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1週間地域に飛び込んでみて、たどりついた自分の答えとは。インターン生築城さんにインタビュー【#1】

現在大学4年生の築城星来(ついきせいな)さん。

都市デザインを専攻し、新卒で就職活動していた際に弊社に関心を寄せてくれて、内定者として一足早く、滋賀県の日野町に移住することになりました。

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▲笑顔が素敵な星来さん。インターンで訪れた埼玉県横瀬町にて。

弊社note第1弾は、築城さんにスポットを当てた連載をお送りします。

はつらつとしたキャラクターが魅力的な彼女ですが、この1年間ずっと自身の進路に悩んでいたそう。
しかし、悩める彼女の視界に立ち込めていた霧も、CASEでのインターンを経て晴れたようです。

インターンを通じて、星来さんが得た人生のインスピレーションとは。社員の武田が聞き手となって、彼女の答えを掘り下げました。

今回は、地域の方との交流で星来さんが得たものを聞いてみます。

ビビッとくる企業を探しつづけた1年

―それではインタビューさせていただきます。よろしくお願いします!
はい、よろしくお願いします!

―全部で1週間強、福岡から関東に来てもらって、インターン生として活動してもらいました。

本社のある浅草に滞在して、埼玉県横瀬町、それから延泊して長野県山之内町へ。そもそもどういう経緯でCASEを見つけてもらったんでしたっけ。

これは、就活の状況から話してもいいのかな。就活自体を3年生の4〜5月から始めていて、まちづくりに関心があったけれども、専門性がなくて、もともと就活の軸を考えるのに難航していました。

それで、7月に47インターン(47の都道府県から1人ずつ選出された47人の学生と複数企業合同のオンラインインターンシップ)に参加することにして。「社会にどんな価値を与えたいか」を考えるようになりました。


―その経験がターニングポイントだった?

そうですね、転機でした。地域のひとのリアルな声をきいて問題解決したいって思いました。その経験があったからこそ、CASEにビビッときたんだと思います。

それで、どんな地域に関わりたいか、どんな色の会社で働きたいのか、ということを続けて考えるようになって。冬頃にベンチャー志向になりました。

それでも、「そもそもなんで働くのか」「会社に入らないといけないのか」みたいなことをずっと考えてて。

それで、Wantedlyで「まちづくり」とかそういうワードで夜な夜な検索していたら、フィードにCASEの募集が出てくるようになりました。

▲星来さんが当時エントリーしてくださった新卒採用のページは現在公開しておりませんが、中途のオープンポジションは現在も募集中です。


―直接キーワード検索してでてきたわけではなかったんですね。

そうです、それで募集を見てみたらすっごく共感できるところが多くて。「『やりたい』という想いがあれば」というところが特にビビッときました。

まちづくりということに関心があって、どうしてと言われてもうまく言語化できなかったけれども、やりたい。

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▲大学の授業の一環でフィールドワークを行う星来さん。

それから、「できないをできるに変える」というところにも共感しました。あまり経済的に恵まれていない家庭だったので、大学進学にあたってもいろいろな障壁があって。できないをできるに変える。すごくいいと思った。

その2つが気になったので、「縁を大事にする」という言葉を思い出して、話を聞いてみようと考えました。

※弊社は「誰もがやりたいことを自由にチャレンジできる世の中に」をミッションに掲げ、地域活性化やアーティスト支援に取り組んでいます。

ーそういう経緯だったんですね。それで私とカジュアル面談をする運びになって、そのあと代表と面談してもらいました。
代表とはどういったやりとりをして上京してインターンすることになったんですか?

自分の活動についての話や、大学でフィールドデザインを学んでいるという話をしていたら、「来てみる?」と聞いていただけました。

自分がこの会社でどう関われるのか、この会社は何をしているのか知りたかったし、面白そうだったので行きたい!と返事をしました。


―業務内容と自分が貢献できるのかを確かめに、という目的と、あとはワクワクに誘われてという感じだったんですね?

その通りです。


地域のひととの生きたやりとりが、自分のやりたいこと!

ーそうしてインターンに参加することになって、まず参加したのは横瀬の田植えだったかなと思います。
wantedlyにてミートアップとして田植えイベントを掲載したので、星来さん以外にも弊社に関心を持ってくださった方々が10人ほど参加しており、わいわい田植えをしましたね。
星来さんは田植えははじめて?

