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整備工場を対象に、掲載した内容を紹介する講習会をやっています。整備工場で発生したリアル…

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整備工場を対象に、掲載した内容を紹介する講習会をやっています。整備工場で発生したリアルなトラブルなので役に立つと思います。講習では活字に出来ないエピソードも交え、クイズ形式で解答を募り、答えを笑いに換えながら難しくなりがちな法律を一般論でわかりやすく説明します。

マガジン

  • 一般ユーザーからの苦情・相談 ⑦

    旧車等に乗りたい車好きは、自分である程度車を触れたほうがいい。旧車を新車のように乗るのにはやはり無理がある。 ※本稿は、実例を基に構成していますが、社名や個人名が特定できないよう、また論点がズレない範囲で脚色しています。ご了承ください。

  • 今なら笑える整備士新人時代の話他 ②

    今なら笑える新人整備士時代にやった失敗やおもしろユーザーの話などを思い出しながら、誰にでも楽しめるエピソード集として書いていく、パート2。 ※本稿は、実例を基に構成していますが話を面白くするために若干脚色をしています。ご了承ください。

  • 整備事業者からの相談 ⑤

    毎月請求書を送っていたら時効はないと思っている方の多いこと。売掛がトラブルの元なら種は払拭しないと。 ※本稿は、実例を基に構成していますが、社名や個人名が特定できないよう、また論点がズレない範囲で脚色しています。ご了承ください。

  • 一般ユーザーからの苦情・相談 ⑥

    理不尽なことを言う人も多いが、目を見開かされることも少なくない。相談の視点が事業者と違うのは勉強になる。 ※本稿は、実例を基に構成していますが、社名や個人名が特定できないよう、また論点がズレない範囲で脚色しています。ご了承ください。

  • 一般ユーザーからの苦情・相談 ⑤

    『車検時に車はバラバラにされて組み立てられる』と思っている人がいかに多いか。そんなことが一両日で出来るわけがないのだが。 ※本稿は、実例を基に構成していますが、社名や個人名が特定できないよう、また論点がズレない範囲で脚色しています。ご了承ください。

最近の記事

謝罪や話し合いは自社で

 1か月目の無料点検を実施してもらったというユーザーからの苦情で、「点検から戻ってきたら運転席ドア下ガーニッシュ(ドア本体ではない)に見覚えのない傷が出来ていて販売店側(この時はわからなかったがこれが配送委託業者だった)と一緒に傷を確認し、後日、ガーニッシュを新品に張り替えてもらうことになったがその交換作業が済み納車された時に、今度は反対側の助手席ドア下のガーニッシュに傷がついていた。2度目で少し強い言い方をしたが言い訳ばかりされた。交換してもらうことにはなったが、付き合いが

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    • 症状がわからず、支離滅裂

       走行中、車が故障し、保険会社に連絡したらレッカー会社が引き取りにきて最寄りの整備事業者に搬入されて修理されたが、修理後も症状に変化がなかった。 (後述するがこの時点でたいがいキレていたのでどんな症状か大変気にはなるが、話をじっくり聞くためここではまだ聞かない)  故障を直せない整備事業者をおかしいと思い、「整備士はいないのか?」と事業者に聞くと「いない」と言った。  整備士のいない事業者が自動車の修理をし、そのような事業者を放置しておいていいのか!と冒頭の苦情からここ

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      • 忍び寄る白い・・・

         真っ赤な輸入車に乗った女性ユーザーから「信号待ちなどで止まっていると異臭がする」との訴えがあり入庫した。  整備士がこの訴えを聞いて原因として想像するのは生き物(〇体)である。  もしそれなら仕事とはいえ、正直、嫌(笑)  しかし、このときの異臭は『ビニール』の焼けたような臭いだというのでそこは一安心。  早速、ピット(当時はまだあった)に真っ赤な輸入車を入れて私はピットの中に入り、異臭の原因を探した。  結果として原因はほぼ黒こげになったビニール傘で、マフラーに

