見出し画像

みんなに応援してもらえる夢

先日、図書館で借りた本の中にとても感銘を受けた1冊がありました。

仕事とは長らくの間、「生活の糧を得るための手段」と考えられてきました。つまり、生きるために働く。生活費を稼ぐために仕事をする。そのような考え方が一般的だったのです。だから、「楽しくなくても頑張る」「我慢して働く」。そういう考えが常識でした。≪中略≫人生の大半を費やす仕事は、単にお金を稼ぐ手段ではなく、人生の一部である。だから楽しく働けた方が良いし、好きなことを仕事にできた方が良い。そんな風に考える人が増えてきたのです。

10歳から考える「好き」を強みにする生き方 人生を楽しむ仕事につくために
監修者:宝槻 泰伸(探求学舎代表)
 発行者:永松武志編者:オフィス・ジータ発行所:えほんの社


上記の引用は、”はじめに”の冒頭部分より抜粋しています。
この考えを踏まえたうえで、10歳の子たちに今、何が出来るのかを分かりやすく偉人たちの名言を用いながら解説しているのです。

りゃんよさんのイラストがゆる~く可愛いくて、
レイアウトも小学生が読み飽きないように工夫されていて、
とにかく小学生も!その保護者の方も!先生も!
ありとあらゆる人にお勧めしたい一冊です。

ライスワークとライフワーク

ライスワークは「生きるため」「ご飯を食べるため」に仕事をすること。
仕事で得られた金銭で人生を豊かにするという考え方。
一方、ライフワークは、人生をかけて追及したい仕事。
仕事に「喜び」や「楽しさ」を感じる働き方。
好きなことを仕事にするという考え方。

以前、わたしのnoteでも書いたので宜しければ ↓↓↓

私が小学生だった20年前に比べて、
本当に時代が変わっている。
ネットの普及やDX化によって
個人が「好き」を仕事にできる確率が上がった。
今は当たり前に使われている「スキル販売」や「クラウドファンディング」といった言葉の発現も、この20年の話。
私たちは本当に激動の時代を生きている。

これからは個人がオリジナルを発揮して、
ファン(顧客)を獲得する時代。
自分の好きなことを探求して、社会に貢献できる時代。

私は、誰かに応援されるような目標を持つことが
「好き」を仕事にできる第一歩なのだと考えています。

ただ、現在の日本の学校教育は横並び。
多様性や個性を大切にしよう!と謳っているものの、
集団生活の学びの場においては、その実現はなかなか難しい。

と、言うことは、家庭や学校以外の場所で、
「好き」を応援してもらう練習が必要。

「応援してもらえる夢」

例えば、キャリア教育が好きな私。
どんな夢ならば、人に応援してもらえる夢なのでしょうか。

「私の活動で、誰の為に何の役に立てるか」

「好き」を仕事にしようと思うと、
たくさんの人に応援してもらう必要があります。
みんなに応援してもらえる夢は叶いやすい。

応援してくれる人に、何を、どのような形で還元できるのか。

例えば、「私の活動で世界中の人を幸せな気持ちにしたい」という答えだと、“誰に”も”何を”も、いきなりスケールが大きすぎて抽象的。
この人、何がしたいの?状態ですよね笑

一方で、「私は大好きな娘の為に、キャリア教育の学びを深めて、娘の将来設計のサポートをしたい」という答えだと、ターゲットが狭まり過ぎ。
余程の事情が無い限り、応援してくれるのは家族や友達などの身近な人だけになってしまいます。仕事にはなりません。

では、「私は中高生や学生にキャリア教育を実施し、VUCAの時代を生き抜くための選ぶチカラを育てたい。」だったらどうでしょうか。
私は、進路に悩む本人や、その保護者の方の役に立ちたいと考えています。
これからの時代は、保護者にとっても、自分(自分たちの世代)が選ばなかった将来を選択する子どもが増えていくので不安な思いをされる方も多いはず。

現代は、調べるとすぐに答えが手に入ります。
しかし、自分の中にしかない答えは、どこをどんなに検索しても誰も教えてくれないのです。
だから私は、幼少期から「自分で自分に問いかけ、考えを深め、自分の手札を整理して選ぶチカラ」を養うことが大切だと考えています。

今の私も含めてですが、「自分が好きなように好きなことをしているだけ」では、なかなか仕事にはできません。
そして、たくさんの人に応援してもらえる夢を見つけて語ることは、
決して簡単ではありません。

日ごろから自分の「好き」が「誰かの為」になるか
アンテナを張り、考える必要があると思います。

私も駆け出したばかりです。
是非、一緒に考えましょう。

本日も最後まで読んでくださり、
ありがとうございます。


いつもご協力ありがとうございます。 ご協力いただきましたサポートは、キャリアコンサルタントとしての活動費に充てております。(関連書籍購入や配布資料作成など) 末永く、応援頂けると嬉しいです♪ 宜しくお願い致します。