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えるそ創作SS

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エルソードのキャラをうちの子風に、創作したものになります。 当然公式とは全くの無関係。 容姿などは一覧にて
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えるそ創作キャラ一覧

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うちの子まとめβへのリンク

https://www.uchinokomato.me/list/show/1079

某オンラインゲームの舞台で暴れまわる我が家のキャラクター達を創作キャラクターのようにして、平和に暮らして笑ってバカをして、泣いたり怒ったり、魔物討伐に明け暮れたり、恋をしたりなところ。

基本的に、末っ子のシルクを中心に3人のお姉ちゃん、周りの沢山のお友達と共にほのぼのアットホ

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安寧を望む者の話

いつからこんなに、辛く苦しい戦いをしなくてはならなくなったのだろう…

…あぁ、いや…忘れもしない、あの光景。

俺の愛しの家族を失った日。

「吉蔵!お前の見合い相手を見付けて来たぞ!」
「見合い…!!?父さん、いくらなんでも急すぎでは…!」
「何を言う!お前はもう27ではないか!長男が結婚しないでどうする!」
「いや…そうではなくて、失礼ではありませんか…よくも存じぬ女性を貰うだなんて…」

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嘆きの雨

この世界には三柱、神がいる。

一柱は世を強大な力で生命を守護する愛情の神と呼ばれる者。
一柱は世に知恵を与え恵と厄災を齎す恩威の神と呼ばれる者。
一柱は世の乱れを監視し生命を刈取る規律の神と呼ばれる者。

はるか昔、とある地域の人々は神を呼び降ろし願いを請うていた…そんな時代の、悲劇の話。

美しき花園の中心に佇むは愛情の神。
その視線の先に広がるは地上の戦。
力を手に入れる為だけの、己が強さ

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彼を見つめる物の話

私が覚えているのは、ある女の子の誕生日プレゼントとして買われた時の…箱が空くところからだった。

「わあ〜!かわいい〜!」

女の子よりも先に声を上げた男の子。

「有名な所で拵えて貰ったんだ!綺麗だろう?」
「かわいいけどお父さん、わたしもう10よ?りっぱなレディへのプレゼントがお人形なの?」

すまんすまんと笑うお父さんと、嫌なの!?と驚く男の子。

「じゃあ僕にちょうだい?大事にするよ!」

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狐に小豆飯

俺が産まれたのはサンディールの都会。母さんとその家族に囲まれて赤ん坊の頃は育った。

その家からしたら、俺はだいぶ問題児だったらしい。
なんたって家のだーれにも懐かない、母親にさえそっぽ向くうえとにかくイタズラ好き。相当手を焼くガキだったらしい。言うこと聞かせる唯一の手段は俺の好物、桃をやる事だったそうだ。それに比べて弟は至ってフツーで、めちゃくちゃ扱いやすかったそうだ。

俺が5つになる頃、親父

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塗り固められた偽

塗り固められた偽

気付いた時にはもうあった。

心身共に刻まれていた。

女として産まれた烙印。

「お前が女なんか産むからこんな面倒な事になったんだ!!!」

毎夜聞こえる父の怒声。

「ごめんなさい、ごめんなさいあなた」

殴られて倒れ込む母。

「…おとうさん」

怯えたわたし。

自分が父と呼ばれ、腹の底から嫌悪感をさらけ出す。わたしを床に叩き倒して、腕を踏む。

「どの口が俺を親父と呼びやがった…あ!?

