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金言877:クオーター!ハーフ?

米国前大統領が企業決算を3カ月ごとの決算から6カ月ごとの決算に見直すと発表したことがありました。4半期ごとの決算では企業が長期的な視野をもって経営するのが難しいそうです。
四半期決算で株主に説明責任を果たすのが、かったるいということで上場廃止とする上場企業の経営者もいます。
コメント屋さんは、優良企業は四半期ごとにしっかり財務内容を精査しつつ長期的ビジョンをもって経営しているといいます。
個人投資家なら、四半期は半期の決算など投資期間の縛りがありませんので3カ月で含み損を抱えても6カ月先にはプラスに転換すると考えれば、損切しません。内的要因や外的要因で一時的なマイナス転換だと見切ることができれば6カ月先を買います。目先は慎重に警戒しつつ、中長期は楽観するということであります。

クオーターからハーフにすることの危うさを有識者は指摘します。3カ月ごとに決算すれば財務状況が公開されますが、半期になれば公開が3カ月遅れ、その間にダメな会社はさらにダメになります。経営者はダメな内情を6カ月隠せます。株主はこれが心配です。もちろんダメな会社にナンピン買いや塩漬けする株主がダメなのですが。

トランプさんは何回も倒れ、その後立ち上がってついには大統領にもなりました。
3カ月で清算するのは余力を残して可能性を否定するようなものです。でも、終わり良ければ総て良しは、勝ち組の話です。負け組は傷口を広げる前にギブアップしたほうがよろしいかと思いますが、広がり続ける傷口を無視した結果です。

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