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週報プークス11月 そこにあるのかよ

前回の週報はこちらから。






11月6日(月) わたしのからだに集いし、毛。

久しぶりに雨音を聞いたような気がする。
先日、まつ毛エクステの施術をしてもらった。
ホットペッパービューティーのアカウント宛に、クーポンが届いていることに気がついたのだが、ずいぶん太っ腹な額面だなと思ったのだ。
(まつ毛の施術は3,000円引きでした)
まつエクはご贔屓がある。表参道にある知人のやっているサロンだ。
今回は運良くクーポンの存在に気がついたのだし、と地元でやってるところを開拓したくなったのだ。

施術の方法はいろいろあれど、基本的に生えているまつ毛に規定の本数をグルー(接着剤)で留めていくのが、まつ毛エクステだ。
そのため、からだのターンオーバーにあたり毛が抜けるとき、寿命を迎える(おおむね2,3週間)。もしくは、まぶたに摩擦を加えたり、シャワーの水圧や油分の多いクレンジングを使うことで、グルーが剥がれてしまう。
つけまつげは仕上がった形になっているところ、エクステはさも元々、こうでしたが何か問題でも? と、ごく自然な毛の生え方を装う、非常にミニマムなものだ。
その日のうちに3本ほど抜けたものの(自分の粗相による。保たせるためには繊細な条件があるのも理解している)、今もグルーで移植された毛がアイラインをクッと濃いめにしてくれてる気がする。まつ毛、ないわけじゃないのだけど元が薄いので、毛の本数が増えると空き地に彩りが出るのだ。
シモの毛くらいの濃さは欲しかったなと思う。
眉尻は下山からやる気をなくし、脇毛は10本くらいしか生えないし、1個のからだでごっちゃごちゃの育毛環境である。

まつ毛があると顔面に風を感じるので、おもしろい。
みんな一回は、やってみたらええのに。



11月7日(火) しょーもないことに時間と脳細胞を使う楽しみ

ピース又吉さんのYouTubeのアーカイブから、ベスト11シリーズのパン回(全3回)を見る。

(再生リストの12〜14がパン回 🥐🍞🥖)
サッカーの選抜になぞらえて、お気に入りの食べものを当てはめていくのだけど、パン回を見ていて、もあもあ〜っと思い出したのが、ミルクボールの存在だった。
実家の近くにはスーパーが2軒あったが、どちらも個人商店で、母はもっぱら1軒のみを利用していた。食卓をあずかり日々チラシに目を通している方々はお察しの通り、特定の曜日になると割引が行われる品々、というルーティンがあってパンはたいてい木曜日だった。ここで買い溜めて、幼い兄妹きょうだいの土日のお昼ご飯はパンになる。
要介護者2人(実親。わたし達の祖父母)を自宅でワンオペで診ていた母からすれば、パンがあると言えば子が勝手に選んでくれるわけだし、あとは牛乳を各々注いでくれれば仕上がるのだから助かっていただろう。
半日の通学がある土曜の昼などには、茹でたてのじゃがいも(おとなの拳の大きさ)をドン! と置くなどしていた。パンも米も切らしたときは、そうしていたのだなと自分も台所に立つと色々見えてきたものだ。ほかほかでも、ぬるくなっても、冷めても、皮がむけてつるつるの黄色い表面に、アジシオやマヨネーズをつけてかぶりついたのは、あのときだけの味だな。

話を戻すと、ヤマザキをメインに取り揃えていたお店だったので、動画でさまざま挙げられていたパンも馴染み深く、ランチパックのピーナッツは母が好んで買っていた。わたしは断然たまご派で、今も揺るぎない。
銀チョコは、高校の購買でいつ行っても買えない代物であった。
なつかしさから好きだったパンが思い出されると、透明な袋に白字でなにがしかが円状に描かれたパンが浮かぶ。まんまるで、ハード系のパンかと思いきや、ガリッともパリッともせず、むしろムシッと厚みと弾力があり、力を入れてちぎって食べていたように思うあれ。子どもの顎でも咀嚼に難儀したが、気に入っていた。
中には、ごほうびのように練乳風味のクリームが入っている。
早速、なにかこのパンに関するヒントはないかと検索してみたものの、記憶のなかのパッケージと一致するミルクボールはなかった。どれも色数が多すぎて、直接的な表現ばかりなのだ。ヤマザキでも敷島(=Pasco)でもないメーカーなのかもしれない。
ハッ! これはもしや、TBSラジオ「こねくと」の菅コーヒー案件か?!