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少年が求めた夢の話

街から少し離れた墓地。
そこに居るのは一人の男。

「お久しぶりです、おばあさん。」

彼は墓に花を手向け、その前に座った。

「今日は、色々と話に来たんです。報告する事が沢山あるんですよ」

自分の事、友の事、恋の事、夢の事…

ずっと、中々出来なかった報告を。

──────

「ランディ」

いつも変わらぬ親の言葉。
貴族であるこの家に生まれた一人息子である自分に求められる事は一つ。

その

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幼い天使の話

"天使"それは神の使い。人間の願いを神に伝える者。

一口に"天使"と言えど、その生まれ方は様々。

神が自ら創る者もあれば、神のふとした感情や、天使同士の愛として生まれる事ある。

又は自然の一部から、自然に生まれてくる天使も…

「お花、今日もすてき!」

この天界の花畑で生まれ、花がある事で力を発揮する天使。

「みんな、お花で元気になって、ね!」

花で誰かを笑顔にするのがこの天使の仕事で

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陸に上がった人魚の話

「声のない人魚なんて人魚じゃないわ」

貝から生まれて、間も無くわたしが言われた言葉は「はじめまして」でも「おはよう」でもなく「罵倒」というものだった。

本来人魚という生き物は、美しい声で歌い、様々な生物と交友を図るもの。だけど、わたしにはその"声"がないうえに貝の中で成長しきらずに出てきたのだと聞いた。だからわたしは他の人魚よりも少し幼くて、哀れんだお姉さんがたまに話をしに来てくれた。本当に、

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とある親子の始まりの話

とある親子の始まりの話

「おとうさん!」

毎日聞いていた、愛しい息子の明るい声。私は「なんだい」と振り向くと、子供らしい絵で、自分の住む街の風景と、笑顔で手を繋ぐ自分達と母代わりをしてくれた我が妹。

「あぁ、とても上手だね」と褒めると、息子は嬉しそうにその絵を私にくれた。

…今でも、宝物だよ。

『―――異常ヲ見ツケタ。』

――あぁ…神よ…

「ぼくが、一人で…?」

「そうだ。父さんと強くなる訓練をしただろう?

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時を巡り続ける双子の話

「いつか、目を覚ました時には…あの子の側に、いてやってくれ。」

Motherの手で、キングナソードのコアに素体を安置された私達。そして、添えられた傷付いた手…Mother、貴女はいつもそう言うわ。

だけど…ねぇ、Mother。

「アリーヤ……アリーヤ、目を…アリーヤ…!」

貴女だけ、いつも居なくなってしまうわ。あの薄暗い魔界で、貴女の亡骸を抱いて泣いているが誰か分かっている筈です。最愛の…

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愛しか聞こえない男の話

私は、生まれ付き耳がよくない。
領主の息子として生まれながら、日常会話すらも意識をしなければ耳に入っては来ない。
突然の事には到底対応が出来なかった。
その為、幼い頃からお見合いの話が絶えなかった。
しかし現れる少女は皆自分の作ったいい性格ばかり…
誠に美しい心の方も居たけれど

「   …、お初………  ござ  」

聞こえない。

「…お引取り願います。」
「この子も気に入らないか…?とても器

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とある医者と娘の話

とある医者と娘の話

 
あれは7年前。
小さくも大きくもない町で手前は腕のいい医者をしていた。
 
町の人のどんな怪我も病も診てきた。手前の手で治せない病はないと誰もが口にしていた。
そんな名誉も嬉しくもなんともないモンで、手前にはもっと知識が必要だった。
 
たった1人の、不治の病を持った患者の為にも。
 
そいつは、9歳の幼い女の子で手前がつい最近、偶然この子を拾った。
きっと、病院をいくつも回ってダメだった、諦

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居場所を求めた娘の話

居場所を求めた娘の話

 
全ての始まりは、僕が5つの時。
 
ちょっとした子供のじゃれ合いに押されて、僕は転んでブランコに頭をぶつけた。
すぐに病院に運ばれて、何の問題もなく回復。
なんの後遺症もないと言われて両親も安心して過ごしてた。
でも、僕はだんだんと疲れやすく、転びやすくなった。
誰も、微塵も病気だと思わないほどゆっくりなペースで、僕の身体は弱っていった。
 
そして、それから3年が経った頃、僕は突然大量に血を

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