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【CL】独断と偏見でサード・ユニフォームアワード・セ2023

2022年はコチラ!

 各球団、補強期間を終え、ある程度の順位もわかってきた状態。我が中日はと言うと、悲惨なもので球団史上初の2年連続最下位街道をひたはしっているということもあり、今季はユニフォーム関係の投稿を中心にしようと思う。それでは、今回は昨季からの続き物ということで、サード・ユニフォームで秀逸なものを部門ごとに分けて書いていくこととしよう。今回はセ・リーグとパ・リーグを分け、改革賞、伝統賞、デザイン賞の3つを挙げることとしよう。まずはその第1弾のセ・リーグである。

改革賞

阪神・ウル虎イエローユニフォーム
 デザインの好みは人それぞれ。このユニフォームはキャンプの直前に発表されて賛否両論を分けたが、個人的にはかなり良いユニフォームなのではないかと感じる。

 まず、奇抜なユニフォームを採用しながらも、胸マーク、背番号、背ネームが全て読みやすい点が評価できる。ここ数年のサード・ユニフォームを見てみると、派手さを求めすぎてこうした大切な点が守られていないユニフォームが目立つ。今季より採用された広島のビジター・ユニフォームがその最たる例である。団体競技をやる以上、これではいけないのだ。また、このユニフォームのために背番号や背ネームのフォントが1から作られている点も評価できるのではないか。「型破りは型を知ってこそ」とはよく言ったもので、しっかりと基本の「き」が出来ているからこそ、このユニフォームを改革賞として選定させていただいた。

伝統賞

阪神・Family with Tigers限定ユニフォーム
 こちらのユニフォームも本企画同様に昨季からの続き物で、昨年のサード・ユニフォームアワードに引き続き2年連続で伝統賞として選出させていただいた。理由はやはり、「阪神のユニフォーム」と一目見たらわかるデザインにもかかわらず、色を変えることによって確かな非・日常感を味わうことが出来る点だ。サード・ユニフォームの名前通り、まさにホームでもビジターでもない「第3のユニフォーム」と言えるだろう。

 肝心の今年のデザインは、縦縞やロゴマーク、帽子を黒から緑色へと変えたデザイン。緑と黄色のカラー構成は藤浪晋太郎が移籍したオークランド・アスレチックスのようで落ち着いたデザインとなっている。僕もこのレプリカ帽子を購入しようか検討している最中なのだ。ただ、1つ残念な点は昨季着用された青色のデザインの時、専用の帽子がなかったこと。青色に黄色の差し色で帽子を作ったら、今度はシアトル・マリナーズのオルタネート・ユニフォームのようになっていたことだろう。新しくいいものができたら前のものに満足が行かなくなってしまうという「あるある」に陥っている。

デザイン賞

巨人・3rdユニフォーム
 某製薬会社のコマーシャルの言葉をお借りすると、あったらいいながカタチになったようなユニフォームだ。今季から帽子はニューエラ、ユニフォームはナイキと完全にMLBスタイルとなった訳だが、やはり良いメーカーを使っているだけあって「巨人軍の重み」が感じられるユニフォームとなっていると感じた。

 ここ数年、巨人のサード・ユニフォームと言えば橙魂シリーズであったが、オレンジ1色のシャツがあまり好みではなかった。すこしけばけばしいというか、見ていて暑苦しくなるデザインだからだ。UA時代の後期から、ミズノ時代は昇華プリントの柄を施したデザインも多く、「天下の巨人軍がこれでいいのかな?」と敵ながらに思っていた。

 そこで今季、黒の記事にオレンジで刺繍された落ち着いた3rdユニフォームがラインナップに追加されたので、非常に嬉しい限りである。新しくなった橙魂ユニフォームと並び、カラージャージに刺繍が施されただけの伝統的なユニフォーム。前述の阪神のFamily with Tigers限定ユニフォーム同様に、まさに「第3のユニフォーム」という言葉がピッタリと当てはまる。個人的にはNPBは日本のリーグなのだから、国内メーカーを使って欲しいというはあるものの、海を渡ってやってきたナイキは日本人が忘れていたものを思い出させてくれたのではないか。ただ、唯一残念だと思ったことはホームの東京ドームの試合でしか着用しなかったことだ。白パンを灰色にして、ビジター試合でも使って欲しかったものだ。ただ、屋外だと黒では暑いので、ナゴヤドームの中日戦かドームの多いパ・リーグとの交流戦となるだろう。

最後に

 阪神・阪神・巨人と、セの長老球団ばかりになってしまったが、お楽しみいただけただろうか。次回はパ・リーグ。こちらは今季、豊作だったので迷いどころである。

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