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ラテン車はいいぞおじさんになっちゃった。

昨日、適当なノリと20歳特有の怖いもの知らずの''勢い''に任せてアルファロメオ155に乗車、その後都内近郊を巡る一人旅へ出た。21時に二子玉川を出発して東京タワー方面へ というミーハーチックなルートだったが出発して5分で 後悔した。 まず左ハンドルが初めてな上に夜のTOKYOを1人で走るのも初めてである。タクシーに煽られたり車線上に停まってる大型トラックを避けようとするもタクシーに妨害されたり.... つまり タクシーが悪かった。タクシーさえいなければ夜のTOKYOは本当に走ってて気持ちいいと思う。

23時:東京タワー着弾 [
東京タワー近辺で降りて''映える写真''を撮ってやろうと鼻息を荒くしていたが、 結局駐車スペースが見つからなかったためあっさり断念した。]

24時:憧れの首都高へ[
首都高に登ろうとするも入口が分からない。なぜならナビがついていないのだから。必死の思いで探してようやく代々木ICを見つけるも誤ってetcレーンに突っ込んで立ち往生してしまい恥ずかしい思いをした、深夜で本当に助かった。
走り始めると本当に胸がすくような走りを155は魅せてくれる。ツインスパークが4千回転まで吹けたところで独特なこもったアルファサウンドが脳を刺激した。そんなエチゾチックな時間を堪能している自分を1台の930型911があっさりパスしていった。必要最小限の回数のウィンカーのみで右に左に舞い、都会の夜へ消えていく姿は僕の脳内に鮮烈なイメージを焼きつけた。将来あんな風になりたい、そう思わせてくれる走り姿だった。]


走り終えてみて [
夜のTokyoを走ってみて感じたことは一言で言えば自分の未熟さである。ナビ無しで走り抜けばいけない心細さ、ノイズしか聞こえてこないオーディオ、慣れない左ハンドルMT、自分は1人では何も上手くできないと痛感した。心細さとセブンの無料駐車場のありがたさとサンドイッチの何気ない美味しさに涙したことはあるだろうか?
途中、運転が嫌になってしまい車を降りてしまう場面があった。幼少の頃から車が好きであるにも関わらず車から気持ちが離れてしまった。車と向き合う時は本当に覚悟を決めなければいけないことに気がつけたことは車に乗らなければ得られない知見であった。

車に乗ったことを後悔したこともあったが振り返ってみればただ楽しい思い出で済ませるだけではなく、自分にとって勉強になる良い教材でもあった。そして、僕はこれからも車とどう向き合うべきか?車はどうあるべきか?問い続けたい。ありがとう155