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大学生が読む『星の王子さま』
生まれて20年と少しにして、ようやく!
サン=テグジュペリのあの名作『星の王子さま』を読みました!
一言で言うのなら、「おとなが読みたいファンタジー」。
大学生という今、「社会」という大人の世界が、もうすぐそこまで迫っている。
私は、今、就活真っ只中なのですが、だからこそ、今、読んでよかった。
大人になるにつれて、蔑ろにしてしまうもの。
自分にとって大事なことを自分が大切にしてあげないといけない。
それらを気付かせてくれる作品です。
このお話は、
「僕」と星の王子さまが
「世界に一つだけ」を知る話です。
私はこのお話を、「僕」と王子さま=「私」という構図で読んでいました。
「僕」は、今の自分
こうあればならない、あれをしなくちゃならない、と世間に流されて行動する自分
王子さまは、自分の心の声の代弁者
これが好き、あれがしたい、こうなりたい、とわがままで正直な自分
この2人が出会い、そして別れていく中で
もう少し、自分に自信を持ってみよう
と思える。
さりげなく優しくて、時に残酷なほど現実を突きつけられる。
ハッとさせられて、心に響く。そんな作品です。
私が、今まで読んだ、いわゆる”歴史的名作”の中で、一番心に刺さるキラキラした作品でした。
もし、この記事を読んでいる人の中に、
私と同じように就活中で、
「自分の好きなものってくだらない」と思っている人がいたら
是非読んで見て欲しい。
きっと、これからを生きる力が湧いてくると思うから。
今回の本:『星の王子さま』サン・テグジュペリ 河野万里子 訳(新潮文庫)
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