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Red Harvest

 翻訳版は「血の収穫」。1929年。Kindle版ダシール・ハメット全集が短編集1個と長編7個で¥165だったので、とりあえず買って読んでみました。あと、「The Maltese Falcon(マルタの鷹)」を読めばいいかなと思っています。

 ウィキペディアによれば「壮絶なバイオレンスドラマで、その後のアクション小説・映画に多大な影響を与えた」そうですが、あまり面白くありませんでした。なんか行き当たりばったりな感じ。

 爆弾を持って殴り込みをする場面では、ドリフの8時だよ全員集合の前半のコントの終わりの音楽が聞こえてきそうな感じ。ところがまだ終わらず、腹に4発もくらった男がダイナを殺したくだりを長々と話して終わり。

 ダイナの家で、酒を飲むのに冷蔵庫から氷を取り出す場面がありました。アメリカでは当時すでに電気冷蔵庫が普及していたのでしょうか。ボクの家に冷蔵庫が来たのは30数年後です。今考えると、意外に早く追いついたと思います。

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