これぞ遺伝子の神秘!頭にアルファベットの文字を持つ猫ちゃん、あまりのレア模様に話題沸騰
三毛猫の毛色はどうやって決まるのか。長年謎に包まれていたその仕組みを解明する遺伝子が先日発見されて注目を集めていますが、三毛猫の中には毛色だけでなく個性的な柄を持つ子も少なくありません。
三毛猫のななちゃんは、ある文字にそっくりな模様を後頭部に持つ女の子。それはなんと、アルファベットの「P」でした。
ちょこんと座る猫の頭に見えるのは、真っすぐ伸びた縦線に、半円をくっつけたような珍しい模様。その中央にはぽっかりと穴が空いていて、人間の目からはっきり「P」と識別できるクォリティ。まるで誰かが筆で描いたような偶然生まれたとは思えない形をしています。
しかもこの模様は生まれたばかりの頃から変わっていないようで、飼い主さんがななちゃんの「P」文字柄をSNSのXに公開すると、6万件の”いいね”が集まるほどの反響ぶり。写真を見たユーザーからは「可愛い後頭部」「PrettyのPですね」「むしろ解像度が上がってますよ」などたくさんのメッセージが寄せられて話題となっています。
ななちゃんは生後8ヶ月の女の子。普段はマイペースで穏やかな性格をしているけれど、しばらく人の姿が見えなくなると探しに来るという甘えん坊な一面もあるのだとか。
飼い主さんがななちゃんと出会ったのは、愛媛県・今治市の保護猫団体『おもち猫』のInstagramを見ていた時、一目惚れをしたことがきっかけでした。そして産まれてすぐに母猫から育児放棄されてしまった境遇であることを知り、居ても立っても居られなくなってしまったそうです。
「沢山の人に命を繋いでもらって、小さいのに頑張って生きていた姿が可愛いくて…。是非引き取りたいと思い保護猫団体さんの元へお願いしに行きました。」
願いがかなってななちゃんを迎え入れることになった飼い主さん。今でこそ目立つ「P」文字模様もお家に迎え入れた後はしばらく気づかなかったそうで、ある時、何気なく後ろ姿を写真に撮った時に「P」の文字があることを発見。「『うちの子Pって書いてる!凄い!』って思いましたね。」と、当時の心境を振り返ってくれました。
一方で、「成長と共に模様も大きくなるので、いずれあやふやな感じになるのかなと思っていました。」とも語り、ずっと残り続けるものだとは期待していなかったようです。
ところが、予想に反して半年以上経った今でも後頭部の「P」は残ったまま。むしろ以前よりも文字がくっきりと濃くなっているほどで、視界に入れば「アレっ!?」と目に留まるほど存在感は抜群。初めて見た人はみな可愛いと絶賛してくれるのだと言います。
飼い主さんは現在6匹の保護猫を引き取っている大のネコ好き。また、ななちゃんを迎えた団体さんのお手伝いが出来ればとの思いから、保護された子猫を一時的に預かって哺乳や排泄の世話をするミルクボランティア活動もされているのだそう。
インタビューの最後に愛猫への思いを聞いてみると、「猫ちゃん達は私にとって可愛い娘と息子です。存在だけで癒されています!我が家に来た経緯はそれぞれ異なりますが、この子達が幸せだったと思える『にゃん生』であれるように過ごしていきたいと思ってます。」と、愛情をたっぷり注いでいるのが伝わってくる温かいメッセージを寄せてくれました。
取材協力:むぎ くつしたねこ(@Mugimugiomutu)さん
記事転載元:https://cat-press.com/cat-news/p-patterned-tortoiseshell-cat