ちなみにわたしのベスト11は、
・ミルクボール
・ソフトトースト(食パンにマーガリン塗って砂糖ふったやつ)
・ランチパックたまご
・たっぷりホイップあんぱん
・小さなメープルメロンパン
・いちごスペシャル
・カステラサンド
と、ここまで書いて、ネタが尽きた。
あとは高校の最寄駅にあったパン屋の蒸しパンのみである。
ぜんぜんイレブンじゃない。セブンでもない。



11月8日(水) あれば、スライスした干し椎茸もよい。

夜はかなり冷えた〜。秋がラストスパートを走り終えるために、猛ダッシュで駆けているようだ。

なかなか寝付けなくて、きのこのポタージュスープを2袋溶いて飲む。
クリーム系のインスタントスープは、限界料理に向いている。
フライパンに水を入れて、乾麺パスタを1〜2時間漬けて戻したら、塩を振り、火にかけて麺が黄色くなった頃合いでスープを入れる。よく溶いたら出来上がり。仕上げに胡椒を振ってもいいと思う。
乾麺のまま8〜10分、茹でるよりも色の変化があるので、水戻しのほうが好みの硬さにしやすい。
パックご飯を代わりに入れれば、リゾット風だ。チンせず崩しながら入れて、熱湯であたためる。ふしぎと粒は崩れず、ちゃんとおいしい。

腹が満たされると、その日1日だけでも活力が出るもんだって深谷かほるさんの「夜廻り猫」では絶えず教えてくれている。



11月9日(木) 黄色がまぶしい

週の頭から寝る時間をたっぷり摂るようにした。
そうすると背中の痛みが和らいで、慢性的な眠気も晴れてきたように思う。
銭湯に行って、からだを緩める。なんとかなれ〜。

毎日、通っている散歩ルートの借景の奥に、獅子頭の木があることに気がついた。
獅子柚子とか、鬼柚子とか呼ばれる、険しく深いしわの入った柑橘で、なにしろ人間の頭くらいの大きさの実である。
なってるところ、初めて見たー!というひそかな興奮と共に、開けた個人菜園に佇むあれが黄色くなる前に気がつけたのではと思わんでもない。あと、「ダンジョン飯」に出てきたドライアドの実のようにも思えてきて(例えで人間の頭とか言うから……)、ちょっとだけセンシティブな気分にもなった。

獅子柚子または鬼柚子と呼ばれる柑橘類の実の写真
タブのことは気にせず、獅子頭の参考画像を見てくれ



11月10日(金) ドラマ一気見デー

「DOC」8話(先週6話って言ったけど7話だった)
病院が乗り切ったコロナ禍の過酷な惨状についての回顧、そしてロレンツォの死を機に、心身の限界が振り切れる各々の様子について。
罹患した同僚のロレンツォの、病床の酸素ボンベをアンドレアが止めた、というインサートが今シーズン随所に入れられていたんだけど、なぜロレンツォの酸素ボンベは止められたのか、が明かされた。
重苦しいなかでも絶望に浸らず、相互に助け合うチームワークで、日々を乗り切ってきた皆がそれぞれ、今そのときに刺さった棘がつっかえてるのだな、と感じる描写もしばしば(特にガブリエル)。

「大奥」幕末編 1話
阿部正弘に、苛立ちをぶつける家定の悲痛に眉が八の字になる。
そして障壁がなくなり、命題に目覚めた姿の「其方の為に将軍になった」の美しいこと……。
竹内佐千子さんの漫画「2DK」(若手俳優のファン2人のシェア暮らし)を読んでいたので、古川雄大さんや味方良介さんが出てると、なんだかうれしく思ってしまう。月代頭がお似合いですね、古川さんんん。

「パリピ孔明」7話
菅原小春(ミア)! すきだ! 菅原小春(ミア)がいっぱい見れてうれしい!
メンディー(前園ケイジ)、名声も富も手にして、なんでそんな無名の新人を潰そうとするほど「暇」なの……。


夜は「ポリタスTV」瀧波ユカリさんの定例回、カタリタスTVを見る。

(13日以降はメンバーシップ加入でアーカイブできます)
あらゆる世の物事をジェンダーに絡めて語れる! という瀧波さんへ、津田さんから100本ノックが繰り出される。次々とハライチの漫才のように。
一見、関係がなさそうでも、どこからでも滲みだすジェンダー規範。小学校で買うお裁縫箱、視聴者は「うちのタマ、知りませんか?」率が高いことにひとりでツボに入ってしまった。



