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息子のノマドワーク・・夏だけ北海道

田舎の空き家に1か月

 4月から息子の職場が完全にリモートワークになり、東京近郊にいる必要もなくなった。一応千葉にアパートを借りて住んでいるがこの夏、今は空き家になっている妻の実家で1か月過ごしていった。ちなみに妻の実家は函館からバスで1時間の距離に位置しており、自然環境はすばらしいが鉄道はない。函館ー札幌間の幹線からはずれているため観光客も少なく、当然流しのタクシーも走ってない。人口が減少傾向にあり、空き家をどうするか町では頭を痛めている。 

夏は楽しい田舎暮らし 

 家には固定電話の回線も光ファイバーもなかったが、スマホのテザリングで十分対応できるという。トイレはウォッシュレットが水漏れしていたが、使うときだけ元栓を開けば問題ないし、風呂も使えないが車で5分走れば温泉があるので問題ない。家も敷地も広いから、仕事をする場所を変えながら気分転換ができるという。公共交通が不便なので車は必需品だが、逆に車があると、北海道新幹線の新函館北斗駅まで45分、駐車場は空いているからすぐにホームにたどり着ける。東京駅まで4時間から4時間半、発車時間ギリギリでも乗れるから、実質所要時間は札幌から飛行機を使って東京へ行くよりも短いかもしれない。緊急に職場へ出勤することになっても対応できるから安心だという。
 食事は近くのスーパーの魚介類が新鮮で毎日食べても飽きないし、休日には大型バイクで遠出し、ニセコ、積丹、札幌、函館、松前、大沼、洞爺湖・・・等々、自由な一人暮らしと夏の北海道を満喫して帰っていった。 

リモートワークってたいへんかも

 職場に行かなくても良いと聞くと羨ましい気もしたが、オンラインで縛られてるから勝手気ままに過ごせるわけでもない。毎日一人で部屋にいるのもたいへんだ。上司の悪口でストレスを発散する機会もないし、帰りがけにちょっと一杯楽しんでくることもできない。職場は働く場所だが、友人たちとワイワイ楽しむ場所という側面もある。通勤時間だって季節の変化を感じながら歩くのも悪くない。今は独り身だから良いけど、結婚して家族と一緒の部屋で仕事してたら爆発しそうになるよな・・・などと余計なことを心配している。
 
 雪かきは大変だけど、敷地も家も広い北海道へ戻ってくれば?と思うのは親だからだろうか。


 


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