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【第3弾:前編】広告業界で働くギリZ世代がZ世代について討論してみた。ー広告編ー

こんにちは!Z世代研究会です。

自らがZ世代である入社1年目の社員に集まってもらい、今回は「広告に関して」ざっくばらんに話してもらいました!

それでは早速いってみましょう。

好きなCM・広告は?

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・午後の紅茶、ポカリスエット、ハイネケンの広告が好き
・アクエリアスの見えない頑張れが詰まってる、という広告が好き
・カロリーメイトの広告は毎年楽しみにしている。受験期心打たれた。

Z世代から広告に嫌悪感を持つという声をちらほら聞こえる一方で、好きな広告があるという声を聞くくことができました。実際に広告企業の採用面接でハイネケンの広告の話をした人や、受験期にカロリーメイトの広告を見て心を打たれてから毎年楽しみにしているという人も多く、視聴者の心に残る広告もあることがわかりました。

また、昨年のBOOKOOFの心君の広告にあった「本以外も売っています」というワードが斬新で記憶に残ってるという人もいました。

既存の商品の見せ方やとらえ方を変える、いわゆる、「意味のイノベーション」が実際に起きた例ではないでしょうか。ものが溢れている現代だからこそ、このような広告の見せ方がユーザーに刺さったのかもしれません。

逆に苦手意識のある広告ってある?

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・YouTubeのコンプレックスに突っ込んでいる広告
・流行り終わったトレンドをオマージュした広告

YouTubeを日常的に視聴している年代だからこそ、YouTube広告には敏感であり、コンプレックス系の広告はいい印象がないようでした。また、トレンドをオマージュした広告もよく見かけますが、やはり遅れているなと感じることもあるそうです。

トレンドをキャッチアップし、広告に反映するまでにラグができてしまうのは物理的に仕方のないことではありますが、反映までの速度を上げたり、トレンドを取り入れつつ少し見せ方を変えるなど、今後トレンドを組み込んだ広告を制作する際は様々な工夫をしていく必要がありそうですね。

元々広告にどのようなイメージを持っていた?

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・良い商品やサービスがあるのに、広告の伝え方で台無しにしてしまっているように感じてた
・広告がユーザーに受け入れられていないのが悲しいと感じていた

「いい商品やサービスがあるのに、広告の伝え方で台無しにしてしまっているように感じており、何とかならないのかな、とずっと思っていて、(僭越だが)それを変えたくてこの業界入った。」という声もありました。

また、「頑張って広告を作っているのに、このような形で出てきてユーザーに受け入れられていないのが悲しい」と感じてる人も多かったです。テレビの方がもっと自然にユーザーに受け入れられているのに対し、ネットになった瞬間拒否反応が出ているのを見て、テレビと同じようになったらいいのにと感じているようです。

ネットはテレビとは異なり、自分で情報を選べてしまうので、ノイズになりやすいというのもありますが、だからこそ、ネット広告はCM素材を流用して配信するだけでなく、Z世代の各SNSの使い方やSNSの特徴に合わせたクリエイティブを作成したり、配信手法を検討することが需要になってくるのではないでしょうか。

また、「広告に対するイメージが変わった」という人もいました。入社前までは広告=テレビ広告のイメージをもっていた人もおり、派手!豪華!という印象があったそうですが、実際にウェブ広告を深く知る中で、広告を身近に感じるようになったそうです。だからこそ、YouTubeでいい広告に出会うと最後まで見てしまう、という声もありました。

テレビは見る?好きなTV番組ある?

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・テレビよりもYouTubeやNETFLIXを日常的に見ている為ほとんど見ていない
・アメトークなど昔からのバラエティは見ている

昔から見ていたバラエティーを継続して見ているという人はいたものの、多くの人はテレビをあまり見ていないようでした。そもそもテレビが家に無いという人もおり、時間に縛られず自由なタイミングで視聴できるYouTubeやNETFLIXなどが好まれているようです。

また、「今の子供たちはYouTubeでアンパンマンを見ているみたい。NETFLIXは広告挟まないので、テレビは結構痛手な気がする。」という声もありました。有料会員登録することで広告が出ないというようなオプションも現にありますし、世の中の動画に対する視聴環境や態度、広告に対する意識も大きく変わってきているようですね。

余談ですが・・なぜ広告業界に入ったの?

同期1

・取引相手として様々な会社とやり取りできるから。
・最先端な業界であり、服装なども自由であったから。

幅広く興味関心のある人達が、様々な業種の会社と関わりたいということで「広告業界」を選んでいました。ビールやお菓子のメーカーなどももちろん魅力的なのですが、1つの商材を扱う会社で働くのと比較すると、広告業界は多種多様な商材と関われるという点はまさにその通りかと思います。

また、CCIという視点で言うと「いい意味でラフな感じが印象的だった」との声もあり、私服OKであったり、リモート勤務にも対応できるような柔軟さが魅力だったようです。

最後に

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今回は新卒社員に「広告について」をメインにインタビューしていきましたがいかがでしたでしょうか?

・広告業界を就職活動の視野に入れている方
・Z世代の広告に対する感覚を知りたい方

はもちろん、それ以外の方々にも何かの参考になったら幸いです。

次回は「【第3弾:後編】広告業界で働くギリZ世代がZ世代について討論してみた。ー広告編ー

ということで、別メンバーにも今回と同様のインタビューをしましたので、そちらをご紹介いたします!

▼前回の記事はこちら

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