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        • 先輩に聞いた軍手作業は不可

           恐い先輩のやさしさ(指導)に「軍手をして作業をするな」というのがあった。  いろいろと教わっていたのと恐いという先入観もあり、新人は言われたことに逆らわず、たいてい鵜呑みしていた(笑)  そんな新人の私にある日、タイヤのローテーション(今では聞かない前後左右の入替えとかが当時は普通にあった)が命じられた。  ジャッキ・アップしてインパクト・レンチを使い、ホイールボルトを緩める。  1本目、2本目、3本目と取り外し、最後のタイヤを足で押さえ、ホイール・ボルトを緩めてタイヤに手

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        謝罪や話し合いは自社で

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        マガジン

        • 一般ユーザーからの苦情・相談 ⑦
          44本
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        • 今なら笑える整備士新人時代の話他 ②
          25本
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        • 整備事業者からの相談 ⑤
          43本
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        • 一般ユーザーからの苦情・相談 ⑥
          50本
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        • 一般ユーザーからの苦情・相談 ⑤
          50本
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        • 一般ユーザーからの苦情・相談 ②
          50本
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        記事

          修理したのにオイル洩れ

           オイル漏れの修理依頼をしたが直っていないのに納車されたというユーザーからの苦情。以下、相談者の説明。  漏れている箇所は[『オイル・シール』と言われ、5万円の見積額が提示されたが請求されたのは6万円だった。  代金は支払ったが、修理した後、自宅車庫に止めて約2時間後、直す前に出来ていたオイル溜まりの跡に同じオイル溜まりが出来ていた。  見積もりの差額にも釈然としなかったし、直っていないのはさらに腹立たしく、苦情を言うと「AT本体を交換する必要がある」と言われ、さらに怒

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          修理したのにオイル洩れ

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          消耗品の補償と口頭説明責任

           車検・整備付き中古輸入車を購入したが納車時からブレーキング時に異音が出ていた。  販売店に伝えると「車検でブレーキを分解しているのですぐ消えるから様子を見て」と言われて使用し続けた。  それから1ヶ月も経たず、ブレーキの効きが極端に悪くなり音も大きくなったことから不安になって購入店とは違う正規輸入販売店に車を持ち込んだ。  すると「ブレーキパッドの残量がなく、既にローターも削っている」と言われた。  修理見積りの金額も高額だったので購入店にこのことを伝え、保証(求償

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          廃車は相続手続きの確定後

           「すでに亡くなっている人の車を廃棄してほしいという依頼がユーザーからあった」と事業者から相談があったがこの類の相談は比較的多い。  普通乗用車の所有者・使用者ともに故人の名義で所有者が亡くなってから移転登録の手続き(出来ないが)もせず、故人の従兄弟の子が毎年の税金を支払い、検査の時は必要な書類を作成し、10年近く乗り続けてきたそうだ。  それはそれで問題だがここを今、深く掘り下げても仕方がない。  相談事業者の話では、その車が古くなり壊れて修理見積り代金が高額で乗り換

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          友人から譲られた前歴不明車

           友人から譲ってもらった車の定期点検を近隣のメーカー系販売店で受けてすぐ、出先でバッテリーがあがり、ロードサービスの利用を余儀なくされた。  ロードサービスの人がその場で点検をした結果、オルタネーターの充電不良がわかり定期点検を行った販売店に苦情を言って車を搬入してもらった。  そこで改めて点検してもらったところ「オルタネーターの充電不良よりはバッテリーが問題だ」とのアドバイスがあり、オルタネータの充電不良については車検時にリビルド品に交換してもらうことにして今回はバッテ

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          友人から譲られた前歴不明車

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          整備保証とは無償修理のこと

           車検を実施した翌月、走行していると水温が上がっていて驚き、目の前のホームセンターの広い駐車場に車を止めてフードを開けたところ、リザーブタンクが空になっていた。  いつから上がっていたのか気づかなかったがホームセンターに車を止めたのはある意味ラッキーでクーラントを購入し、リザーブタンクに入れて再び走りだした。  走りだしてからしばらくは水温も上がらなかったが、再び水温が上がり始めたときにエンジンが止まってしまった。  車を路肩に止めてリザーブタンクを確認したがクーラントは

