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金言881:昨今の勝ち組は違います。

リストラで人件費削減して利益確保することが大手IT企業で実施されています。従業員は使い捨てを嫌い、従業員の歩留まりが経営者の期待を下回り、企業は人手不足に悩まされることになります。それが少し変わってきたのかもしれません。または、何も変わっていないのですが、メディアで話題になる企業が以前と少し違うのかもしれません。

あるビジネス番組で、3Kの企業が従業員の40%を入れ替えて平均年齢を20歳若くして、業績をV字回復した成功事例を紹介していました。また、別のIT企業では、文系理系を問わず大卒を採用し、内定から入社までの10カ月で業務に関連する国家資格を全員に会社の費用で取得させるプログラムを実行していました。その資格があると、転職も敷居が低くなりますが、従業員の定着率低下にはつながっていないそうです。

人手不足は労働の質と量に見合った賃金より安い金額で採用したい不人気な買い手に、売り手が喰いつかないために発生している事象かもしれません。人気のある会社には、賃金に将来性のプレミアがおまけについていますので、人材が集まってきます。きわめて合理的な動向です。

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