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雑記『小さくて大きい』

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ただの日記。もしくはエッセイ的な何か。曖昧な日常。
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#桜

桜と共に降る雪は、

桜と共に降る雪は、

昨晩は暖かく、明け方まで強い雨が窓を叩いていた。
朝から雪が降るという予報を、半ば他人事のように聞き流して、そろそろ起きだすであろう家人に叱られないようにベッドに潜り込んだ。

寒さで目が覚めたのは、それでもギリギリ朝と呼べる時間帯だった。
9時25分。
スマートフォンの画面に表示されている いくつかの通知を無視して、カーテンを開ける。
窓の外に広がるのは一面の雪景色だった。
雪原のようになった庭

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春の散歩

春の散歩

天気が良かったので、旦那さんとふたりで大きな本屋さんまで散歩をしてきた。
家の近隣には、大きな本屋さんが存在しない。
読みたい本を確実に買うのなら、少し遠くまで足を運ぶのが確実だと思う。
(このご時勢に外出が賢明なことだとは思わないが、通信販売だって、様々な倉庫や人の手を渡って対面で届けられるのだ。)

家からその本屋さんまでは、ゆったりと静かな住宅街を抜け、大きな公園の横を通り、また住宅街を抜け

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