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この世で“要らない”仕事

数年前、ホリエモンの講演を聞きました。
その中で彼は、今後生き残る職業として「人間生活にとって
必要ではない仕事」と言ってました。
例としてその時は、女性雀士を挙げてました。
その伝で言うと、世の中のほとんどの仕事は「要らない」のだと思います。

今回のコロナ禍でも、そういうことが詳らかになってきまました。
僕がやっている音楽の仕事など、その最たるものです。
畢竟、イベント等は中止に追い込まれました(三密の問題もあるが)
観光業などもそうです。
特に旅行などしなくとも、「生きて」はゆける。
結果、世の中のほとんどの仕事は要らないのだと思います。
食物生産、流通、ぎょうせい(※訳あってひらがな表記)
その他少数の仕事さえあれば、人間は生きてゆける。
(その食物を“買う”ために、仕事をしなければいけないが)

食物にしても、生きてゆくだけなら、米、野菜、少々の肉、そして
水があればいいわけです。

けれども。
けれど、人間の「心の栄養」はどうでしょうか。
同じ米にしても、栄養補給、生命維持のためだけに食べているのではない。
より美味しいものを食べることが「生活の豊かさ」に繋がっていきます。
もちろん心の栄養にもなります。

音楽を聞くことも、旅行に行くこともそうです。
よりよく生きる為、より充実した生活を営むために、
「不必要なもの」を取り込んできたわけです。
しかし、多くを取り込みすぎた為、当然「無駄」な部分も
生じてきました。
ものが有り余る状態。
「飽食の時代」という本が出たのは、もう30年以上前です。
そこから更に「飽食」を続けた結果が今です。

今回のコロナ禍を機に、一人一人が、自分にとって
本当に大切なものと無駄な部分を切り分けてゆく必要を感じます。

うちには動物がたくさんいますが、生きてゆくだけなら
ペットなど必要ない。
だけど、心の豊かさの上では僕には絶対に必要です。

今の若い世代がものをあまり欲しがらないことや、
断捨離やミニマルな生活が喧伝されるのも、
人間の本能的な危機感によるものだと思わずにいられません。
「このままゆくと、人類は破滅するよ」という自然からの警告。
これに強く反応した人たちから、そういう生活に移行している
気がします。

僕?
全然できてません(T_T)
物欲が相変わらず強いですし、部屋にはモノが溢れています。
だけど、こういう記事を書く“気づき”はある訳だから
いつかその気になった時は、ミニマリストにもなれるかもしれません。

しかし、そう気づいた時には、時既に遅しとなってる可能性も
否定できないですけど。

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