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もがきながら見つけた、自分もお客様も幸せになる仕事のすすめ方

クライアント企業の従業員の入退社管理や採用補佐、給与計算など、人事労務業務をオンライン化することで、業務効率化や人手不足解消のサポートをしているCASTER BIZ HR。

そんなCASTER BIZ HRのサービスを提供する人事労務のプロフェッショナルたちは、どのようにして各企業の課題解決に臨んでいるのでしょうか。

2020年4月に入社し、現在はチームリーダー兼フロントスタッフを務める新井さんに話を聞きました。

夫は転勤族。キャリアと結婚生活の狭間での葛藤

——キャスターに転職しようと思ったきっかけから聞かせてください。

私は以前、自動車製造メーカーの人事部門で働いていました。当時は、会社として変化のあるタイミングで、大変ながらも新しいことに挑戦させて頂ける機会も多く、楽しくやりがいを感じながら働いていたので、「長くこの会社で働ければいいな…」と漠然と思っていたんです。
それでも転職を選んだ背景には、家庭の事情があります。

というのも、夫は転勤の多い職業。実は、結婚してからも離れて暮らすことで、私がやりたい仕事を続けるという選択をしていました。たまたまお互いの勤務地が新幹線の幹線沿いだったこともあり、平日はそれぞれ仕事をして、週末だけ一緒に過ごすという夫婦の形をとれていました。私の気持ちを汲んで、協力してくれた夫にはとても感謝しています。

そんな中、いよいよ夫がキャリアアップするタイミングになり、体力的にも精神的にも大変そうな時期を迎えました。そうした夫の姿をみた時、自分なりに結婚した意味を考えたんです。

自分のキャリアを優先して、これからも仕事を一生懸命やっていくのか。
それとも、今の仕事を辞めて夫を支えるという選択をとるか。

いろんな葛藤をしながら考えに考え、最終的には、いまの仕事を辞めて、夫を近くで支えることのできる仕事を探してみよう、家庭を優先させようという決断をしました。

でもそこからが大変で…。

——どんなことに苦労されたんですか?

当時は、2019年の中ごろ。今でこそ標準化してきたリモートワークですが、その時はリモートワークがまだ浸透していない時代でした。

今後も定期的に居住地が変わることがわかっていた私としては、できれば環境が変わっても働き続けれられる仕事に就きたいと、リモートワークが可能な求人を探していたのですが、まったくと言っていいほど見つからなかったんです。

転職エージェントの方には「リモートワークの求人はありません」と言われ、ハローワークの窓口の方にも「そうした求人はないので、キャリアは諦めた方がいいと思います」と言われてしまう始末。

今まで離れて暮らしてまで頑張ってきたけれど、それは無駄だったのか…と、愕然としました。

それでも諦めることなく根気強く探して、探して。ようやく辿り着いたのが、キャスターでした。

ずっとうまくいかなかった仕事が好転した。その理由とは


——フロントスタッフとして多い時には12社相当のクライアントを受け持ち、周りからも頼りにされる新井さん。リモートワークや、CASTER BIZ HRのフロントスタッフとしての仕事には、すぐに慣れたのでしょうか?

いえ、最初は全然慣れなくて…(苦笑)リモートワークがゆえに苦労したことも多いです。

私たちは基本的に、テキストでクライアント担当者の方と日々のコミュニケーションをしています。
テキストがゆえに、伝えたい意図がお客さんに伝わらなくて苦労することもしばしば。オンラインならではのコミュニケーションに慣れて、自分なりのコツを掴むまでは、時間がかかりました。

私には向いていないかも…と落ち込んでしまった時期もありましたが、ある時「これかも!」と自分なりに、すとんと納得できたタイミングがありました。

——それはどんな転機だったのでしょうか?

転機というよりも、ただ「逃げずに頑張る!」と自分で決めて試行錯誤しながらやっていたら、ある時ふとコツがつかめてきた感じです。

——そのコツ、伺ってもいいですか?

もちろんです。
私の仕事がうまくいき出した理由は、「依頼されたタスクをただこなすのではなく、それを実施する背景や、要望の裏にある意図をきちんと理解するように心掛けた」ことです。

本来の目的をしっかりと理解できてさえいれば、仮にタスクの方向がずれていたとしても、必ず同じ地点に着地できます。最終的な目的をしっかりと見据えた仕事ができるようになった、というのが私自身の大きな変化でした。

——目的をきちんと理解するために、心掛けていることはありますか?

当たり前ですが、まずはクライアントの話をきちんと聞き、コミュニケーションをしっかりとることが大前提です。

要望を伺った上で、第三者的視点で少し大きな視野を持って、「本当は何がしたいのか」をきちんと捉えるようにしています。

例えば、業務効率化を図りたいのか、社内で企画を動かしたいのかなど、業務を依頼する背景にはさまざまな理由があると思います。本来の目的をよく伺って、大きな方向性を見据えた上で、1つのタスクを業務の中に組み込んでいく、という仕事をするようにしています。

依頼された業務を実行するために一つのタスクだけに集中してしまいがちですが、そうすると、狭義での目的は達成できていても広義では方向性がずれている、ということも起こってしまうんです。

——仕事の仕方の変化によって、もたらされたものはありますか?

