グエン

どうもこうもねえよ!パルプを読んだらパルプを書く!!逆噴射小説大賞にエントリーする為に急造されたアカウントです。とりあえず逆噴射小説大賞の応募は締め切られたのでエントリー作品の続きをマイペースに投稿する予定です。俺のパルプ読め!そしてお前のパルプ読ませろ!!

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どうもこうもねえよ!パルプを読んだらパルプを書く!!逆噴射小説大賞にエントリーする為に急造されたアカウントです。とりあえず逆噴射小説大賞の応募は締め切られたのでエントリー作品の続きをマイペースに投稿する予定です。俺のパルプ読め!そしてお前のパルプ読ませろ!!

マガジン

  • ハントマン・ヴァーサス・マンハント/第2章

  • ノー・マーシー、ノー・ヒューマン

    ニンジャスレイヤーソロTRPGのリプレイ記事を投稿した後、纏めて放り投げておくスペースです。パッとしないサンシタニンジャ「ノーマーシー」の繰り出す七転八倒の記録を辿ることが出来るでしょう。……それも彼が爆発四散するまでの話ですが。

  • ハントマン・ヴァーサス・マンハント

    逆噴射小説大賞に応募にしたパルプ小説と、その続きを思いつくまま書き殴っています。ヘッダー画像もそのうち自前で何とかしたいのですが予定は未定のままであります。

  • メルツェルの人形狩り

    第1回逆噴射小説大賞の二次選考を突破した「人形狩り人形の長い夜」と、その続編を気が向いたら投稿しています。こちらも1回の投稿は400文字以内(※「続く」と「承前」の文字は除外)に収めています。

  • 逆噴射応募

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ぼくは(狂った)王さま

 王さまはたまごやきが大すきで、その執着が狂気に達するまでに、そう長い時間はかかりませんでした。いつかこんな日が来ることは大臣もかくごしていたのかもしれません。 「ああ。今日こそは、ぞうのたまごやきが食べたいな」  王さまを揶揄した道化が今日も牢屋に入れられました。それでも道化は立派につとめを果たしたのです。それにくらべて、今の自分はどうしたことだ。めいきゅうの試練を乗り越えてこのえ兵にとりたてられたアラカは王さまに意見できない自分のいくじの無さに臍をかむ思いでした。昔の

    • パルプの後始末2024(約1000文字)

      皆さん、今年もお疲れ様でした。悔いのない弾丸は撃てましたでしょうか? おれ? おれはね、何だか今年もダメそうだなという予感が日に日に強まっているところです。 当初の構想としては「なんで世界にはダンジョンがあるの?」という疑問に自分なりの答えを出そうとしたパルプだったのですが、書いては消してを繰り返すうちに「今やってるローグライクと、有名な古典的ダンジョンRPGの正面衝突事故どうぞ!!」みたいな800文字になってしまいました。 街の外には「本当のダンジョン」があって、そこに

      • 再生可能世界伝説【挫折編】

        「裏切り者の寝首を掻いた私は、やはり裏切り者と呼ばれるのだろうか」  かつて南極と呼ばれた大陸の、溶けない氷の中で何世紀も寝たままの弟の見舞いに訪れる度に、エルフの女王は砕氷船の甲板で憂鬱になる。 「女王、あれは聖戦だったのです」 「やむを得ない措置だったと信じています」  左右から女王を励ますのは兵隊エルフだ。所詮は追従者の言である。 取り囲むのは船員でもある働きエルフ。つまり追従者の追従者である。   彼女の弟は創造主からの「人類と惑星を救いなさい」という使命に逆ら

        • 穢土の敵を浄土で討つ百の計略

           地下迷宮の深層に未知の魔物が現れたという報告を城塞都市の領主が耳にしたのは未明のことで、それは吸血鬼の貴族でもある彼女が迷宮の最奥に構える事務所に押し入った冒険者の集団を適当にあしらって、地上の屋敷で就寝しようという時間帯のことであった。 「ふふ、未知ですって?」  その場では一笑に付したが、床に就くと胸騒ぎがした。もはや迷宮に「未知」などあろうはずが無かった。活版印刷の申し子、「攻略本」なる指南書の頒布によって迷宮の構造、待ち受ける敵手の分布図、効率的な鍛錬の手順、稀

        • 固定された記事

        ぼくは(狂った)王さま

        マガジン

        • ハントマン・ヴァーサス・マンハント/第2章
          10本
        • ノー・マーシー、ノー・ヒューマン
          19本
        • ハントマン・ヴァーサス・マンハント
          158本
        • メルツェルの人形狩り
          52本
        • 逆噴射応募
          8本

        記事

          推敲が……推敲が終わらない……!

