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待つ育児

今回は我が子が小さかった頃に、私が大事にしていたコトを書きます。

『待つ』と『やらせてみる』

この2つに重要なのは、何より
『ママ(主たる養育者、ここでは分かりやすくママと書きます)に心のゆとりがあるコト

ゆとりがなければどちらも出来ないので、私はいつも
「子育てに一番必要なものは、ママの心のゆとりだ」
と言っています。

お金や環境、知識や情報ももちろん必要ですが、それらがなぜ必要かと言うと、”ママの心のゆとりを得る為に大事なツール”だからです。

特に子育て世代においては、ママの心のゆとり以上に大事なものはないと思っています。

私は上の子が4歳、下の子が2歳になるまでは専業主婦だったので、時間には余裕がありました。

だからこそ実践できたコトで、毎日時間との勝負で
「そんな時間ないよ」
「待ってらいれない」
という意見が大半なのも分かっています。

そんな中、あえての提案だと思って聞いて下さい。

自我が芽生える2~3歳児

さて、本題です。
自我が芽生え始めた2~3歳くらいの子どもは、何でも自分でやりたがります。

着替えるのも「自分で!」
食べるのも「自分で!!」
歯磨きも「自分で!!!」

私の娘も
「じぶんで~!」
が口癖でした(笑)

この時の子どもは、どこから来る自信なのかは分かりませんが、自分で出来るつもりになっています。

そうして自分でやってみると、意外と難しい。
思うように行かず、全然うまく出来ません。
そして、出来ない自分にイライラして癇癪を起します。
(なんてめんどくさいんだ笑)

後に本で読みましたが、人間は脳の成長に対して身体の成長が追い付いてない珍しい動物だそうです。
頭ではしっかりと出来るイメージが湧いているのに、身体をそのイメージ通りに動かせない状態なんだそう。

他の動物はどちらかと言うと、イメージよりも先に出来てしまっているコトの方が多いらしいです。
(牛や馬が産まれてすぐに立ち上がるのが良い例です。)

人はこの”出来ない”コトに直面した時に、劣等感を抱くそうです。
(劣等感について、詳しくはコチラ↓)

待ってみる

子どもが出来ないコトに直面した時、心や時間に余裕がないと
「ほら、貸して」
とママが手を出してしまいます。

でもこの時に、手を出したい気持ちをぐっと堪えて、
『自分で出来ない』
と本人が気付くまで
、待ちます。

自分でやってみて出来なかった体験は、必ず本人に課題を投げかけてくれます。
その時は出来なかった悔しさが大きくて泣いたりしますが、
『なぜ出来ないのか』
自発的に考えるきっかけを与えます。

子育てはteachingではなく、coaching

子育てに限らず、部下の育成なんかも同じです。
手を差し伸べてやってあげたり、やり方を教えるのは簡単ですが、相手が自発的に学ぶ意欲のない時にそうしても意味がありません。

それどころか
『泣いたらママがやってくれる』
『助けを求めたら上司がやってくれる』
と学ぶだけです。

子どもが
「じぶんで~!」
と言った時は、
『自分でやってみたい!
学んでみたい!!』
と意欲のある時です。

その芽を育てるつもりで、どうか待ってあげて、納得いくまでやらせてあげて下さい。

「出来た!」という体験

娘が3歳の時、靴下を
「じぶんで、はくの~!!」
と言って聞かず、挑戦しては
「できない!!」
とごねて、靴下を投げる。

「もうくつした、はかない!!」
と、冬なのに裸足で過ごす毎日。。。

入口を広げて、その穴に足先を入れるのって、なかなか難しいんですよね。

ある日、いつも通り挑戦していたら、スポッと足が入り
「ママ、できた!!」
と言った時の、あの満面の笑みと輝かしいキラキラした瞳。

かかとの部分が逆になって、足の甲の上がポコッと膨らんでいましたが(笑)、あの時の顔は今でも忘れられません。


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