11月11日(土) メンズポッキーは何処に

先日のTBSラジオ「こねくと」で、ポッキー派? トッポ派? という質問コーナーがあり、まあポッキー派が多数だったわけだが、メンズポッキーはしぬほど食べたなぁ〜と学生時代を思い出す。鳥羽 潤さんがCMしてた。
彼の演技が好きだったので、出演作品はいくつか見ていた。あの10代20代の頃と比べれば、スナック菓子に対して過剰な萌えはないのだけど、冬季限定の「冬のくちどけ」は確かにおいしい。

調べてみたら2010年に終売したそうで。
わたしは日々、気になったこと、思いついたワードはこのあと調べようと覚えておく癖があって(ま、調べず忘れることもあるんだけど)、毎日なにかしら検索している。
「コロコロ 玄関」とか「どうする家康 哲夫」とか「金木犀 ビオレ」とかが、サジェストに並んでいる。過去のわたしの地層だ。
地層と言えば通販サイトの「お気に入り」欄もそうで、これが欲しかったんだわな、が積み重ねられている。その中からより抜いて吟味され、カートに放り込まれる。けど、最近はもう気になったものは全部カートに入れて、決済前にざっと値段で比較して消していくので、もうお気に入りに入れる必要ないのでは???と思いながら、たまに楽天の「お気に入り」を整理することが年一くらいある。



11月12日(日) Threadsの居心地と素朴な疑問

Threads、全然知らないひとでもフェミニズムの話題を見かけると、気さくに話せて今のところすごくいい。
Twitterで発生しがちな「今その話してない」の横槍がないから、共通項を持ってる反応があっての満足度が高いのだろうな。
コンサル、ハック系の「教えてしんぜよう」メッセージがノイズと化している(わたしのTLでは)。どこででも偉人の名言を無味にpostするのは、相変わらず意味がわからないな。
週報の下書き的なことを今まではFacebookのアカウントで行ってきたのだが、Threadsでやろうと思い、SNSの使い方を縮小する方向で自分内会議がまとまる。

そんでThreadsに関しては、なんだかふしぎな現象を見ているな、と思っていて、なんでってみんな「今日も誰もいない」ことを確認したがり、そして「やっぱり過疎だ」と言いたがる。それのためだけにまた来るってムーブ取るひとが、結構いるんだよね。
それって自分が真摯なユーザーになれば密度は上がるんだけど、頑なに加担したくないさまが、コントのなかの世界では普通で、でも大仰なアクションに見えて、ちょっと滑稽に思える。
X改名の前後、あれだけ居た、うっとうしい認知から離れたいけど承認がないのは嫌だったのかなと思しきタレントたちは、結局どこへ行ったのかな。

ポートレードモードが効きすぎている


お昼はいつものコーヒー屋へ。駅からの道の間じゅうもキンキンに冷えた空気だが、アイスラテを頼んでいるのには訳があってな。
今月からスパイスカレーが土日の営業で食べれるようになったので、楽しみにしてました。
友達が間借りでカレー屋さんを始めて、もう3周年になるんですが、そこからスパイスカレーなる食べ物や、いろんなひとが沼落ちしていくムーブメントに興味が出まして、あるとなんか食べたくなるんじゃ。

HEAPSのスパイスチキンカレー
酢漬けのたまねぎ、レンズ豆、れんこん、ライタ(ヨーグルトソース)
ほくほく食感のレンズ豆が気に入りました


食材もスパイスも、全部が何重にもレイヤーになってて、口のなかで探る感覚がおもしろいんよね。たいてい3〜4種のトッピングがあり、ひとくちずつ具材とカレーとごはんをそれぞれ確かめたあと、ぜ〜んぶごちゃ混ぜにしちゃう。コーヒー屋のスパイスカレーは、いろんな質感と風味が重なって「味」になっているのがよくわかる一皿でした。
最初はぜんぜん辛くないの。でも、食べ終わる頃には辛さがすごく存在感を出してて、夕方の今も上唇の内側に、余韻を感じてるくらいグラデーションの味わいがある。おいしかった〜。


友達のお店「SmileSpice」はこちら👆
今は浅草でやっているので、Instagramで営業日時をチェックしてください。



今週も読んでくださり、ありがとうございました!

chicca

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