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【シン・卯月絢華のシネマ馬鹿】Vol.11 キングダム 運命の炎

見に行った場所 109シネマズHAT神戸
フォーマット 4DX
個人的評価 ☆4.5(Filmarksでの個人的評価)


イントロダクション

中華統一を題材にしたヤングジャンプの看板作品を壮大なスケールで描く実写版の第3弾。第2弾『遥かなる大地へ』からわずか1年での続編制作となった。(前作のポストクレジットで制作決定のサプライズがあった)
信とその部下たち、そして嬴政(えいせい)のキャストは前2作から続投。今回は『紫夏編』及び『馬陽の戦い』がベースなので新キャラとして嬴政の育ての母である紫夏(しか)が登場。演じるのは杏ちゃんである。
そして何よりも今回の敵である趙軍の副将・万極(まんごく)を演じるのはなんと山田裕貴である。実質東京卍會。

あらすじ

蛇甘平原の戦いで武功を挙げた信は、王騎将軍の元で修行に励んでいた。そして、辺境の村を平定して百人隊の隊長となっていた。
一方、嬴政はなぜ中華統一を目指すのか? 王騎将軍はそれを知らないままだった。嬴政にはある過去を抱えていて、趙で虐げられていたところを紫夏という闇商人の女性に救われたという経緯を持っていた。紫夏の仲間が言うには「秦の国王が崩御したので嬴政には秦に戻って欲しい」とのことだったが、嬴政はどうも乗り気ではない。そんな中、紫夏たちと行動を共にするうちに嬴政は「自分が王であるべき」という事を自覚するようになる。秦への旅の中でいくつもの関門を乗り越えた紫夏たちだったが、趙軍の魔の手が迫る。そして、秦まであと少しのところで紫夏とその仲間たちは命を落としてしまう。それが、嬴政が抱えていた過去だったのだ。
そんな中、万極率いる趙の軍勢が秦に攻め入ろうとしていた。万極は秦に対して恨みを持っているようで、秦の国民を相次いで皆殺しにしていた。

――このままだと、秦は血の海になってしまう!
危険を察知した嬴政は、信率いる百人隊を馬陽へと送り込む。馬陽での決戦に際して、王騎将軍は百人隊に対して「飛信隊」という名前を付けることにした。それは趙軍の副将で軍師でもある趙荘(ちょうそう)の首を取りたいという王騎将軍の考えもあったのだ。
果たして、飛信隊、そして信は趙荘の首を取ることができるのか?

個人的な感想

合戦シーンが前作の1.5倍増。今年の大河ドラマが糞なのもあるけどもはや大河ドラマと肩を並べてもいいレベルなのではないのか。これはラージフォーマット推奨かもしれない。(4DもいいけどIMAXでも良さそう。もし良かったらキングダム4でScreenXフォーマットがあっても面白そうかも)
原作でも人気のエピソードである『紫夏編~馬陽の戦い』がベースなのでとにかく泣ける。紫夏の壮絶な最期はアニメでも見ていたがやっぱり泣いてしまった。そして相変わらず羌瘣ちゃんはかっこいい。もしもコーエーテクモが『キングダム無双』を出すとすればプレイアブルキャラとして使いたいぐらいのアクションを見せてくれた。河了貂以上に信と結ばれるべきだと思うんですけど。

ネタバレ注意

※ここから先はネタバレを含みます
趙荘の首を取って話は一区切り……かと思いきや武神・龐煖(ほうけん)の登場によって飛信隊はピンチを迎えてしまう。ちなみに龐煖を演じるのはなんと吉川晃司である。多分シンバルキックはやらない。
趙軍サイドのキャストが無駄に豪華(山田裕貴・片岡愛之助・山本耕史)だったのに龐煖役で吉川晃司を持ってこられたらギャラがとんでもないことになるのではないのか。さすが世界のソニー。
ポストクレジットで楊端和(ようたんわ)率いる山の民が駆け付けたものの、時既に遅し。
果たして、信はどうなってしまったのか? その続きは恐らくキングダム4……と言いたいのだが今回はポストクレジットでの「制作決定」のアナウンスがない状態で終わってしまった。一刻も早く続編が見たいものである。

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