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息子の宿題 「家庭でのおしごと」を一緒に考えた結果。

GW中の息子の家庭科の宿題。

それは、家族の生活再発見!と見出しがあり、問いには「家庭での仕事を探してみましょう。」とありました。

そして、その宿題を母の日に手伝うことになった私。

どんな内容か見てみると、

  • 「衣類に関すること」

  • 「食事に関すること」

  • 「居住に関すること」

とそれぞれ枠があり、それぞれに当てはまる家事を書き込むものでした。

「え〜っと」、と言いながら書き込み始める息子。

「衣類に関すること。…だから、洗濯でしょ。…と他に何がある?」と考え込んで次がなかなか出て来ない。

「洗濯して、乾かして、それを畳んで、それをそれぞれのタンスに入れるのもまた違う仕事だよね、きっと。」

「で、アイロンもかけるし、ボタンが取れたら付けるし、ゴムが伸びたら取り替えるし、シミができたら染み抜きするし、サイズが合わなくなったら新しいの買うことも考えるよね。」

と、出てくる、出てくる。

自分で口に出してみて初めて気づくが、衣類だけでもなかなかどうして。結構出てきた。

それを聞きながらせっせと書き込む息子、プリントをみると3つぐらいしか書いてないし。なんだよッ。

(ちなみにシンガポールは年中暑いので『衣替え』がないのが大変有難いです。)

次のトピックの「食事に関すること」に移ると、お料理、片付け、で終わろうとする息子。

だが、ちょっと待った!!

「さて、お料理の前に何が必要だと思う?」

「え?…準備?」

「そうだね、準備も必要だけど、料理する材料がないと作れないから買い物に行かなくちゃだよね。で、今日は何のご飯にしようかって献立も考えるし。作った後は洗い物もあるし、ゴミ出しだってあるし、毎朝お弁当も作ってるしね。」

と付け加えると、「へ〜…」と感慨深い顔をしながら書き込む息子。

息子よ、その頭の中で今何を考えているんだい?

最後の「居住に関すること」には掃除機とモップと書いて終わりにしようとする息子の手を止めて、

「いやいやいやいや、居住ってことは、お家の中で快適に過ごせるためにどんなことをしてるか?ってことよね?」

「て、ことは、トイレ掃除もお風呂掃除もあるし、ティッシュや石鹸、シャンプーが切れないように買い足すことも含むんじゃない?」

「それに、庭の掃除も観葉植物への水やりも、埃払いも、窓拭きも、さっきのゴミ出しとかリサイクル品を出しに行くのとか。」

と、ここまで言うと、もうお腹いっぱいです状態の息子。笑。
確かにそうですよね。

こうやっ日頃から目に見えているメジャーな家事と、恐らく今まで気づきもしなかったであろうマイナーな家事が、息子と一緒に考えて可視化されたわけです。
そして、その書き込まれたプリントは、さながらマインドマップのようにも見えました。

最後にまとめとして、その感想を書かなければならないのですが、
息子の感想はというと、

「思ったよりもたくさんあってびっくりした。もっとお母さんのお手伝いをしないといけないと思った。」

と書いていたので、よしよし、そうだろう、そうだろう。と思い、

「じゃ、今日は掃除機やってくれるかな?」

と聞くと、

「えーーーー!!!なんで〜!!?宿題終わったら友達のところに行ってもいいって言ってたじゃん!」

ですって、、、、

おいおい、今書いた回答はうわべだけかよ…

この一連の息子とのやり取りから、なんとなく『ダイエットは明日から』を連想したのは私だけでしょうか。笑。

まぁ、今まで気づきもしなかった見えない家事に気づけた事だけでも、進歩ということに今日はしときましょう…

この宿題、我が子がどこまでを家事と見ているか分かり、なかなか興味深ったので、一度お子さんと一緒にやってみることをお勧めします。


シンガポールにも児童館のような場所を作りたい!という思いから育児支援コミュニティKidsPriorityCafeを発足し日本に帰国後も主催運営しています。頂きましたサポートは有り難く運営費に使わせて頂きます🙏また、コラボ希望も随時受け付け中!お気軽にご連絡ください😃