クライアントからいただける信頼度が大きく変わったように感じます。
実際に、「本当はそれをやりたかったんです」とか、「すごい助かってます」という声を多くいただけるようになって、それ以降は「あとは、よろしくね」と大きな範囲で任せていただけることが多くなり、仕事が変化していきました。

私自身としても、その時にスルっと一皮剥けた感覚があって、担当社数がぐんと伸びたのもその時期からでした。クライアントから「新井さんがいなかったら乗り越えられなかった」と言っていただけた時は、本当に嬉しかったですね。

中長期的な目線で考え、遠回りすることをいとわない。そしてそれを楽しむこと


——そのほかにもクライアント業務を安定させるコツはあるのですか?

一見遠回りに見えたり、一時的に労力を要したりすることであっても、必ずラクになる将来がイメージできるのであれば、率先して苦労するというモットーで仕事をしています。

というのも、私は、自分が無駄だと感じることをするのがとにかく苦手で、ストレスなんです…(苦笑)

ですから、近い将来、業務がラクになる、業務が効率化されて得をするのであれば、大変なことも率先して取り組みます。その時はもちろん時間がかかりますが、何度も同じタスクを実施しなくてよくなったり、業務時間が短縮できたりすれば、クライアントにとってもいいことだと思うんです。

実際に、毎月の給与計算に80時間要していたのが今では30時間に短縮できているクライアントもいて、担当者の方にはすごく喜んでいただいています。

中長期的な視点を持って、遠回りすることをいとわない。
そんな風に、クライアントの人事労務体制の構築サポートするようにしています。

あとはやっぱり、大変なことも含めてその過程を「楽しむ」ことでしょうか。

——新井さんはどんな風に楽しんでいるのですか?

私は人事労務体制の構築サポートにあたって、パズルを組み立てるイメージで仕事をしています。

最初のうちは、ピースがバラバラすぎて先が見えなかったり不足していたりして大変なんですが、一生懸命考えて、進むべき道を探す。それがいつの間にか形が見えてきて、ピースが埋まるスピードが早まってくると、楽しくなってくるんです。

そんな風に、過程自体を楽しんでいくと、不安定になりがちな業務もいち早く安定させることができるように思います。

想像以上。CASTER BIZ HRだからこそ積み上げられたキャリア


——家庭のことを考えてのキャスターへの転職でしたが、入社しておおよそ2年。現在はいかがですか?

リモートワークで通勤ゼロ秒というのは、本当にありがたいです。
私の夫は仕事柄、時間が不規則なこともあるのですが、私の出勤時間前や昼休憩時間等を有効に使って、可能な範囲でサポートをしています。それが日々できるのは通勤の必要がないリモートワークだからこそです。

また先日、キャスターに入社して初めての引っ越しを迎えました。
通勤がないことで引っ越し準備はスムーズに進められましたし、新たな環境で仕事をすぐに再開することもできました。

転勤の多い家庭では、パートナーの方が精神的に不安定になるという話は珍しくないですが、それほど新しい環境に順応するのは大変なことだと思います。

キャスターのようにリモートワークであれば、同じ職場で働き続けることができる。どこにいても同じ仕事ができて、オンラインにすれば、いつも一緒に働いてる同僚とすぐに繋がれるというのは、とてもありがたいです。

——キャリアを失いたくないという思いが強かった新井さん。キャスターでのキャリアはいかがですか?

思った以上のものが積み上げられていると思います。

入社前に「リモートワークは無理だ」と言われ続けていたので、正直なところ、どんな仕事ができるんだろうと半信半疑で入社したところもあったのですが、これまで約2年の間に十数社を担当。一般的な企業の人事労務部門で働いていたら、十数回転職しないと得られなかった経験が積めるというのは嬉しい誤算でした。

それに、クライアントサポートをさせてもらいながら、知識やノウハウが増え続けていますし、「こうしたいけど、どうやって実装しようかな?」と迷った時に、すぐに他社の事例を見にいくこともできます。

そういった意味では、想像以上の経験とキャリアです。

——今後はどんなキャリアを考えていますか?

私は現在、クライアント対応のポジションからは少し離れ、フロントスタッフたちがクライアント対応において一定のパフォーマンスを発揮しやすい環境づくりに注力しています。

自分が苦労してきたからこそ、みんなが仕事しやすいサポートがしたい。そんな風に思っています。

そうして、CASTER BIZ HRに仕事を依頼いただいた方から、「キャスターの〇〇さんに頼んでよかった」って思ってもらえるサービスの提供に貢献していきたいですね。
私自身がフロントスタッフとしていただいて一番嬉しかったのが、その言葉ですから。

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