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成長の種をまく。過去と現在を繋ぐ福助作り

瞬間的に、中学生の「あの頃」に戻った。

ジャンプの漫画とか、

誰々が好きとか、

学校帰りに友達と他愛のない話をしていた、
あの頃に。

チカホ(札幌駅前地下歩行空間)で、さっぽろ菊まつりが開催されていた。
外勤で、街中のカンファレンスルームに向かっている途中だったけれど。

足を止めた。
素敵なたくさんの菊の作品を鑑賞して、

ふっ、

と、息をはいた。

懐かしい。



僕が中学生のころ、一番好きだった教科は、

『技術家庭科』



いろいろなモノを作った。

大菊の管物で福助づくりも、その一つ。

針金で菊の花を支える輪台を作ったり…

夏休み、友達と一緒に水やり当番で学校に行ったことだったり…

高さが30〜40cmくらいの菊の花が上手に咲いた時、本当に嬉しくて…

僕は、
チカホに並んだ福助を愛でながら、

あの場面に佇んでるような感覚を楽しんでいた。


10代にめちゃくちゃ熱中したこと。
40代の今は、そんな熱量は湧き出てこない。

だけど、

その記憶が、再び今の僕に熱量を与えてくれる。

記憶の片隅にわずかに残っていることだって、
今の自分を作った大切な経験だもの。


こんな感覚を味わえるような機会を作る。

そういう仕事を、
続けていきたい。
と、思った。



僕は、チカホを抜けて、

外に出た。

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