          推敲が……推敲が終わらない……!

          再生可能世界伝説【#むつぎ大賞2024】

           何の変哲もない戦士の死体、大陸の先住民居住区から来たと思しき風貌の魔術師の死体、そして勇者大学を出たばかりの若い勇者の死体が三者三様の姿勢で「基準塔」の床に転がされている。 返り討ちであった。彼らの奇襲は読まれていたのだ。 目的地である塔の最上階までは目と鼻の先というところだったのに。 そして残されたエルフの尼僧は、死闘を制した直後で息を荒げた遺跡荒らしに囲まれて困惑したように微笑んでいる。 降参しようと両腕をあげたら、何やら彼らを怯えさせてしまったのだ。 「何だ、その構

          再生可能世界伝説【#むつぎ大賞2024】

          ぼくは(狂った)王さま #99

          「アラカへのプレゼントというのは、その死体のことか。謀反者とて、その亡骸を玩んで良いなどという道理は無いぞ」 「安心してください。ちゃんと生き返らせてから玩具にするに決まっているでしょう?」  そう言いながらプリスが取り出したのは、何やら小石が詰まった靴下のようでした。その鈍器でユキエの死体を思い切り打擲すると、あら不思議。其処にあるのは成人した女性の亡骸ではなく、生まれたばかりの赤ちゃんの死体があるばかりでした。それを見てアラカは、まだ王さまが王子さまだった頃にダンジョ

          ぼくは(狂った)王さま #99

          ずっとやってたゲームの話

           ずっとやってたんですよ、風来のシレン6。今のところ僕の総プレイ時間は「290時間以上」だそうです。前述の投稿は、シリーズ恒例である99階建ての最難関ダンジョンを「壱」から「拾弐」までの通し番号が入った石を回収しながらゴールを目指すというやり込みを達成した記念にツイートしたものです。どんなに辛い挑戦なのかはボンズ殿が何か月も前に投稿されていた記憶があるので、その難しさについて改めて僕からあれこれ書くことも無いでしょう。というか、やってみたら思ったほど難しくなかったな……どうせ

          ずっとやってたゲームの話

          部下(つまり俺)との待ち合わせよりも喫煙室で仲間とタバコを吸うことを優先した上司の裏切りにあって新年度は最悪のスタートを切ったのであった……。

          部下(つまり俺)との待ち合わせよりも喫煙室で仲間とタバコを吸うことを優先した上司の裏切りにあって新年度は最悪のスタートを切ったのであった……。

          エイリアン(移民)とエイリアン(異星人)の勘違いは面白いなアルフ……

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          連続投稿日数のことを忘れる踏ん切りがつきました。さよなら皆さん、またパルプの季節まで。

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          掛け持ちしている二つのソシャゲが同時に大型アップデートされて、こう、そろそろついていけなくなりそうだなと思う今日この頃でありました。

          掛け持ちしている二つのソシャゲが同時に大型アップデートされて、こう、そろそろついていけなくなりそうだなと思う今日この頃でありました。

          ダンジョンは宇宙なのかもしれない。「俺の宇宙では音が出るんだよ」と言った映画監督の真意はさておき、ダンジョンは、あらゆるもの(その殆どが財貨、罠、怪物だとしても)が隣り合わせに存在しうる一種の宇宙なのかもしれない。そりゃ創作者は手っ取り早く使おうとするだろうよ! 俺とか!!

          ダンジョンは宇宙なのかもしれない。「俺の宇宙では音が出るんだよ」と言った映画監督の真意はさておき、ダンジョンは、あらゆるもの(その殆どが財貨、罠、怪物だとしても)が隣り合わせに存在しうる一種の宇宙なのかもしれない。そりゃ創作者は手っ取り早く使おうとするだろうよ! 俺とか!!

          noteのアプリからおすすめ記事の通知が来るのは今までは一日に一回だったのに今では二回、三回になっているのはマジで何とかしないといけないという気がしている。

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          「デス組合」なるサークル(スタジオ?)が開発しているらしい『勇者パーティはぜんめつしました』というゲームが気になる。チョー気になる。

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          ぼくは(狂った)王さま #98

          「……きょうかいでのお勤めが辛くて苦しいものであることは何度も聞かされているから知ってるつもりになっていた。だけど、まさかプリスほどのシスターでも、辞めたくなるほど大変なものだとは知らなかった……」  おかしな方向に話が動き始めました。火に油を注ぐリスクを知りつつもプリスは慌てて軌道修正を計ります。 「……何か勘違いをされているようですが、私は司教さまの下知によって、良い子にしていたアラカ君にプレゼントを持参した次第でありまして」  自らの立場を繰り返し主張するプリスで

          ぼくは(狂った)王さま #98