見出し画像

水曜(親の勉強):第95週(航空宇宙産業をリードするSpace Xとは?)

「親が変われば世界が変わる」CCC HUMANです。
水曜日は『親の勉強』です。

先週はユニコーンのトップであるByteDanceを紹介しました。
今日はユニコーン企業の2位のSpace Xを紹介します。

改めてユニコーンの時価総額上位を見て見ましょう。

ユニコーン企業トップ8_20211231

Space Xは2021年4月時点では3位でしたが、
2021年12月時点で時価総額をあげて2位になりました。
Space Xとはどんな会社でしょうか。

Space Xとは

Space Xは世界の大富豪でも有名なイーロン・マスクが
設立した航空宇宙メーカーです。

宇宙輸送を可能にするロケットの開発を行っており、
火星へ移住を実現しようと
様々なイノベーションを起こしています。

Space Xの主な事業は

主な業としては、
NASAの国際宇宙ステーションへの貨物物資輸送や、
軍事衛星などの政府による機関への仕事と、
地球全体をインターネットアクセスできるようにと進める
スターリンク計画です。

政府機関の仕事はロケットによる輸送などは
イメージ着くと思います。
SpaceXの特徴はロケットを打ち上げた際に
通常であれば廃棄となっていた部分を
残った燃料で逆噴射させて回収し再利用している点です。

これにより、コスト削減を実現し、
より効率的な輸送に成功しています。

もう一つのスターリンク計画
衛星によるインターネットアクセスサービスで、
簡単に言うと衛星を飛ばしまくって
地球のどこでもインターネットを可能にするという計画です。

飛行機の中でも船の上でも
インターネットに接続できるということですね。

現在スターリンクの衛星が1700基ほど飛んでいて、
各主要国でベータ版が開始しており、
日本でも2022年にKDDIとの業務提携により
サービス開始を予定しています。

最終的には1万2000機の衛星を飛ばして、
世界中どこでもインターネットを可能にするようです。

凄い計画ですよね。
夢のような世界を実現しようとしています。

さて、簡単にSpace Xの歴史を見て見ましょう。

Space Xの歴史

2002年にイーロンマスクにより
カルフォルニア州にSpace Xを設立

2006年にファルコン1の打ち上げを試みるも失敗
2007年にも再度挑戦するも失敗
2008年にも失敗

同年2008年に小型ロケットファルコン1
宇宙軌道に到達
民間資金で液体燃料ロケットとしては初

2010年には中型のファルコン9
ドラゴン(ロケットの名前)により
商業起動輸送サービスのデモ飛行を成功
こちらも民間企業としては世界で初めて
軌道に乗って宇宙船を回収

2015年
にはファルコン9で、
衛星打ち上げロケットの切り離した部分を
逆噴射させ垂直着陸に世界で初めて成功

2016年
にはある一部の企業の独占状態だった、
米軍事衛星の打ち上げへも参入

2017年
にはロケットの再使用を実施

2018年
にはファルコンヘビー(ロケットの名前)の運用を開始し、
民間企業としては初の太陽周回軌道に成功

同年2018年にはスターリンクの試験衛星を飛ばし、
年々衛星の数を増やす

2020年
には民間企業として初となる
有人宇宙船の打ち上げを成功
し、
同時に国際宇宙ステーションにドッキング

いかがでしょうか?
失敗も当然あり、
最初の失敗では資金も尽きかけたようですが、
あきらめずにチャレンジし成功したようです。

数々の世界初のチャレンジを見ると
火星への移住も可能に思えてきます。

近いうちにSpace Xによる宇宙旅行や
飛行機よりも早い高速移動が可能になるかもしれませんね。

さて、そんな会社を作ったイーロン・マスクはどんな人物でしょうか。

イーロン・マスクとは

※過去のメルマガと一部重複します。

イーロン・マスクは1971年6月28日に
イギリス・アメリカをルーツにもつ南アフリカ人の父と
カナダ生まれの南アフリカ育ちの母との間に生まれました。

マスク氏が8歳の時の両親は離婚し、
南アフリカを転々とします。

10歳のころから読書が好きで1日に2冊読み
ファンタジーやSFの小説が好きだったようです。
コンピュータにも興味があり、
10歳でプログラミングを独学で習得し、
12歳では自作の対戦ゲームソフトを作って
500ドルを手に入れたそうです。

ロケットのファルコンの名前も
スターウォーズのミレニアム・ファルコンから
取ったと言われています。

大人になってからはですが、人類の進歩への貢献を目指しているように思います。彼を動かしているのではないでしょうか。
人類の進歩に貢献するのは
「インターネット」
「クリーン・エネルギー」
「宇宙」
だと考えていたそうです。

実際にSpaceXでも着実にですが、人類の進歩への貢献を目指しているように思います。彼を動かしているのではないでしょうか。

必ずしも恵まれた環境で育ったわけではないですが、
SFやファンタジーの本を読み、
その世界を実現させようという想いが
彼を動かしているのではないでしょうか。

イーロン・マスクから学ぶ子育て

イーロン・マスクの育ち方を見ていると、
子どもの頃に描く夢のような世界
とても大切で、勉強よりも大事な気がします。

「ゲームやマンガばっかりみていないで、
 勉強しなさい」
そんな時代は終わったのかもしれません。

ゲームやマンガ、映画や本にある空想の世界にたくさん触れ、
自分の好きなことを自分で見つけて、
自分で調べて学んでいく力が未来を切り開くこともあります。

是非、自分の子どもは何が好きかをよく観察し、
環境を与えて、見守っていく
そんな子育てが大事になっていくのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?