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自動車整備作業に関係するリアルな苦情や笑える相談(笑えないものは笑えるようにちょっと手…

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自動車整備作業に関係するリアルな苦情や笑える相談(笑えないものは笑えるようにちょっと手を加えて)を紹介する。

マガジン

  • 今なら笑える整備士新人時代の話他 ①

    今なら笑える新人整備士時代にやった失敗やおもしろユーザーの話などを思い出しながら書き綴るエピソード集。 ※本稿は、実体験ですが古い話でもあり記憶違いや若干の脚色はご了承ください。

  • 今なら笑える整備士新人時代の話他 ②

    今なら笑える新人整備士時代にやった失敗やおもしろユーザーの話などを思い出しながら、誰にでも楽しめるエピソード集として書いていく、パート2。 ※本稿は、実体験ですが古い話でもあり記憶違いや若干の脚色はご了承ください。

  • 一般ユーザーからの苦情・相談 ⑦

    旧車等に乗りたい車好きは、自分である程度車を触れたほうがいい。旧車を新車のように乗るのにはやはり無理がある。 ※本稿は、実例を基に構成していますが、社名や個人名が特定できないよう、また論点がズレない範囲で脚色しています。ご了承ください。

  • 整備事業者からの相談 ⑤

    毎月請求書を送っていたら時効はないと思っている方の多いこと。売掛がトラブルの元なら種は払拭しないと。 ※本稿は、実例を基に構成していますが、社名や個人名が特定できないよう、また論点がズレない範囲で脚色しています。ご了承ください。

  • 一般ユーザーからの苦情・相談 ⑥

    理不尽なことを言う人も多いが、目を見開かされることも少なくない。相談の視点が事業者と違うのは勉強になる。 ※本稿は、実例を基に構成していますが、社名や個人名が特定できないよう、また論点がズレない範囲で脚色しています。ご了承ください。

最近の記事

『くらい』と電気屋な(やな)客 

 わりあい高価なオーディオ(といっても当時はカセットデッキ)を購入してくれた(当時の私から見れば高齢の50~60歳くらい)ユーザー。  その取付けも一緒に依頼され請け負ったが、納車時間を切られた。  携帯電話等のない時代、請け負ったら何が何でも指定時間に間に合わせるのがプロ。  他の仕事は全て後回しにし、なんとか約束時間に間に合った。  その指定時間から若干遅れて車を取りに来たユーザー、請求書を見て「取付工賃って何だ?」と。  いやいやいや、工賃は別です。口頭ですが

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    • 自慢の低燃費実現方法

       前進3速の当時のAT車。運転は楽でもMT車に比べて燃費が悪い。しかも加速が緩慢だから『オッサンが乗る車』というイメージしかなかった。  ところが時代は流れ、4速ATが一般化しロック・アップ機構が装備されて燃費が改善されてくると運転は楽、変速もスムーズと言いところがクローズアップされてAT車に乗り換える人が増え、運転免許にもAT限定免許が出来るほどATが一般的となり、今やその比率は絶対的である。  とはいえ、やはり燃費ではMT車に勝てない。そこで素人判断で燃費向上に取り組

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      • 赤色パスター星人

         新人の私に、トラックにシャシ・レッド(足回り塗装の赤)を塗る指示が出た。  が、乗用車に使い切りの缶塗料の『パスター』でシャシ・ブラック(黒)を塗る作業は常に行っていたが、スプレー・ガンを使ってトラックに塗る『シャシ・レッド』は塗ったことがなかった。  赤とシンナー(水性塗料はなかった)の調合割合わからない、というかかなり以前に教えてもらった記憶はある。しかし、思い出せない。  聞いているとわかっていて聞くの(2回目)も恥ずかしい。  とりあえず、共用スペースにあるス

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        • 尻拭いしても怒れない理由

           自分の失敗もさることながら、後輩や新人もやってくれる。そう考えると人の尻拭いが出来るようになるとは、人間(私)って、成長するもんだなぁ(笑)  ステアリングのラック・ブーツを交換するよう指示された学校卒の新人が、ピットで作業を始めてしばらくすると「ハンドルを回して貰えませんか?」といってきた。  「ラックがピニオンに当たりハンドルを回しながら押し込まないと元に戻らない」という、わかったような『手伝い』の依頼だが、ひょっとしたら?と思い、見てみると、予想通り、破れたブーツ

