大人へ絵本memo ~トルストイで心の調整~
大人になってからも絵本ばかり読んでいるので、他のジャンルはまったく知らないの。noteでみなさまが紹介して下さるは本はいつか読みたいと思うものばかりで楽しいです。書籍をスキのフォルダにコレクションしています。絵本を読む量が減ってきたら小説や古典文学やノンフィクションなどを読みたいです。
そんなわけでレフ・トルストイもしかり。
「戦争と平和」「アンナカレーニナ」など興味はあるけれど読めていません。だって長そう😭
でもあったんだ!
読みやすい短編がいくつも!
難しい体裁をしていると手に取りにくいけれど
ヨシタケシンスケさんのイラストがあるだけで
こんなに導入しやすいなんて感激!
良い時代です(*^_^*)
トルストイ ショートセレクション
『三びきのクマ 』
レフ トルストイ (原著)
ヨシタケ シンスケ (イラスト) 小宮山俊平(訳)
2018年 理論社
訳者のあとがきより抜粋
伯爵家の跡継ぎとして生まれたトルストイ。深い森に囲まれたモスクワの村でほぼ全生涯を過ごした。時にためになる本、人生読本として読まれているが100年を過ぎた今でもトルストイが広く読まれるのはとにかく面白いからです。教訓を得るのは後回しにしてストーリーを楽しんで。心が温まり優しい気持ちになれます。時には声に出して読んでみて下さい。
長い子育ての間に読めていたら私の心はどれだけ安らいだだろう。
となりで誰かが温もりについて語ってくれたら
どれだけ救われた子育てが出来ただろうか。
その前に自分の気持ちを聞いてくれる人すらそばにはいなかった。
今ではこの本が自分の優しさをさすってくれる。
そして子ども達が私の心の内を聞いてくれる。
余裕のなかった私に仕返しもせずに、子ども達はやさちい。
(全八話)
人ひとりにどれほどの土地がひつようか
小悪魔がパンの恨みをパンで晴らす
カラッポの太鼓ーエメリヤンよ王さまー
三人の息子
白海の奇跡ー北方の三仙人伝説ー
人は何によって生きるか
火を消せー放っておくと、消せなくなるー
三びきのクマ
一話が絵本になっているものもあります⬇
『人にはどれだけの土地がいるか 』
トルストイ (原著)
柳川 茂 (訳) 小林 豊 (イラスト)
2006年 いのちのことば社
『火は早めに消さないと』
トルストイ (原著)
柳川 茂 (訳)小林 豊 (イラスト)
2007年 いのちのことば社
トルストイがどうだと私に語れるようなことはないのですが、年表から読み解きますと、、トルストイ的生活を自身が体現出来ていないと思う葛藤から不自由なく暮らす自分に嫌気がさして、老体で家出をしてこの世を旅経つ。最後まで苦悩したトルストイが、こういう生き方で良いんだよと思わせてくれる優しさに安心します。
『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』などの長編や民話『イワンの馬鹿』、人間の生き方を描く『人間論』などで知られ、道徳的な権威としても影響力を持つトルストイの、豊かな人間性が感じられる短編を8編セレクト。(理論社 紹介文より)
「さんびきのくま」はイギリスの昔話をトルストイが再話して日本に広まったようです。
こちらのシリーズにはトルストイの年表が載っています。⬇⬇
トルストイじゃないけれど、
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」はステキな題名!
いつか読みたいと図書館の予約システムに登録していたら、
子どもに「ママそれって殺人事件だよっ」て言われて、
「あ~知らなかった😭」そういうの読めないんだ。
子どもの方が物知りです(*^_^*)