は20年以上前から知っていました。私には広告代理店勤務の友人が割りと多いのですが、彼らからこの本の存在を若い頃から知らされていました。

私のこの本に対する感想ですが、「共感を覚えた」というのが正確だと思います。というのも、この本ではアイデアが生まれる過程を5つに分けて解説しているのですが、それはそのまま私が前職時代に実践していた方法と同じなのです。大きなプレゼンがある時にいつも実行していたプロセスと同じです。更には、英国MBA時代の後半に経験的に学んだ「エッセイの書き方」と基本同じです。

ネタバレは避けたいので詳細は割愛しますが、(1)要は徹底的に調べて、(2)獲得した情報をあれこれ頭の中でぶつけ合わせる。そんなことをしていると、(3)ある時突然アイデアが勝手に浮かんでくる。そういうことです。

逆に全然調査しなければ情報がないので何も生まれません。情報があってもそれらを使って考えなければ何も生まれません。当たり前のことです。こんなこと、僕は知っていました。だから「共感」と言ったのです。

とはいえ、根本的なことを思い起こさせてくれた本書には感謝ですね。


5. 筋トレ

今日は有酸素運動が素晴らしいという話。

下記は以前のメルマガでも紹介した本ですが素晴らしい本なので、家にいる時間が多い今こそ、是非手に取って欲しい本です。

『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』
https://amzn.to/2Ke9eX1

本書では膨大な数の実験と事実に基づいて、有酸素運動の効能が徹底的に裏付けられているのですが、ざっくり言っていることは下記です。

・週3−4回、30分程度の有酸素運動をすると頭が良くなる(成績が向上)
・同様に、有酸素運動で鬱が解消される

つまり、走ったり歩いたりする有酸素運動は「脳」にも「心」にも効くのです。更には、その有酸素運動も激しいものである必要はありません。ということで、自粛ムードの昨今ですが、早朝の人の少ない時間を見つけて、毎日歩いてみては如何でしょうか?

私はセブ英語倶楽部で「筋トレ部」の部長もしています。週3回、授業が終わった後でみんなでジムに筋トレにいくのですが、そのジムには有酸素運動用のマシーンはありません(バイク程度はありますが)。一方で、学校からジムまでは徒歩で10分以上はかかるのでそれで十分なのです。

学校に筋トレルームを作ることを検討したこともあるのですが、私はこの「往復徒歩20分」を重視し計画を頓挫させました。セブは暑いので、行きの徒歩10分が良い準備運動になります。10分も歩けば薄ら汗もかくので、これが格好の準備運動となり怪我の防止に役立つのです。

更には、本書で紹介されているような、有酸素運動の脳と心への作用。学校が再開できたら、朝のウォーキング・クラブでも立ち上げようかなと思っています。

誤解しないでくださいね。ダイエットやボディメイクなら圧倒的に筋トレです。メンタル強化にも最強です。それにプラスするものとして、適度な有酸素運動をオススメしたいと思っています。

1日30分のウォーキングが人生を変えるかもしれませんね。そして、それは今日からできることです。普段買い物やジムに車やバイクで行っている方、今日から歩いてみては如何でしょうか?


6. 経済&投資

日経平均 (年初来 -15.89 %)
ダウ平均 (年初来 -6.06%)
フィリピン平均 (年初来 -29.93%)

このコーナー再開します。上記の数字を見てください。やはりアメリカが圧倒的に強いですね。私も今年に入ってから大きな損失を被っていますが、比較的軽傷で済んでいる方だと思います。

日経平均ETFは昨年の24,000円時点で全額売却済み。一方で、フィリピンETFは売却のタイミングを逃し損切りしました。いまは一気に買わずに徐々にダウ平均を買い増しています。

私は弱小投資家ですが、キャリアはソコソコあります。とにかく、株は売らなければ損は確定しません。まあ、年内には戻るような気がしています。「2番底」も覚悟していますが、11月には大統領選がありますので。

大統領選はトランプで決まりでしょう。何故か私のアメリカ人のほぼ全員の友人が支持するバーニー・サンダースが撤退した今、対抗する民主党にはあのバイデンしかいません。バイデン、完全にボケてます。アルツハイマーとの噂もあります。昨日拡散されたビデオを見れば、どんなトランプ嫌いのアメリカ人もトランプに入れるでしょうね。

https://twitter.com/TrumpWarRoom/status/1250782520787992577

ということで、株もいまは「我慢」です。

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