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接客・説明スキル向上の意義

 整備士は修理が出来るのが当たり前。
 車を売って、保険も売って、構造作動と故障箇所が上手に説明出来て一人前。もちろんそれだけではない。
 会社の損益計算がわかってこそ一流の整備士。
 タメ口で接客したり、約束の時間を守れないというのは整備士に限ったことではなく、どんな仕事でも通用しない。
 
 だから、『整備士なので話下手なんです』なんてのは言い訳にもならないし、ユーザーが友だちではないのなら、いくら親しくてもタメ口は止めた方がいい。これはそんな苦情。

     エンジンがかかりにくくなって馴染みの整備事業者に車を持ち込み点検をしてもらったユーザー。

    「バッテリーが弱ってるから交換しときますね」と、サラッといわれ(ここでカチンときていたらしいが長い付き合いもあり口をつぐんだ)、交換してもらった。

    交換の提案があまりに軽かったので、その言われ方だとさすがにバッテリーが原因なんだと思ったが、この後すぐ、走行中に急ブレーキがかかったようになった。

    すぐに事業場に戻って確認してもらったら、「オートマチックトランスミッションの部品がおかしい」といわれ、部品を交換してもらった。(何の部品かは説明なし)

    その帰り、市街地を定速走行していると車両が大きく前後運動をし始め、危険を感じたので車を路肩に止めて事業場に電話。

 「部品交換後に確認の試乗はしたの?」と、部品を交換してすぐのことだからキツめに聞いたら、「した。大丈夫」とタメ口でいわれ(ここでカチン)、再び乗り始めたが、症状は何も変わらなかった。

    タメ口叩かれるわ、車は直らないわ、お金はかかるわ、あまりに腹が立ち、事業場に戻って「一緒に乗って確認して」と同乗してもらい、容易に症状を確認。

 これで確実に修理してもらえると思ったところ、この従業員が「代車代はいいけど部品を交換しないと直らないから車を預からせてもらいます」とこちらの意向も無視。

 この話の進め方はさすがに限界。

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