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『現場監督が現場へ行かない』という新発想は業界をイノベーションし得るのか

Log Walk(ログウォーク)』とは、最新技術を駆使したVR空間の創出により、住宅建築現場の課題を解決するサービス。今回、株式会社log build(以下、ログビルド)の開発により誕生した、日本初のリモート現場管理サービス『Log System』のひとつです。

このサービスでメリットを享受するのは、住宅建築の現場管理に関わるすべての人物。メリットは大きく分けて3つです。
① 移動時間や写真管理時間の削減
② 現場の『見える化』で全員の共通認識に / 「現場監督しか現場情報を知らない」課題を解決

③ 施主からの「現場状況の質問」にすぐに回答できる

住宅業界の現場管理において、長きに渡り『いつかは解決しなければ』と顕現していたにも関わらず、いつしか片隅に追いやっていた課題。これらすべてをクリアに解決し、可処分時間の有効活用へとつなげる、新たなサービスについてご紹介します。

■ リモートワークで現場管理できる時代です

【Go not(ゴーノット)= 現場に行かない】が合言葉
最新技術によりリモートワークで現場管理が可能な時代に

『Log Walk』とは、360度カメラと高度な技術によりVR空間化した現場の工事全履歴を、クラウド保存して現場管理に活かす日本初のサービスです。

これにより、現場監督や設計士、経営者の移動時間の削減に大きく貢献します。さらに、現場に関する次のような課題をも解決。『現場管理』の概念が生まれて以来初となる、業界にとっても大きなイノベーションとなるサービスです。

・人によって品質や完工粗利に差が出る
・監督だけが知っている現場の情報がある
・社内に知識が蓄積されない
・時間が無くてデスクワークを細かく出来ない
・メールチェックや図面チェックが後手になる
・安全パトロールや品質管理が担当監督任せ
・上長による現場の状況確認が実施されていない
・商社による納材管理
・発注者による現場確認

これらの問題解決により『ムダなコスト削減』および『粗利率の向上』までも実現可能。現場監督が、着工前にすべてのタスクを終わらせる事ができるとしたら、余剰時間で何をしたい・何ができるでしょうか?

現場監督移動時間サークル

■ 移動に費やしている時間は勤務時間全体の43%

さて、現場監督の移動時間がどれくらいかご存知でしょうか?勤務時間8時間の中で、現場監督が車のハンドルを握っている時間...。

移動時間43per

移動時間3.5時間という数字は、実に1日の業務時間の43%に値します。移動以外の時間は残り4.5時間。その中で、現場で費やす時間を3.5時間と見ると、落ち着いてデスクにつける時間はわずか1時間となります。

視点を変えて、今度は1物件あたりの移動時間を考えてみます。

《こだわり造作の多い注文住宅の場合》
現場に行く回数60回
= 敷地調査~お引き渡しまでのタッチポイントの発生回数

移動時間に換算するとトータル90時間
≒ 東京⇔大阪 18往復、日本⇔ハワイ 7往復相当

これらの現場へ移動する理由の内訳には「職人に呼ばれた / 他の現場の帰りに立ち寄る / 手配ミス / クレーム」などが挙げられます。

果たしてこの60回すべて、本当に現場でしか確認する事ができないものでしょうか?

これら60回のうち「現場まで行かずともリモートで確認する事ができればOK」という項目は、60項目中47項目でした。実に70時間を捨てていることに値するのです。

■ 人手不足には「この会社で働きたい」が重要

「建設業界はブラックだ」というイメージもあり、優秀な人材が建設業界に集まらないという現象が起こっています。建設業界の有効求人倍率は6.86倍と、4年8ヶ月連続上昇しています。これらの背景は2つ。

① 29歳以下の人材不足
→ 建設業界は全産業平均よりも55歳以上が多い
→ 全産業平均よりも29歳以下が少ない   ※出典元

② 建設業技能者の3分の1が55歳以上
→ 2021年4月1日に改正『高年齢者雇用安定法』による定年制度の引き上げ

給与を上げて人手不足を解消するという方法もありますが、果たしてそれは唯一の正しい解決方法なのでしょうか?

また、専門学校や大学でITを使用したデジタルネイティブ世代には、アナログな管理をしている会社はどのように映るでしょうか。

これらの課題に対し【働きやすい環境構築が必要である】という考えのもと、ログビルドは日本初のリモート現場管理サービス『Log Walk』を開発しました。現場監督の現状をどうにかしなければいけないとの思いから生まれた、現場に行かなくても現場管理ができるサービスです。

■ 現場管理専用『どこでもドア』

『Log Walk』があることで、現場へもたらされる影響は主に2つ。

現場メリット①:現場へ行く回数が10分の1 or 半分以下になる
→ 残業時間がなくなる
→ 一人あたりの担当現場が2倍up
→ 職人への指示頻度は従来の10倍以上up

