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ツナガル 分断と団結

「おーい。コヨミはどこにいった?コヨミ」

わたしが小学生の時,実家の父がよく言っていた。

「は?コヨミ?なにそれ」

小学生のわたしは,「コヨミ」が「暦」だってことに気づいていなかった。

てか,お父さん,暦って,いつの時代だよ?

一応,父は昭和の生まれの団塊の世代(第二次世界大戦後の1945年生まれあたりの世代)あたり。

今でこそ,高齢者だけど,当たり前だが,わたしが子どもの頃は,それなりに若いワケで。

昭和末期から,父は,やたらと使う言葉が古かった。

「チョウメン!チョウメン!」

「ああ,ノートのことね」

さすがに帳面くらいは,わたしでもわかった。

でも,令和になっても,染み付いた言葉は変わらない。

「エモンカケはどこ?」

「は?なにそれ?」

本気でわからなかった。

エモンかけとは,ハンガーのことで,昔は,和服を「衣文(ころも)」と言ったから,衣文をかけるものという意味。

お父さん,あなたが着ているのは,洋服ですけど?

そんなことをぼんやり,思い出した,令和のお正月。

わたしは,実家出入り禁止を母から言い渡されているので,お正月も帰っていない。

7月に実家に子どもたちを連れて行ったきり,実家との交流が絶たれて久しい。

父の大正時代からタイムスリップしてきた人みたいな物言いが聞けないのは,つまらない。

世代間の交流があるから,家族は楽しいワケで,同世代と子どもしか,いない社会は,イビツだと思う。

カレンダーを暦って言うヒトがいる方が楽しいじゃないか。

西洋かぶれ(大正を通り越して明治時代かよ?)の暦じゃなくても,いいじゃないか。

※西洋の暦とは,太陽の運行をもとに計算したローマ帝国のグレゴリウス帝が編纂したグレゴリオ暦でありますね。

このように、子どもの世界からみても親の世界は、異次元だったのに、世代間の分断が最近は、もっと進んでしまった。

そう、ソーシャルデスタンスってやつだ。


でも、これは自分から、意識的に脱しておかないとトンデモナイ弊害が起きると思う。

だって、結論からいうと、人は人を欲する社会的な動物だからだ。

ムーンショット計画ってご存知?(内閣府HPを見て!)

人が身体・脳・空間・時間の制約から解放された社会を実現!


心理学者として非常にビミョ〜なんだけど。

この計画は、メンタルや身体をますます害しそうな気配がプンプンする。

なぜなら、人って、コミュニケーションが

「最高の生きる喜び」

(生存本能)💕

🌟人と会うこと
🌟人と話すこと
🌟人に触れること
🌟人と会食すること

専門用語で「社会的行動」と

言いますが、新コロのご法度「三密」

(密集・密閉・密接)の反対が

社会的行動なんです❗️

ざっくり言えば「コミュ脳力」

(コミュ力)💦

寂しさ(孤独)への恐怖は、

人の脳神経にセットされていて、

本能的に孤独を人は避けるんです💦

この孤独感を薄めるためには、

みんなで、呑んだり、食べたり、

喋ったり、繋がるしかないジレンマ……。

上手く工夫して、人とのココロの

繋がりは、なんとか

切らないようして欲しいです❗️

論文や所見書き、心理面接にまみれているカシ丸の言葉の力で、読んだ人をほっとエンパワメントできたら嬉しく思います。