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えるそ創作キャラ一覧
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【https://www.uchinokomato.me/list/show/1079】
某オンラインゲームの舞台で暴れまわる我が家のキャラクター達を創作キャラクターのようにして、平和に暮らして笑ってバカをして、泣いたり怒ったり、魔物討伐に明け暮れたり、恋をしたりなところ。
基本的に、末っ子のシルクを中心に3人のお姉ちゃん、周りの沢山のお友達と共にほのぼのアットホ
陸に上がった人魚の話
「声のない人魚なんて人魚じゃないわ」
貝から生まれて、間も無くわたしが言われた言葉は「はじめまして」でも「おはよう」でもなく「罵倒」というものだった。
本来人魚という生き物は、美しい声で歌い、様々な生物と交友を図るもの。だけど、わたしにはその"声"がないうえに貝の中で成長しきらずに出てきたのだと聞いた。だからわたしは他の人魚よりも少し幼くて、哀れんだお姉さんがたまに話をしに来てくれた。本当に、
とある親子の始まりの話
「おとうさん!」
毎日聞いていた、愛しい息子の明るい声。私は「なんだい」と振り向くと、子供らしい絵で、自分の住む街の風景と、笑顔で手を繋ぐ自分達と母代わりをしてくれた我が妹。
「あぁ、とても上手だね」と褒めると、息子は嬉しそうにその絵を私にくれた。
…今でも、宝物だよ。
『―――異常ヲ見ツケタ。』
――あぁ…神よ…
「ぼくが、一人で…?」
「そうだ。父さんと強くなる訓練をしただろう?
時を巡り続ける双子の話
「いつか、目を覚ました時には…あの子の側に、いてやってくれ。」
Motherの手で、キングナソードのコアに素体を安置された私達。そして、添えられた傷付いた手…Mother、貴女はいつもそう言うわ。
だけど…ねぇ、Mother。
「アリーヤ……アリーヤ、目を…アリーヤ…!」
貴女だけ、いつも居なくなってしまうわ。あの薄暗い魔界で、貴女の亡骸を抱いて泣いているが誰か分かっている筈です。最愛の…
愛しか聞こえない男の話
私は、生まれ付き耳がよくない。
領主の息子として生まれながら、日常会話すらも意識をしなければ耳に入っては来ない。
突然の事には到底対応が出来なかった。
その為、幼い頃からお見合いの話が絶えなかった。
しかし現れる少女は皆自分の作ったいい性格ばかり…
誠に美しい心の方も居たけれど
「 …、お初……… ござ 」
聞こえない。
「…お引取り願います。」
「この子も気に入らないか…?とても器
居場所を求めた娘の話
全ての始まりは、僕が5つの時。
ちょっとした子供のじゃれ合いに押されて、僕は転んでブランコに頭をぶつけた。
すぐに病院に運ばれて、何の問題もなく回復。
なんの後遺症もないと言われて両親も安心して過ごしてた。
でも、僕はだんだんと疲れやすく、転びやすくなった。
誰も、微塵も病気だと思わないほどゆっくりなペースで、僕の身体は弱っていった。
そして、それから3年が経った頃、僕は突然大量に血を