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パーソナルカラーを過信しないで(男性美容部員のつぶやき#4)

「パーソナルカラー」について話します

美容部員時代は「パーソナルカラー全盛期」の真っ只中にいたので
「ブルベ」「イエベ」を聞かない日は一日もなかったと思います。

その中で特に気になったのが診断結果だけで判断してしまい、
自分で考えて選ぶ方が本当に減ってしまったことです。
それはパーソナルカラーの本意ではないと私は思います。

「私は落ち着いたピンクとラベンダーカラーが似合うらしいので」
「私は赤みの強いブラウンは似合わないって診断されたので」

あたかもメイクアップに正解があるかのようです。
確かに肌が明るく見えたり、印象が華やかに見えやすいカラーはあると思いますが、正解ではありません。というか正解なんてそもそもありません。

肌が白い方が綺麗
目は二重で大きい方が正解と言っているようなものです。

あくまで、化粧品を選ぶ楽しみや、指標が一つ増えたという感覚で「パーソナルカラー」とうまく付き合ってほしいと思います

「これが似合う」
「これはあなたらしくない」
といった誰かの正解に耳を傾けてばかりいると

「自分がどんな色が好きなのか」
「自分がどうなりたいのか」
「自分をどう見せたいのか」
自分がどんどん後回しにされて、簡単な質問にすら答えられなくなります。

きっと、自分を変えたい。
自分をもっと大切にしたいという想いで診断を受けたんだと思います。
その自分の声をもう少し深掘りしてみましょう。

周りの意見×自分の意見

周りの意見を大切に、柔軟に取り入れられる人はそれだけ自分を変えられるチャンスが増えると思います。

そして、その中でも自分の考えを大切にできる人は芯のある選択ができると思います。

私もプロとしてもうちょっと色合い考えて〜っと思うメイクがあるにはありますが、アドバイスする前に「どう見せたかったのか」を必ず聞くようにしています。自分がどう見せたいのかがわからないままに、私の意見を鵜呑みにしてほしくないからです。

正解は人の数だけあるという前提で、パーソナルカラーを捉えられるといいですね。




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