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短歌まとめ

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これまで作った短歌をまとめていきます。基本は月一本のまとめ記事。時には連作も。
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#tanka

短歌 2024年7月

キッチンは今日も蒸しててぶつかったお酢とお酒の音だけ風鈴 この日々がコピペではない証拠と…

短歌 2024年6月

404 not found お探しの未来は抹消されたようです 喪服セット肩にかついだ帰り道まばたきごと…

短歌 2024年5月

「推し」のこと「押し」と書いちゃうお母さんに押し付けにいく赤い花束 ばあちゃんの茶碗にぽ…

短歌 2024年4月

「もっともっと、注目されたい」? さてはあなた、インプレゾンビに噛まれましたね? 言語野…

短歌 2024年3月

春まだき水道水の冷たさがわたしの指に桜を咲かす 川面から電車を街を橋を見て知らない人と手…

【連作短歌】県立高校

地元一の進学校で読まされる「鶏口牛後」は釈迦に説法 何者か分からずめまい覚えつつどんな顔…

短歌 2024年2月

僕たちもまっしろなまま降ってきて汚されるために生きているんだ 君みたいに腕を組むひと東京でよく見かけるよ忘れたいのに もし何か間違えたこと言ったならWindowsみたく警告してよ たい焼きと同じでナンにも向きがある「頭と尻尾、どっちから食う?」 覚えてる? 隣の席にメガネ君デスクトップにイルカがいた頃 「2月15日」 チョコレート今日は主役の座を降りて店の景色に溶け込んでいく 「2月29日」 四年ぶんの嘆きを詰めて埋め直す今日だけ開くこの玉手箱

短歌 2024年1月

数の子をかじるこの口「別にまぁ子供はいいや」と言ったこの口 シンデレラ連休はもう終わりだ…

短歌 2023年12月

ふわふわと仮設廊下を渡りつつ私は「外国人」になりゆく 旅人に大雨降らすこの空は「泣き顔も…

短歌 2023年11月

この前まであんなに一緒だったのに軽薄なキミまた夏に会おう 3枚のパネルを揃えて消すときに…

短歌 2023年10月

フィクションの過剰摂取で人は死ぬけれど私には生命線で ありがとう私の代わりに擦り切れてく…

短歌 2023年9月

二割引きスイカの赤が夕焼けを引き止めている九月の十日 真夜中に目を覚ましてもスマホの画面…

短歌 2023年8月

僕たちがコップの麦茶を飲む横で水吸い上げる花瓶のひまわり 大雨に閉じ込められた食人鬼骨髄…

短歌 2023年7月

化粧水の瓶の封切り日付書くそういえば今日はあの人の オペラ座の桟敷みたいな教室ではぐれた消しゴム忘れられずに 「さえぎらない」会話のルールを踏みにじり入力していく追跡番号 (喫茶店にて) かたわらの少女には知れぬようにして少年はペイの残高を見る (#さよならTwitterの短歌) 青い鳥のちいさな翼で旅をした過去へ未来へ異世界までも 七年後君たちの子に会うまでに私も殻を破っておこう