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短歌 2023年11月

この前まであんなに一緒だったのに軽薄なキミまた夏に会おう

3枚のパネルを揃えて消すときに冷静なままの自分が怖い

太陽の光を浴びて生きた日々閾値を超えて君達を殺す

蹴飛ばした毛布を自分で直すときわたしはわたしの母親である

君の手は詩文の上をてくてくと歩いていくよ弱強格で

抜け落ちた羽根は勝手に舞っていく鳥自身とは別の空へと

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