現場メリット②:共有・可視化
→ リアルタイム管理、リアルタイム指示
→ 現場のクリーン化
→ 職人へのメリット(会社全体の現場把握 = 職人の仕事の把握に)
→ 営業/設計/監督/経営者間での共有、ライブ会議として全体へ共有

『Log Walk』は、会社主導で物件状況を毎日記録することが可能です。リモートで現場管理ができるようになることで、現場監督が移動せずとも、どの現場にも顔を出せるようになります。

本来、現場管理は属人的な体制になりがちなものですが、『Log Walk』によるデータの蓄積は、知識やノウハウの蓄積にもつながります。

また、現場が可視化されることで生産性の向上だけでなく、社内外問わず情報の共有が可能に。現場の様子を会社全体で把握でき、現場での働きやすさにも繋がっていくと言えます。

オフィスから複数人で管理

■ 全員が現場を管理する = 品質や利益が向上する

では、経営へのメリットはどうでしょうか?『Log Walk』が経営にもたらす効果は次の2つ。

経営メリット①:移動レス&全員で現場を管理するから品質や利益がUP
→ 現場監督一人当たりの車両数down
→ 移動時間down。現場監督が設計打合せに参加できるようになる
→ 図面チェックや段取りにかける時間3倍up
→ 予実管理の時間3倍up

経営メリット②:人事への影響
→ 残業レスによる離職率の低下
→ 働き方の環境改善により優秀な人材確保
→ 育児者の雇用促進
→ 女性の現場監督の復帰

建築業界では、優秀な女性現場監督が居たとしても、産休育休後の現場復帰は実現が難しいとされてきました。『Log Walk』で現場をリモート可視化できるようになれば、働く場所は自由。移動レスで全ての現場の可視化ができるので、10-15時などの時短でも施工現場の管理が可能となります。優秀な女性スタッフの復帰や、リモートワークを駆使した県外からの優秀な人材採用も可能になってくるのです。

■ 必要なのはスマホと360度カメラだけ

それでは『Log Walk』の具体的な使い方を紐解いていきます。必要なものは、たったの2つの道具と撮影者1名

《 Log Walk で使うもの 》
・360度カメラ
・専用アプリを入れたスマートフォン

撮影といっても、高度な操作や高度な撮影手法が求められることはありません。年齢や能力問わず、現場に居る誰でも操作が可能。多くは、現場の職人さんの使用が想定されます。

Log Walk_大工撮影

Log Walk撮影イメージ:360度カメラを一脚装着の場合

■ VR空間の中にあるのは辿ってきた時間軸

次に『Log Walk』の撮影〜具体的な活用方法を見ていきます。注目すべきは時間軸。建築現場のVR空間を創出するだけでなく、完成に近づくにつれ見えなくなっていく箇所も、時間軸に沿って残していく事が可能になるのです。

《 1:撮影 & 通知 》
① 360度カメラをヘルメットに装着
② 現場の指定場所にて撮影
③ 【クラウドにアップ】ボタンを押すと自動的に360度のVRデータ生成

たとえば30坪2階建の住宅であれば、約5分で1棟まるごと撮影完了。撮影後には『Log Walk』がVR空間を自動で生成します。生成が完了すると、メンバー全員へ自動的に通知がいく仕組み。VR Photoという大きなデータでもファイル管理の必要がなく、少ない操作で管理と共有が可能になります。

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リモート現場管理ツール『Log Walk』

《 2:現場確認 》
リモートでできること
→ PCやiPad、スマホでVR空間を確認
→ 工事進捗や安全管理を遠隔で実施

開発時、偶然にもコロナ禍というタイミングと重なりました。それでも『Log Walk』があることで、現場へは検査と立ち会いのみで、リモートでの対応が実現しました。

とある試験導入会社では、VR画像から断熱材のわずかな隙間を発見し、断熱欠損を回避することができたという事例もありました。担当監督が「現場では問題なし」と判断したものの、上司がオフィスからVR空間上で確認したところ、補強金具周りの取り合い箇所にわずかな光を見つけ、断熱欠損の発見につながったというものです。

このVR空間は、地図アプリの歩行者視点のように、空間内を進んだり360度に視点を切り替えたりする事が可能。従来のデジカメ撮影よりも、遥かに多くの情報を記録する事ができ、工事進捗や安全管理に効率的に反映していけるのです。

さらには『Log Walk』独自の技術により、空間内の移動をスムーズに実現。リモートでも、現場空間をストレスフリーに自由に歩き回れます。

Log Walk_チャットやファイル共有

《 3:指示出し 》
現場で指示出しをするのと同様、VR空間に付箋を貼って指示出しが可能。

『Log Walk』で生成されたVR空間には、ポイントポイントに付箋で情報を置くことが可能です。例えば、PDFデータで図面や仕様書などの資料を。JPEGデータで、詳細写真を捕捉することもできます。

付箋は、チャットを通じて個別や全体など状況に応じて宛先の選択が可能。現場の指示同様に「この場所はこの図面を確認しておいて」など、VR空間で施工指示が実施できてしまいます。