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        『くらい』と電気屋な(やな)客 

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        マガジン

        • 今なら笑える整備士新人時代の話他 ①
          62本
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        • 今なら笑える整備士新人時代の話他 ②
          0本
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        • 一般ユーザーからの苦情・相談 ⑦
          44本
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        • 整備事業者からの相談 ⑤
          43本
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        • 一般ユーザーからの苦情・相談 ⑥
          50本
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        • 一般ユーザーからの苦情・相談 ⑤
          50本
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        記事

          恐怖は一つではない

           2柱リフトでリフト・アップした大きなスポーツタイプの2ドア車の車検手入れをしていた先輩から「ブレーキのエア抜きを手伝って(ペダルを踏んで)くれ」と頼まれた。  2ドア車はリフト・アップしたままドアを開けるとドアの重さで、ドア・ヒンジ部に負荷がかかってドアが閉まりにくくなる・・・ことがある。  しかし、この時の私のレベルではそんな事はついぞ知らない(笑)←笑っていていいことではない。  で、先輩がエア抜きの準備をしているときに勝手にリフト・アップされた車に乗り込もうとド

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          恐怖は一つではない

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          危険!異音の音源探し

          「助手席付近からプラスチック(のようなものを)弾くと出る(ような)ピチピチ音が(時々)する。怖いから直して」という修理の依頼があった。  ステアリングを操作した時などに小さなギャップを踏むと出やすいという。  音は先輩がユーザーと同乗して確認しているし、音源も助手席足元で間違いないというので、音源を見つけたらすぐに対処できそうだと先輩と私、2人一組で音源を絞り込むための試乗に出かけた。  もちろん、自動車を運転するのは私で先輩から音の出やすい状況を聞き、先輩は助手席に仰

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          危険!異音の音源探し

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          3万ボルトの衝撃

           先輩の『いたずら』で『させられた点検』…といえばプラグコードでおこなうバランステスト(笑)  整備士ならこれだけでわかる話だと思うが、今なら完全パワハラまたはいじめになる可能性が高い(笑)  新人への歓迎の意味もあり「エンジンの調子が悪い」という車が入庫した場合にその「テスト」を指示される。  素直だった新人(私)の質問は「バランステストってなんですか」(笑)とと聞き、その意味及び点検方法を説明されて作業を開始。  先輩はいなくなったが、その様子は遠くから眺めていた

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          3万ボルトの衝撃

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          謝罪や話し合いは自社で

           1か月目の無料点検を実施してもらったというユーザーからの苦情で、「点検から戻ってきたら運転席ドア下ガーニッシュ(ドア本体ではない)に見覚えのない傷が出来ていて販売店側(この時はわからなかったがこれが配送委託業者だった)と一緒に傷を確認し、後日、ガーニッシュを新品に張り替えてもらうことになったがその交換作業が済み納車された時に、今度は反対側の助手席ドア下のガーニッシュに傷がついていた。2度目で少し強い言い方をしたが言い訳ばかりされた。交換してもらうことにはなったが、付き合いが

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          症状がわからず、支離滅裂

           走行中、車が故障し、保険会社に連絡したらレッカー会社が引き取りにきて最寄りの整備事業者に搬入されて修理されたが、修理後も症状に変化がなかった。 (後述するがこの時点でたいがいキレていたのでどんな症状か大変気にはなるが、話をじっくり聞くためここではまだ聞かない)  故障を直せない整備事業者をおかしいと思い、「整備士はいないのか?」と事業者に聞くと「いない」と言った。  整備士のいない事業者が自動車の修理をし、そのような事業者を放置しておいていいのか!と冒頭の苦情からここ