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          バッテリー交換で不当請求

           以前からバッテリーが弱っていることはわかっていたがついに夜間の出先でエンジンがかからなくなってしまった。  出先だが出張でバッテリーを交換してもらおうとネット検索し、『24時間対応、3千円~』と書かれていたホームページを見つけ、その事業者に電話した。  すると「バッテリーサイズから、交換するなら出張費込みで2万8千円ほどと夜間割増しが必要になる」と言われた。それでも比較的『良心的』だと思えたので了承し、出張作業を依頼した。  しはらくしてその事業者がやって来て、「バッ

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          バッテリー交換で不当請求

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          水洩れの判定で思った疑問

           新車から1年目の点検を受けた際、「何か気になることはないか」と聞かれたから「ウォーターポンプ付近にクーラントの洩れ跡がある。修理(または交換)してほしい」と販売店に申し入れていた。  ところが点検を終えた販売店は「クーラントの洩れた『跡』はあるが現状、洩れ自体は確認出来ず修理も(ウォーターポンプの)交換も出来ない」とクーラントの洩れた跡についていた付着物もそのままで掃除もされずに納車された。  洩れた跡にある付着物を私が取り除いてクーラントが洩れた場合、私が故障を作った

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          履き違えた未達の再修理

           エアコンが冷えなくなり診てもらったところ『コンプレッサーからのガス漏れ』と言われて10数万円の見積りを提示された。  作業内容と金額に納得・了承し修理を依頼。納車時に修理金額の全額を支払った。  ところが、10日程経ってまた冷えなくなり、事業者に連絡すると「エバポレーターからガスが漏れている」と、再び10数万円の見積り額が提示された。  私(相談者)は一回目の修理時に『エアコンの修理』を依頼したのであって、コンプレッサーを交換してほしいと依頼したわけではない。  エ

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          やはり必要!整備士の説明スキル

           メーカー系販売店で購入した車の継続検査を同店に依頼した。  概算見積書を出してもらったところ、24ヶ月点検と検査費用の他に『シーズン前点検2000円』というのが記載されていた。  24ヶ月点検とシーズン前点検の違いを聞くと「冬を迎えるにあたり行う点検で24ヶ月点検では行わない別メニューのチェックで給脂等を行う」とのことだった。  しかし、24ヶ月点検を行うのに別に点検を行うということがどうにも解せず、重ねて聞いたが「安全を担保するために必要な点検だ」と言い、話が噛み合

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          追加請求の支払い義務は

           車検で概算見積りを出してもらい、その金額を全額先払いした。  車検後、「請求金額に間違いがあり追加料金を支払ってほしい」という連絡があったが、車検中、追加の部品や作業の連絡はなかったので追加請求には納得出来ない。こういうものは支払わないといけないのか?という相談。  相談内容が微妙にぼやかされわかりにくい(こういう断片的な苦情は大概、何かを隠している)が、「金銭問題であれば関与しない」と釘を刺した上で当該事業場に連絡してみることにした。

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          10年越しでも同じ異音だから

           新車で購入した軽自動車が2年ほど経ったころに、走行中、原因不明の異音がするようになった。  販売店に相談すると無償で『ミッションオイル』を交換し異音を消してくれた。  それから9年が経ち、再び同じような音が出るようになったので販売店に相談した。  私(相談者)としては前回同様、『ミッションオイル』を交換して音を消してもらえると思っていたが、販売店は「ミッション内部の異常でコンプリートで換装する必要がある」と言って約28万円の概算見積額を提示してきた。  金額もだが有

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          事をすませば後片付けを

            納車前に清掃作業を行うのは今も昔も同じ。  その清掃作業を何も考えずに行うと思いもしないものに出くわすことがある。  ある時、ユーザーに「掃除してくれてありがとう。50円、見つからなかった?」と聞かれたときは『試されたのか?』と思ってしまった。  リアシートのハンガーに掛けていた服を取った時にポケットから小銭をばら撒き、探したけど50円足りなかったのだとか。  よく覚えているな、とは思わないこと。普通は覚えていると思ったほうがいい(笑)

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          事をすませば後片付けを

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