ビスラマを話し地元食堂へ:私のワイルドライフ
Gud aftenun(ビスマラ語で"Good afternoon")
南太平洋の小さな島国、バヌアツ共和国の首都ポートヴィラからお届けしています。
今日は、タイトル通りワイルドライフを試みようとする私のスモールステップな一日をご紹介します。
バヌアツの公用語は英、仏語
今から44年前、1980年7月30日に英仏の共同統治から独立し大統領を国家元首とする「バヌアツ共和国」が誕生しました。現在は英連邦加盟国(Commonwealth of Nations)です。英仏を流暢に話す人もいますが、英語がコモンです。
もう一つの公用語、ビスマラ
ビスラマ語(Bislama)は、バヌアツの公用語の一つです。国内83個ある島にはなんと!独自の言語があり国民がコミュニケーションを図る手段としてビスラマ語が標準語となります。首都に住むバヌアツ人同士はビスラマ語を話しています。
ビスマラ語スクールへ
オーストラリア人のご近所さんから
「ビスマラ語を学習してからバヌアツに来ましたか?私はバヌアツ赴任が決まってからちょっと勉強してきたのよ」と言われました。
「え!?」
30万人程度の国民が話すバヌアツ語を学ぶ意味があるかしら?
「英語が公用語で良かった!今回はローカル言語を学ぶ必要無くて楽だなぁ」と思ったのですが、何だかグサッときました。
やっぱり現地の言語が出来れば尚良しに決まってます。
命拾いできる言語
海外生活で感じます。
私にとって英語の次に役立つ言語は中国語です。
中国人は世界中どこにでも居ます。
しかも、とんでも無い所で出くわすのは決まって中国人です。
街中の商店、隠微な路地裏、きらきらパーティー会場……
特に私のような重症な方向音痴を救ってくれるのは中国系の人々です。
私はここバヌアツでも緊急時があって中国語(カタコト)で難を逃れました。皆さんにとったらそれはドイツ語、フランス語かもしれませんね。スロヴェニアで迷子になった時に「英語は分からないけどドイツ語ならできるよ!」とドンと来いポーズを年配の男性にされた時は
「もう迷宮から出れない……終わった」と思いました。
超マイナー言語でも「ローカル言語が出来て良かった」と胸を撫でおろすことが過去何度もあったので、今回もサバイバルの為にビスマラ語を習おうと思います。
タイトルは見栄を張っただけ。
まだまだビスラマは話せません!(悪しからずごめんなさい)
すぐに読めますビスマラ
ビスマラ語で投稿されたバヌアツ警察のFacebookです
図書館がある!だけで入学します
バヌアツでは本の入手が困難です。
バヌアツ人数名に本はどこで買えるかを伺ったところ「南太平洋大学の本屋か、博物館かな」という意見が多数でした。
ネットがいまいちなので夜はベッドで読書をしようと思っているのですが、近所に適当な本屋さんが見当たらなかったので、図書館は超魅力的です。
ピアノが弾ける!?
せめてウクレレくらい手持ちで持参すれば良かった。
全ての楽器を船便に積んでしまったので、指が恋しくてたまりません。
たくおんさんみたいに「ピアノ弾かせてもらっていいですか?」
Aelan Chocolate
チョコレートカフェ
Aelan Cafeはチョコレート販売兼カフェのお店です。
豆からチョコレートバーまで手作りとのことです。
Aelanとはアイランド、ビスラマ語で「島」を意味します。Aelanブランドはカカオやチョコレート、エキストラバージンココナッツオイル、手工芸品など付加価値をつけて販売しています。バヌアツ群島のさまざまな島々から多数の小規模生産者、女性グループなどからの幅広い農産物を提供しています。
お食事🍚情報
海沿いの、ザ、地元っ子の食堂に来ました。
「ちょっと私にはハードル高めで行けないかも、食べられないかも」と不安な背中を押してくれた人がいたのか、強制連行されたのか、もはやお食事が美味だった事しか覚えていません。
地元っ子が通う食堂のランチはワンコインをイメージしていましたが、島嶼国で且つ多くの食品を輸入に頼っているので安さは感じません。
衛生的にどうか?と聞かれれば夜に腹痛をおこさなかったので大丈夫だと思います。免疫が付いているのもありますが……あとは野となれ山となれでワイルドライフを地道に歩んでおります。
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