小学生の時以来でほぼ初めてくらいです笑

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▲埼玉県横瀬町で行った田植えミートアップの様子


ー今回の田植えに参加してみてどうでしたか?

農業とか田植えとかあんまり接する機会がなかったし、虫が苦手で笑。なかなかこの年齢になって田植え体験しようなんてないので新鮮で、自分こんなに農作業好きなんだ!っていう笑。びっくりしました。

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▲長野県山之内町の田んぼ。見晴らしがよく、綺麗です!


ー農作業のどんなところが面白かったのでしょう?

地元のおじいちゃんおばあちゃんとかに、農作業はじめてだから教えてもらうことが多くて、会話がよかった。こうじゃないよー!とか言い合いながら作業するのも楽しかったです。


ー印象に残っていた地元の方とのやりとりはありますか?

それこそエビですかね?

ーあ〜エビね!

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これ、珍しいエビなんだって言って、バケツに入ったのを見せてもらったんですね。虫とか生き物とかめちゃくちゃ苦手なんですけど、おじいちゃんがこう見せてくれたからっていうのもあって、初めて可愛くみえた笑。

ちょっとついてきて、とか言われてついていく、みたいなのが楽しかったです。


ー地元の人との生きたやりとりみたいな?

そうですね。絶対農作業とかでないと経験できないことだったと思うので、印象に残っています。


山ノ内町で知った、農家さんのリアル。

―その後は山ノ内町に行ってもらいました。私は同行してないんですけど、印象的だったトピックについて三つくらい聞きたいです!

現地で活躍してる、地域おこし協力隊の人のところに連れてってもらいました。その人たちの話を聞いて、今まで自分が人から聞いたりとか、本とかでしか知っていなかったことを実際に話してるのが面白くて。

例えば、3年間地域おこし協力隊として活動して、そのままそこに住んで農家になった大森隊員。

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▲訪れた農園。

―具体的に知らなかったこととか、改めてわかったことにはどんなことがありましたか?

今年は霜がすごくて、さくらんぼが全滅なんですって。

―ええっ

全滅って大丈夫なのかと思って。笑いながら言ってたけど、生きていけるのって思いました。でも確かに、やっぱり天候次第で、今年は良かった駄目だったっていうのはあるわけで。

知ってた情報ではあるけど、リアルに聞くと改めて驚いてしまいました。本当に当たり前なことなんだけど。

それでもっと聞いてみると、保険が一応あるんですよとか教えてくれます。


―なるほど。

それから、農家にはいろんな作業があると思うけど、手伝ってほしい作業と手伝って欲しくない作業ありますよね?みたいな話をして。

「それはやって欲しくない」というのもあるし、作業によっては「もう全然たくさんあるんで」みたいなふうに違うそうなんです。

後者を例えばイベント化しちゃって、いただけたら嬉しいみたいな話してたりとか、うん。

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▲山之内でも田植えをしたそう。微妙に方法が違うんだとか。

―なんでも手伝えるわけではありませんよね。

あとは食物連鎖の話を聞きました。田んぼがどんどん減ってって、だからカエルが減る。蛇が減る。もぐらとねずみが増えるから、りんごが荒らされるからとか。知ってはいたけど…改めて聞くと。

―実生活に影響を感じている人から聞くと、初めて生きた知識になりますね。

そうですね。


地域に飛び込むことが、やりたいこと。

―地域の方に教えてもらったことを聞くだけでも私はとっても面白いのでずっと聞けてしまうのですが、そうした経験を通して星来さんに起こった変化を教えてください。

自分が本当に地域に飛び込むのが本当に向いてるんだなっていうのがわかって、農作業っていうか、おじいちゃんはちゃんと喋るとかもめちゃくちゃ好きだし。

それは田植えとかそういうコンテンツを用意してもらったから、知れたことだし、近藤さん(注:弊社代表)について回ることも、めちゃくちゃ楽しかった。

自分がそういう町との関わり方が向いてるんだなってのを改めて知ることができました。

地方創生とかそういうのに関わっていくうえで、まず地域に飛び込む。ということをやりたいなって思っています。


―すごく大きな収穫ですね。

そうなんですよ。得たこと多すぎて(笑)。


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地域に飛び込み、新たな一歩を踏み出した星来さん。
次回は、地域の課題について現地で学んだことを聞いていきます。


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