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金言679:自転車の話

壮年期の父が夢に登場。重くて頑丈そうな自転車に乗っていました。
夢から覚めて気がつきました。父は大正時代の生糸問屋の跡取りの長男で祖母から自転車は危ないという理由で禁止され、生涯自転車に乗ることはありませんでしたし、車の免許も持ちませんでした。父の弟も妹も同様でした。
ふと思うに、現在の子供たちは全員自転車に乗れそうです。小学校の体育では一輪車に乗るそうですし。もしかしたら、野球がサッカーになったように子供たちの関心は自転車からスケボーに変異したかもしれません。

団塊の世代としては、子供の頃近所の自転車屋さんには子供用の貸自転車がありました。当時5円とかで1間借りて遊んでいました。なにしろ、コロッケが1個5円でした。正月に父からもらったお年玉は10円でした。(これだけは今でもしっかり覚えています。)

父は晩酌すると、大きくなったら自転車を買ってやるとよくいっていました。実際は大きくなった時には、バイトして400CCの自動二輪を買いました。サラリーマン時代は乗用車に替わり、何台もの新車を乗継いできました。
今では、玄関先に電動バイク、書斎には乗らない日が多い「ピカピカ」のロードバイクとフォールディングバイクがインテリアのように置いてあります。
懐かしい昔を、今朝の夢は思い出させてくれました。父に感謝です。

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