【テクノロジー】"ARスマートグラス"ってご存じですか?#2

【挨拶】

 こんにちわ、catです。突然ですが、ARってしっていますか?どっちかというとVR(仮想現実)の方がよく聞きますよね(多分)。現実世界とは異なる映像を現実のように見せる技術です。一方でARは拡張現実を意味し、我々が紛れもなく見ている現実世界に映像を追加する技術のことです。スマートフォンのカメラを通して、キャラクターがそこにいるかのような写真を撮ることなどが可能です。



【透過型スマートグラス】

 VRを体験するとき、ゴーグル型の装置を着けますよね。そんな感じで、ARメガネと呼ばれる装置があります。従来のARメガネは見出し通り透過型スマートグラスと呼ばれます。これは、メガネのレンズを仮想スクリーンとし、そこに映像を投影して現実に見ている光景と統合します。

 これにはとある欠点が存在します。先述の通り、スクリーンに映像を投影してそれを見るため、個人の視力やピント機能に依存してしまい、人によって見え方が変わってしまうのです。また、見ている世界と映像の間にピントずれが起き、ピント調節を頻繁に行い、目の疲れの原因になります。



【走査型スマートグラス】

 そういった問題を解決するため、新しいARメガネには新技術ビジリウムテクノロジーを搭載しています。この技術では、目の網膜に直接映像を投射することで、映像と現実を同時にみることができます。そのため、現実とピントの齟齬がなくなります。また、モニターに映っている訳でもないため、実際にそこにあるかのような、全く新しいAR体験ができます。



【何が出来る?】

 走査型スマートグラスを用いれば、生活はもっと豊かに、そして便利になることでしょう。たとえば現在、google mapというシステムがあります。初めて行く場所で活躍しますよね。現状ではスマホ画面に地図と進むべき道順を表示し、使用者がそれに沿って進みます。それが走査型スマートグラスを使えばどうなるでしょう。GPSに基づいて道順を網膜に投射すれば、スマホ画面を見るまでもなく目的地までのルートが見えます。これは歩行者に限ったことではありません。車の運転手が装着すれば、カーナビゲーションシステムの代替にもなります。

 また、情報通信技術が発達し、送受信できる容量が上がれば、テレビやYouTubeなんかの映像を映し、壁どころか空中に画面が見えるようになるでしょう。スポーツ観戦やライブを自宅でも臨場感を感じながら楽しめるようになります。

 これは完全に妄想ですが、ARのディスプレイを観て脳波コントロールなんてことも、もっと未来では出来るようになるんじゃないでしょうか。



【RETISSA Display II】

 ……すこし妄言が含まれましたが、全部が全部想像ではありません。RETISSA Display IIという製品が既に販売されています。製品情報はコチラをご覧ください。ええ、まあ。お高いですね。今のところ30万円ほどします。なかなか手が届くものではありません。しかし、今後産業の発展がもたらされれば生産コストが下がり、現在のスマートフォンのように、多くの人が当たり前に所持し、当たり前に使われる時代が来るでしょう。また回線の世代に併せ、機能はどんどん革新的なものになっていくであろうという事は、想像に難くありません。



【おわり】

 はい。いよいよSF作品がフィクションでなくなる時が近づいている気がしてなりません。先述の通りまだ値段がはります。しかしここで重要であり私がお伝えしたいことは、今皆さんが生きている2020年という時代で、テクノロジーはもうここまで来ているのだということです。

 SFと現実が近づいたり、オカルト的に語られてきたことが現実めいてきたり。技術は一般人の知らないところまで進んでいます。最近ではテレワークが一般化してきましたね。しかしこれはまだ小さな変化です。テクノロジーの発展により、もっと莫大な価値観の転換が訪れることはもう間違いありません。乗りましょう、このビッグウェーブに。


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Twitter:@Catkamome

小説を書いています。半端ものですが、ぜひご覧ください。
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