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第五話「かくにんとおさらい」

五子の情報網

第三話より

おさらいですが、バラバラにされた四剣豪たちは、東海道の各地に配置されていました。
 
その位置を、五子は把握していました。
 
どうやっていたのか?

人慣れしたようす

その答えがこの伝書鳩です。
 
別に五子が四剣豪をバラバラに配置したのではないわけです。
 
では誰からその情報を得たのか?
 
それはこれから先の展開に譲ります。

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将軍億家

王者の威圧感

もちろん架空の将軍です。
 
ちなみに家康=家安として、その反対で、家高い=億家です。
 
最初期は「住宅ローン減税」にイエヤスとルビを振ろうかと思いましたが、流石に理性が働いてやめました。

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フィクションの段階

フィクション度高めの敵

億家は、フィクション度を調整するための象徴として登場させました。
 
ここでフィクションのつまみをギュッと時計回りに進めるイメージですね。
 
つまりここから、よりフィクションの度合いは高まります。
 
そもそも人間の四肢をくっつけたり、からくりの手足だったりというのがフィクションレベル高めではあるのですが、厳密な時代物ではないという表明ですね。
 
なぜ架空度高めの時代物にしたかについてですが、いくつか理由があります。
 
まず一つは、厳密な時代考証をするだけの時間的余裕がなかったこと。
 
初稿の執筆当時、2日に一度社長チェックがあり、さらに2,3本の別業務を平行して作業していたため、ネタ出しから脚本執筆に使える時間が正味2日弱しかなく、流石に正確な時代考証は不可能でした。
 
また、前述の通り題材としてはフィクション度高めだったので、かっちりとした時代物でない方が好都合でもあります。
 
その他、様々理由があるのですが、それについてはまた別の回で解説するかもしれません。

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蛇の化身

いつも通り適当に言っています

この「蛇の化身」というのは、別にこの世界にそういうものが溢れているわけではありません。
 
単に現実と同じで、昔話でそういうものがあるだけです。
 
フィクション度合いが高めでも、そういった妖怪が出る話ではありません
 
つまり、謎の忍たちは、妖怪や幽霊ではないわけで……と、これ以上は野暮になるのでこの話はここまでにします。

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共通の入れ墨

胴体や目元に……?

さて、武蔵四郎の足に入っていた謎の入れ墨。
 
それと同じものを持つ忍が現れました。
 
なぜ彼にその紋様があるのでしょう?
 
それは、まだ明らかにはできないことですが、ヒントを少々。
 
今回の二郎長や、第三話の三之助に注目して見てみましょう。
 
何か発見があるかもしれませんよ……?

さて、次回、『しごにんの侍』第六話は8月23日(水)、ブログ第六回は翌週8月30日(水)に公開予定となっています。
 
といったところで今回ここまで。
また次回のお楽しみ。