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耳で読む教育基本法・第11条

教育基本法を朗読しました。
今回は第11条です。

人生において、
幼児期は最も大切な時期だと言えるでしょう。

この時期に育まれる経験が、
その後の人格形成の基礎となるからです。

教育基本法第11条において
「幼児期の教育は、
 生涯にわたる人格形成の基礎を培う
 重要なもの」
と規定しています。

幼児期は人間形成の要であり、
この時期の教育こそが
人生の大きな礎となるという認識が、
この条文に込められているのです。

幼児期の教育で重視されるのは、
遊びを通した自然な学びの機会の提供。

例えば、ブロック遊びを通じて
数の概念を理解させたり、
絵を描くことで創造力を
身につけさせるといった具合です。

絵本の読み聞かせも大切な活動の一つ。

語彙力や理解力、
さらには道徳性を養うだけでなく、
親子の絆を深める機会にもなります。

僕も幼少期に母から絵本を
読んでもらった思い出があり、
今も、読書が好きになった原体験でした。

また、集団生活を通して協調性や
コミュニケーション能力、
社会的スキルを身につけさせることも重要です。

幼稚園や保育園では、
子どもたちは順番を待つことや
協力することなどを学びます。

これにより、他者との関わり方を
自然に学んでいくのです。

さらに、基本的な生活習慣の形成
幼児期から意識的に行われます。

早寝早起き、
手洗いやうがい、
食事のマナーなど、
健康的な生活リズムとマナーを
身につけさせることが大切です。

これらは、
将来の健康と生活の基盤となる重要な要素です。

そして、自然体験も忘れてはなりません。
自然の中で季節の移り変わりを感じたり、
生き物を観察したりすることで、
子どもたちは感受性や好奇心を養います。

また、自然環境の大切さを学ぶことで、
環境意識の芽生えも期待できます。

このように、幼児期の教育には
遊びを中心としながらも、
学びの機会が随所に用意されています。

子どもたちは、こうした教育活動を通して、
健全な心身の発達を遂げ、
次の教育の場に必要な基礎力を
自然と身につけていくのです。


第二章 教育の実施に関する基本


(幼児期の教育)

  • 第十一条 幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであることにかんがみ、国及び地方公共団体は、幼児の健やかな成長に資する良好な環境の整備その他適当な方法によって、その振興に努めなければならない。



BGMは、ぶんちゃん @bunbunmarufumi の楽曲「ゆうしゃのむらの朝」をお借りしました。


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