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《 4:時間軸 》
基礎工事も内装工事も、全工程のVR空間を管理。
工事の進捗により隠れてしまった箇所も、瞬時に確認可能に。

敷地調査から完成に至るまでの建築物件の全工程がVR空間に保存されます。VR空間内に、時間軸が発生するイメージです。断熱材・下地・配管などの情報が10年後も履歴が残るとしたら、リノベーションの参考だけでなく、民法改正により重要視されていく施工写真の記録対応にも安心です。

工事履歴を保存

■ ユーザー目線を第一とする開発陣

『Log Walk』の開発は、ログビルド中堀代表の「移動時間を削減したい」という思いに端を発します。

現場監督出身である中堀代表は、防犯カメラやウェアラブルカメラなど、時間削減を解決する、ありとあらゆる方法を試行錯誤します。しかし世界中どこを探しても、現場監督が必要とするものがない。「ないのなら作ってしまおう」という思いが、『Log Walk』のほか、遠隔操作可能なアバターロボット『Log Kun(※1)』などを含めたサービス『Log System』開発のきっかけとなりました。

世界にないサービスを開発するにあたりCTO(開発責任者)に迎えたのは、森貞 英彦 氏。90年代後半よりソニー株式会社(在籍当時)にて動画圧縮アルゴリズムの開発や、ロボットの技術開発(主に画像処理技術の応用)、さらにはゲームプラットフォームでの様々なアプリや実写VR技術開発に携わってきた年季の入ったエンジニアです。

何より、森貞氏はユーザー目線での開発を好み、前述の『Log Walk』VR空間内の移動のスムーズさは、代表的な地図アプリに慣れ親しんだユーザーをも満足せようという視点から作り上げています。このような日本初のツールとしながらも「現場の職人さん誰もが使えるように」を合言葉に、開発陣は現場に赴き、スマホに慣れていない職人さんでも扱えるものへと、日々ブラッシュアップし続けています。

現場で作業している写真

現場での開発作業の様子

■ AIが工事進捗を自動判断。ロボットとVR Photoにより取得した最新のデータ活用。

『Log System』では、『Log Walk』や『Log Kun』で取得した可視化データを、AIにより自動で工事状況を判断する機能を開発中です。

「壁面の施工進捗率45%」「天井部分の施工進捗率38%」など施工状況を判断し、工程表へ自動的に反映。従来は、経験とカンの要素が多かった下記のような現場進捗状況の判断も、AIの活用により自動化をめざします。

・納品材料の自動発注

・自動納品チェック

・職人への工事日の通知

また、取得データを分析することで、現場の寸法計測がリモートで実施可能。

BIM(3Dモデル)やCADとの連携も可能となります。

■ 業界全体の課題解決につなげる【現場2.0】

『Log Walk』がめざす未来には【現場2.0】というものを据えています。

職人が家を建て、すべて自分で管理していた時代を【現場0】とするならば、現在はさまざまな管理ツールが発達してもなお、現場には赴いている【現場1.0】の地点と言えます。この現状は、スマートフォンが発達していったとしてもなくならないと考えます。

『Log Walk』がめざすのは、現場に足を運ぶことなく管理および+αが叶う【現場2.0】です。よって、従来お使いの施工管理システムとの連携も可能とし、更なる機能の追加や機能向上についても開発が進められています。

『Log Walk』は、建築現場に関わる全ての人が使用可能なプラットフォームになって欲しいと願います。それらは、現場の課題を解決するだけでなく、ひいては建築業界全体の課題解決にも繋げていけるのではないでしょうか。

※1 『Log Kun』...リアルタイムの現場状況を可視化するアバターロボット
場所や有人無人問わず、現場のロボットをスマホやiPad、PCから操作。進捗確認や安全管理、品質チェックを移動レスで1日に何度もする事が可能です。高解像度な写真撮影や職人との音声通話はもちろん、装着したiPadに情報を映し出し、施工指示も可能。リアルタイムの現場情報を、監督のみならず設計士やコーディネーター全員で確認し、工程や品質管理を実施可能。

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『Log Walk』という、VR空間を駆使した日本初のサービスにより得られるものは『時間』。移動時間と言えども、その殆どは車のハンドルにより両手が拘束されてしまう時間です。現場監督や工務店経営者の両手が空く時間を大きく取り戻せるとしたら、その時間にはどれほどの価値が生まれるでしょうか?

さらには現場監督だけでなく、建築現場に関わるあらゆる人にもたらされるメリットは計り知れません。『Log Walk』は歯車のひとつに過ぎず、この大きな歯車が回り始めることで、建築業界全体に大きなイノベーションを起こせるとは、夢物語ではなく現実味を帯びたイメージに思えてなりません。

■ プレスリリース

■ Log Walk・Log Kun お問い合わせフォーム
https://www.casa-p.com/contact/
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