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          忍び寄る白い・・・

           真っ赤な輸入車に乗った女性ユーザーから「信号待ちなどで止まっていると異臭がする」との訴えがあり入庫した。  整備士がこの訴えを聞いて原因として想像するのは生き物(〇体)である。  もしそれなら仕事とはいえ、正直、嫌(笑)  しかし、このときの異臭は『ビニール』の焼けたような臭いだというのでそこは一安心。  早速、ピット(当時はまだあった)に真っ赤な輸入車を入れて私はピットの中に入り、異臭の原因を探した。  結果として原因はほぼ黒こげになったビニール傘で、マフラーに

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          先輩に聞いた軍手作業は不可

           恐い先輩のやさしさ(指導)に「軍手をして作業をするな」というのがあった。  いろいろと教わっていたのと恐いという先入観もあり、新人は言われたことに逆らわず、たいてい鵜呑みしていた(笑)  そんな新人の私にある日、タイヤのローテーション(今では聞かない前後左右の入替えとかが当時は普通にあった)が命じられた。  ジャッキ・アップしてインパクト・レンチを使い、ホイールボルトを緩める。  1本目、2本目、3本目と取り外し、最後のタイヤを足で押さえ、ホイール・ボルトを緩めてタイヤに手

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          修理したのにオイル洩れ

           オイル漏れの修理依頼をしたが直っていないのに納車されたというユーザーからの苦情。以下、相談者の説明。  漏れている箇所は[『オイル・シール』と言われ、5万円の見積額が提示されたが請求されたのは6万円だった。  代金は支払ったが、修理した後、自宅車庫に止めて約2時間後、直す前に出来ていたオイル溜まりの跡に同じオイル溜まりが出来ていた。  見積もりの差額にも釈然としなかったし、直っていないのはさらに腹立たしく、苦情を言うと「AT本体を交換する必要がある」と言われ、さらに怒

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          消耗品の補償と口頭説明責任

           車検・整備付き中古輸入車を購入したが納車時からブレーキング時に異音が出ていた。  販売店に伝えると「車検でブレーキを分解しているのですぐ消えるから様子を見て」と言われて使用し続けた。  それから1ヶ月も経たず、ブレーキの効きが極端に悪くなり音も大きくなったことから不安になって購入店とは違う正規輸入販売店に車を持ち込んだ。  すると「ブレーキパッドの残量がなく、既にローターも削っている」と言われた。  修理見積りの金額も高額だったので購入店にこのことを伝え、保証(求償

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          廃車は相続手続きの確定後

           「すでに亡くなっている人の車を廃棄してほしいという依頼がユーザーからあった」と事業者から相談があったがこの類の相談は比較的多い。  普通乗用車の所有者・使用者ともに故人の名義で所有者が亡くなってから移転登録の手続き(出来ないが)もせず、故人の従兄弟の子が毎年の税金を支払い、検査の時は必要な書類を作成し、10年近く乗り続けてきたそうだ。  それはそれで問題だがここを今、深く掘り下げても仕方がない。  相談事業者の話では、その車が古くなり壊れて修理見積り代金が高額で乗り換

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          友人から譲られた前歴不明車

           友人から譲ってもらった車の定期点検を近隣のメーカー系販売店で受けてすぐ、出先でバッテリーがあがり、ロードサービスの利用を余儀なくされた。  ロードサービスの人がその場で点検をした結果、オルタネーターの充電不良がわかり定期点検を行った販売店に苦情を言って車を搬入してもらった。  そこで改めて点検してもらったところ「オルタネーターの充電不良よりはバッテリーが問題だ」とのアドバイスがあり、オルタネータの充電不良については車検時にリビルド品に交換してもらうことにして今回はバッテ

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          整備保証とは無償修理のこと

           車検を実施した翌月、走行していると水温が上がっていて驚き、目の前のホームセンターの広い駐車場に車を止めてフードを開けたところ、リザーブタンクが空になっていた。  いつから上がっていたのか気づかなかったがホームセンターに車を止めたのはある意味ラッキーでクーラントを購入し、リザーブタンクに入れて再び走りだした。  走りだしてからしばらくは水温も上がらなかったが、再び水温が上がり始めたときにエンジンが止まってしまった。  車を路肩に止めてリザーブタンクを確認したがクーラントは

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